エノモトさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

エノモト

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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

面白いっちゃ面白いんだけど、あまりにも観客に解釈を委ねすぎ。どういうこと?ってずっと思ってたらほとんど説明もなく終わった、、

終盤の強烈な描写は空いた口が塞がらない衝撃。近年トップクラスの気持ち悪さ
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幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

2.9

キョンシーに立ち向かう子供たちの姿を描く台湾製ホラーコメディ。

キョンシーって血を吸って仲間を増やすから一応ヴァンパイアと同じ括りなんですね。小さい頃何で観たのかはもはや覚えてないけど、独特なビジュ
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.5

フライフィッシング好きな兄弟の人生を描く人間ドラマ。大きな盛り上がりはないものの、圧巻の映像美と静かにノスタルジックな雰囲気を堪能できる作品です。

モンタナのこれぞアメリカという美しい風景が素晴らし
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.0

工場から有害物質を排出し、街の住民の健康に影響を与えている大企業から、法律の知識0のシングルマザーが補償を勝ち取る実話をもとにしたサクセスストーリー。

行動力と信念を貫くためには努力を厭わない姿が本
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ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.3

宇宙からやってきたスライム状のクリーチャーがひたすら人間を襲うモンスターパニック映画。

見た目は完全にスライムなので怖くはないけど気持ち悪いし人間を溶かす描写は結構グロい。こういう映画好きだけど、ク
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.8

大金持ちの銀行家の娘と、たまたま出会った新聞記者のドタバタ逃避行。

かなり古い作品ですが、ラブコメとしてもロードムービーとしても王道で面白い。なんか観たことあるっていう箇所がたくさんあるから後々の多
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2012(2009年製作の映画)

2.8

地球滅亡規模の大災害。からの一部の人しか乗ることのできないノアの方舟を巡る争奪戦。

地割れとか津波とか、映像の迫力がめちゃくちゃお金かけてるんだろうなーという感じで凄い。150分以上あって壮大な大作
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.2

軍の訓練中に殺人事件が発生し、生き残った2人から証言を聞いていくなかで真相に迫っていくサスペンス。

2人の証言が食い違っており、掴みどころのない事件ですが散りばめられたヒントをもとに推理していく面白
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.5

可愛らしい子供たちのハートフルな青春映画だと思ったらそれだけじゃなかった。

父が葬儀屋で、母も早くに亡くしており、祖母の死も迫っている女の子目線で話が進んでいくので、「死」が常に身近に存在しています
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.6

仕事をミスしてマフィアに狙われることになった武士道に傾倒する殺し屋の話。

普通に銃を使うので侍というわけではなく、武士の精神を日々の生活で実践している男の日常と非日常がスタイリッシュに描かれています
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.2

金持ちの友人を殺して完全犯罪を成し遂げようとする青年の姿を描いたクライムサスペンス。

ドロドロのサスペンスで、主人公の男は冷静に考えれば好感を持てるような人物ではないのに、どうしてこんなに爽やかでス
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.5

『少林サッカー』のチャウ・シンチー監督作。

面白すぎる...!

これ観て何も考えずゲラゲラ爆笑できる人間で良かった。少年漫画好きに相性良さそう。

CG、VFXの多様は『少林サッカー』と同じだけど
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.5

透明人間になることには成功したけど元に戻れなくなり、次第に狂気に取り憑かれ暴走してしまう男を描いたSFスリラー。

透明人間になった天才博士がやることが、世の男が普通に考えつきそうなことばっかり。後半
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.8

マイレージ収集が趣味の不器用な男のピュアな恋愛を描いたラブコメディ。王道ラブコメとは言い難く、シュールでぶっとんでるけど純粋に心温まる素敵なシーンもたくさんあるし、笑えるところもたくさんあるし、それが>>続きを読む

イノセント(1975年製作の映画)

3.1

20世紀頭のイタリア、上流階級の人たちのドロドロの愛憎劇。

正直全く共感はできないし、クズすぎる人たちなので面白いとは思わなかった。特に主人公がここまでゲス野郎なのは珍しくて、逆に最後まで結末を見届
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20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.9

友人の恋の手伝いをしてるうちに気づいたら自分も恋してるっていう、前半はよくある少女漫画的な展開だし顔が似てて男の子2人の区別がつきませんでしたが、後半からがさすが韓国映画。韓国映画でこんなにピュアな青>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

3.3

急にモテ期がやってきた男の話。4人からモテる話だと思ったら真木よう子と仲里依紗は出番少なくて、いてもいなくてもいいような感じでした。中身は薄いけどコメディとしてそれなりに面白かった。

あとは全編通し
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キャンディマン(1992年製作の映画)

3.4

鏡の前でその名を5回唱えるとキャンディマンが殺しにくるという都市伝説をモチーフにしたホラー。

昨年ジョーダン・ピールの脚本で続編が作られていたけど、今作にもジョーダン・ピールっぽさが随所に見受けられ
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.4

早老症という病気は本当にあるそうですが、信じがたいくらい残酷な病気で観ていて辛かった。普通の人の数十倍早く歳をとってしまう、そんな残酷な病気にどうやって向き合うのか。

描き方次第で傑作になったかもし
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アドレナリン(2006年製作の映画)

3.5

死に至る毒を盛られたけどアドレナリンが分泌されていれば毒が回るのを遅らせることができるからあの手この手でアドレナリンを出し続けるステイサム。

バカすぎる。バカすぎるという一言に尽きる。でもこういうス
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.8

『別離』のアスガー・ファルハディ監督作品。

イランの文化や宗教などの価値観が引き起こす問題とSNSが発達した社会ならではの問題が上手く融合して描かれています。

会話ベースでじわじわと緊張感と不快感
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

前作以上にアクションシーンたっぷり。というかほとんど戦場での戦いだったような。でも迫力あって爽快なアクションで飽きずに楽しめた。

清野菜名演じる羌かいが素晴らしく、今作は羌かいのためのエピソードとい
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ザ・ハリケーン(1999年製作の映画)

4.6

人種差別による冤罪で終身刑となってしまった天才ボクサー、ルービン・“ハリケーン“・カーターの事実に基づいた伝記映画。

終身刑を受け、月日は流れて一時は世間から忘れ去られてしまいますが、ある少年が、以
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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.4

悪魔のいけにえ続編。あれから50年後が舞台で、オリジナルのキャラも登場します。

レザーフェイスってこんなに強かったんか、って驚くほどに最恐殺人鬼になってて、さすがにグロ描写もパワーアップ。

レザー
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ミー・タイム(2022年製作の映画)

2.8

専業主夫が1週間の1人時間(ミータイム)を楽しむおバカ映画。

専業主夫の映画ってあまり見ないので、そういった意味良いかなと思ったけど、やってることはただバカなだけなのでよくあるアメリカンコメディと変
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.1

絶海の孤島にある超高級レストラン。それぞれのメニューやシェフに隠された秘密とは。

料理の意味、選ばれたお客さんの意味など、色々と考察しながら鑑賞できて面白かった。ホラーよりもシニカルなコメディとして
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.5

19世紀の英国貴族が現代にタイムスリップしてきて現代で恋に落ちる恋愛ドラマ。

ヒュー・ジャックマンが少女漫画に出てくるようなザ・英国紳士でかっこいいけど時折19世紀と現代の変化に戸惑うところもコミカ
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キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001年製作の映画)

3.5

フランスが舞台でリュック・ベッソン製作のカンフーアクション。ジャッキーの映画みたいなコミカルさはないけれど身の回りのものや鍼灸の針を使ったアイディア豊富なカンフーアクションが良い。超高速アクションの連>>続きを読む

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.2

仲良くなった隣人の不審な点を調べていくうちに実はやばい人なんじゃないか、という疑念に変わり、徐々に事件へと巻き込まれていくサスペンススリラー。

めっちゃ怖いし面白い。
隣人の核心に迫っていくなかで、
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.2

1990年、内戦が勃発したソマリアからの脱出を目指す韓国と北朝鮮の大使館職員たちを実話をもとに描いた作品。

ソマリアでの内戦は知っていたけど、この頃の韓国の置かれた状況も含めて今作で描かれていること
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.7

小学生たちが雨で水没した世界を廃墟となった団地で漂流する冒険ファンタジー。

意味わからなくても面白さがそれを上回ってくれれば良いんですが、今作は何が起きてるのかよくわからない上に面白いとは言い難い平
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.5

トラボルタといえば『パルプ・フィクション』のツイストダンスが大好きだけど、今作のキレキレのダンスも結構良かった。あとダンスではないけどオープニングの街を歩くトラボルタがめっちゃかっこよかった。

ダン
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サプライズ(2011年製作の映画)

2.8

家族でパーティーしてたら動物仮面の覆面集団が殺しにくる話。

ありきたりすぎて最後まで何がサプライズなのかよくわからなかった。殺しの動機も不十分だしスプラッターといえるほどのグロさもなし。

動物集団
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

ティ・チャラ王がいなくて、本当に悲しいけれど、代役も立てず、チャドウィック・ボーズマンへの感謝と尊敬の気持ちを表しつつ、私たちもワカンダも共に新たな一歩を踏み出そう、という喪失と希望の物語。

今作は
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.4

『ゾンビランド』のヴァンパイア版みたいなアクションコメディ。この手のゾンビ映画はたくさんあるけどヴァンパイアはあんまり観ないなと思って鑑賞。

特に真新しい点はないですが倒したヴァンパイアの牙を持って
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

映像はこれまで同様に素晴らしく、加えてジブリを観てるように感じるシーンがいくつもありました。今まで以上にファンタジーなんだけど、多くの日本人が悲しい記憶を持つ震災というテーマは彗星や水害よりも身近だっ>>続きを読む