MikuOshikaさんの映画レビュー・感想・評価

MikuOshika

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市子(2023年製作の映画)

3.7

こんな悲しすぎる物語見るんじゃなかった
という感情と杉咲花という俳優の市子への熱量と演じているという彼女の力量が
これでもかというほど
心にグサグサ刺さった。
あんなにも幸せな瞬間が
こんなにももろく
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.6

全てはラストの覚醒のための映画。
ヒーロー映画らしく
きちんと最初と最後で見せ場を作ってくれている演出が良いね。
家族や友人との絆がテーマでもあり
ほんとにジャスティスリーグが働く世界線で活動してるの
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.6

老人無双って心躍る。
物理的にも心理的にも勝るじぃちゃん優勝やん。
捕虜として匿われてた女性たちもこれまたかっこいい。そこに痺れる憧れる。
並んで颯爽と戦う姿には鼻血が出そうでした。
ハリウッド張りの
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

生きている糧と煌めきとは。

日常に落ちているなんでもない風や光
不満はあるけれど
息をし太陽を浴び、空を見上げ、雲が横切り鳥がさえずる
葉がいきいきと揺れ、クラクションや車のエンジン音
風とともに飛
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.7

若かりしジェフブリッジズ渋ぅぅぅぅ!
ひょんな事でリボウスキスイッチが入ってしまったので改めて鑑賞。
元軍人の友人ウォルターの存在と行動が
事を最悪の事態へと発展していく様がなんとも。
このおじさん3
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.9

やっと観れた!
結果やっぱり観て良かった!!
ざっくり周りからも感想は聞いていたけど
想像以上に楽しめた。
まず雑用係のウザしゃべりフラッシュのエズラミラーが大好きになれた。
今作では短髪とウザ無造作
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

タイ×韓国ホラー。
韓国ホラーらしい演出とタイホラーのジメジメ感が恐怖を煽る。
祈祷師を代々受け継いでいくという一族の娘の突然の体調不良となにかに憑依され、なにかに蝕まれゆく精神と身体。
わたしも受け
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処女の泉(1960年製作の映画)

3.7

“神とは”

最初から最後まで目が離せない
この世に神は存在するのかしないのか
声をかけ祈っていても
応えてはくれない存在
だけど確かに神はそこで見守っている
どれだけ祈れば届くのか
無宗教の多い日本
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

果たしてこれは“最悪”なのか。
自分探しを追求し続けるのはいい事
煮詰まってきたとき、新しいものが見つかったとき、いまのかんじょうを上手くコントロール出来なくなったとき
自分自身の人生だから
決定権は
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プロミス/戦慄の約束(2017年製作の映画)

3.5

タイホラー。結構好きかも。
なんかジメッとした暗さが
どことなくJホラーに近いからかな。

思春期のころの出来事で
生きているのも辛いというあの感情
キャストの演技力がひかっていて良き。
そしてあの二
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.5

承認欲求の行く末
史上最強のかまってちゃん
ここまでくると痛々しい。
事あるごとに
注目を浴びたいがために
ちっさい嘘をつく。完全にビョーキ。
でもなんかこんな子いたよなぁクラスに
とか思った。
自分
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トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)

3.5

自身の「女性像」に溺れる男。
メンヘラに寄ってくるダメ男なのか
男の方がとんでもないメンヘラなのか
恋人が出来れば愛し尽くし
別れを切り出され自殺未遂を繰り返すとんでもないホアキンが痛い。
妻がいる男
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.6

ボブフォッシーの生き様。
ニューヨークのブロードウェイでミュージカル監督を務めるかれの
過酷ながらも幸せに生き抜く波乱万丈の人生。すべてが己自身のショーであり彼の人生である。
恋人のケイティと娘のミシ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

スリルと快感の為に降霊をワイワイ楽しむなんてどういう時代やねん。恐ろしい。
とはいえ、これはこれは。
人間の怖さと憑依の怖さのギリギリの恐怖心を掻き立ててくる作品。
大人になりかけの少年ライリーは意思
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

4.2

生粋のドラマーたちが語る
ドラマーを超越したドラマーの熱量たるや。
アイアンメイデンのニコをはじめ
レッチリのチャドやフーファイターズのテイラー
70年代〜80年代の若者たちにおおいなる人気があったザ
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シンプル・プラン(1998年製作の映画)

3.5

大金を前に
どんどん狂いゆく歯車と人間関係。
なんの関係もなかったような人物まで
恐怖がゆえに殺してしまったり
事故に見せかけるために殺してしまったり
どんどん泥沼にハマっていく様が良い。
ラストの切
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スペル(2020年製作の映画)

3.4

呪術フードゥーとは。
昔虐待にあい疎遠していた父が亡くなり
妻のすすめで
最後に会いにいこうと自家用ジェット機で故郷へ帰る途中...
立ち寄ったガソスタの違和感と黒魔術などで使う薬品がズラリあったり
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.7

仕事仲間でもあり
精神的にも支えてくれた豚を取り戻す旅。
どれほどの愛情を注いできたのか
なぜそこまで執着するのか
彼の過去がじんわりとあらわになる。
暴力で解決していくかと思いきや
相手の過去を引き
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ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.5

アイルランドの冷たさと相待って胸糞。
ここまで人を不愉快にできる作品もめったにない。
息子ブライアン(ポールメスカル)といい
母のアイリーン(エミリーワトソン)といい
ここまで表情で喜怒哀楽を
ぶちま
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

いっさいのあらすじを知らずに
雰囲気だけで鑑賞した
けどけど、これは良作ではありませんか!

殺人現場をたまたまカメラに収めてしまっていた中学生と殺人犯の知能戦。
何回どんでん返されるんだといゾクゾク
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

金ローを見逃したのでサブスクで。

“真実はいつもひとつ!”が聞けたので
なんかお腹いっぱい。
あまり注目を浴びていなかったような気がするけど
割と声優も豪華で
原作も辻村深月ってことなので
わりかし
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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

3.7

多少頭がイカれてるほうが
天才なのかもしれない。
森の奥深くにたつ精神病院へ実地を申し出たオックスフォード大の医学生エドワード

回診でいっしゅんエライザ(患者)に夢中になり一緒に逃げ出そうと企む中
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.5

目が見えない盲目の女の子
人の目に見えない透明の男の子
ふたりが出会って恋をする。
摩訶不思議ボーイミーツガール。

目のみえ、
存在を確認できるから愛しているのか
そこに形はなくても確かな愛を信じる
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オオカミの家(2018年製作の映画)

-

現代アートで埋め尽くされた
ストップモーション作品。
題材にしている「コロニア」の内情をアートを使って、そこから逃げ出したマリアを中心に描かれている物語。
この施設では表向きでは労働と秩序を大切にと美
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.7

カフェに最初に入ってきた女性と結婚する
有言実行からなるラブストーリー
突然求婚されたことに
目を丸くしつつも、快くOKをだしたリジー。レアセドゥが可愛くて美人。
そんな一目で求婚するヤコブの根性と勇
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.7

博士と狂人(殺人犯)。
オックスフォード英語辞典という単語と単語の引用語、その言語の変化などなどを詰め合わせた辞書を作り出すお話。
殺人犯とされ収容所生活をおくるウィリアム(エリート、元軍医、精神疾患
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犬人間(2022年製作の映画)

3.5

不気味。
映画のメインのヤバイサイコが
ビルスカルスガルドくんっぽくて
長身イケメンだったので
そこに目が行きすぎて内容の不穏さが伝わってこない。。。
大富豪の超イイ男がサイコだったら怖いよねという恐
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.6

規則で子どもたちの個性を支配する学校を破壊しよう!というざっくりストーリー
でもただの映画ではなかった!!
知らなかったんだけど(恥ずかしながら)
主演のメラニーマルティネスちゃんは
アメリカのシンガ
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.7

音楽って素晴らしい。
というのを小さいお子ちゃまにも感じてもらえたらいいなぁと思いながら
ニヤニヤしながら鑑賞。
そしてスケールが壮大なので
音響効果もありありのマシマシでちゃんと感動した。
音楽も人
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.7

ラストシーンまで含めて全てが実話。
予想外のラスト、確かに。
囚人たちのまっすぐに演技に取り組む姿と成長記録。
フランス流喜劇でもあり悲劇でもある
とんでも着地点を生み出すラストには圧巻。
囚人たちを
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

3.6

黒沢清らしい淡々とした作品。いい意味で。
役所広司の使い方といい素晴らしい。
14歳の時の事故により昏睡状態で10年間眠り続けた少年が青年となり突然目覚めるところか始まる。
日々、何事もなく過ごしては
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パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.4

個人的には前2作品がハマったので
こちらもワクワクで鑑賞。
アイザックエスバンならではの
人間の汚さが溢れ出ている
それを有効に賢く使うやつもいれば
自分のしたいことを成し遂げるためにと使うやつもいる
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壁男(2007年製作の映画)

2.8

若い!堺雅人!!

諸星大二郎先生の原作を実写。
これもう世にもの枠で良いじゃんというダラダラと長い印象。正直終盤にいくにつれどんどん飽きる。
壁の中には誰かがいるという気味の悪さと
その通称“壁男”
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

3.6

2012年発表された機密レベルの黒歴史
大虐殺を行ったのはもちろんナチス
とはいえ、ナチス親衛隊をサポートしノルウェー系ユダヤ人をアウシュビッツへ向かう船“ドナウ号”へ強制移送させたのは
ナチスに逆ら
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パレード(2024年製作の映画)

3.7

藤井道人では珍しく(?)心に沁み渡る温かい映画。
死して生前やり残した事のある者たちが集う集落。「その先」へ向かう過程を見つけ出す場所。
ひとりひとりのバックボーンがしっかりしていてキャラキャストがベ
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.6

収容所の過酷さと下劣さ不道理さ恐るべき実態を世界に届けようと
必死に全てをかけて脱走し国境を超えた勇敢なる者。
結局は赤十字を欺いていたナチスドイツを
即刻止めることはできなかったものの
さらの強制収
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