エノモトさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エノモト

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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エクソシストがかませだったり、素人だけで悪魔祓いを行ったり、これまでのエクソシスト映画にはない展開だけど、しっかり初代エクソシストへのリスペクトを感じる良い映画でした。

賛否わかれそうな内容だし、実
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.0

こども同士の喧嘩の件で互いの両親が話し合いをするも、段々とヒートアップして醜い言い争いへと発展していくブラックコメディ。

その場にいる当事者だったら地獄以外のなにものでもないけれど、第三者として側か
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.6

男女2人の逃避行で、デヴィッド・リンチ監督作品にしてはシンプルにわかりやすいストーリーの作品でした。

『オズの魔法使』からの引用が多く使われ、観ていないと当然どうした?となってしまうレベルだし私自身
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.4

人類滅亡後の地球、唯一の生き残った人類が乗る明確な格差社会の存在する列車を舞台にしたSFアクション。

設定とかディストピアな世界観とか、好みだしポン・ジュノが伝えたいメッセージも十分理解できるし、最
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦期、飛行中の戦闘機にて怪物グレムリンが乗員を襲うパニックスリラー。

逃げ場のない空中、しかも主人公は人1人しか入れない銃座から出られない状況なので、極限の密室スリラーとなっています。第
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.8

車が故障し、万引きして捕まった女性が行方不明になった飼い犬を探すロードムービー。

ロードムービーだけど車は壊れ、お金もなく、飼い犬もいなくなってしまったため移動はしない。ただ犬を探して歩き回る姿を淡
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.8

知的障害者のバスケットボールチームの快進撃を描いた爽やかなスポーツ映画。

泣かせるような演出はなく、個性的なキャラクターたちのユーモアたっぷりの演技が面白いし、純粋に彼らのプレーしている姿に胸を打た
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.6

スリープオーバーというお泊まりイベントの1夜の高校生たちの恋愛模様を描いた青春群像劇。

こういう映画を見るたびにアメリカとの文化の違いを強く感じます。やってることは本当にしょうもないことなんだけど、
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.4

高校を卒業したばかりで進路を決めていない2人の女の子の青春ストーリー。

この時期の色んな感情が詰まっててアメリカのティーン映画の中でもすごく好き。世の中に対して斜に構えつつも大人への憧れも入り混じる
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エクソシスト3(1990年製作の映画)

3.7

エクソシスト新作に向けて、一応過去作を鑑賞。

刑事が連続猟奇殺人事件に挑むミステリーという感じで、ここ最近のド派手なオカルト映画とは違い、じわじわと恐怖を煽る演出が良かった。ジャンプスケアもほとんど
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dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

3.5

不倫映画かと思いきや予測不能の恋愛サスペンス。

前半からしっかり違和感が描かれているし、伏線も張られていたし、良くできたストーリー。着地点が読めず、最後まで緊張感のある作品で面白かったけど、短くテン
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.7

ハリウッドのオリジナル版は大好きな作品なんですが、今作も結構好きでした。ハリウッド版よりもコメディ要素が強いけど、ベースのストーリーはほぼ一緒で特に改悪されたと感じるところはなかったので良かった。>>続きを読む

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.4

アルプスの少女ハイジをモチーフにしたB級バイオレンスアクション。

闇チーズ取引をしていたペーターが国によって殺され、ハイジが復讐に挑むという話。
原作は著作権が切れたパブリックドメインになっているた
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.7

ウイスキーを作る蒸留所を舞台にしたお仕事ムービー。酒造企業のPR動画のような、優等生な作りのオリジナルアニメ。

ウイスキーはあんまり飲まないんですが、ウイスキーを作る大変さ、難しさが描かれていて興味
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(2023年製作の映画)

3.8

戦国時代を舞台にした時代劇。直接的な争いというよりは、人間味あふれる人たちの裏切りや騙し合いをユーモラスに描いた作品という感じでした。本能寺の変に至るまでのそれぞれの武将の素顔が北野武流の解釈で描かれ>>続きを読む

怪獣総進撃(1968年製作の映画)

2.9

これまで出てきた怪獣たちが揃って登場。怪獣ランドという島に仲良く住んでいるといて人間が管理をするという、ジュラシックワールド的な世界になってます。

怪獣たちが世界各地を襲撃するところや、怪獣オールス
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見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.3

殺人鬼に襲われる盲目の主人公の恐怖を描いたサスペンススリラー。

主人公が外出中に家族全員殺されており、家に帰ってもその事実に気づかない、しかも家にはまだ殺人鬼が残っていたというカオスな状況。スリリン
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アレックス(2002年製作の映画)

3.0

ノーランの『メメント』と同じく、結末から徐々に時間が巻き戻っていく構成。彼女を暴行された男が復讐を果たしたところから始まり、まだ事件前の2人の幸せな時間で終わります。

復讐したところが最後だとまだ少
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.4

前作同様、GACKTをはじめとした豪華な面々な全力でふざける姿を何も考えずに観て楽しめるので好き。埼玉だけでなく今度は関西を盛大にディスり倒す。滋賀や奈良、和歌山など、行ったことないのでよくわからない>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

実際の事件を元にした、ヤクザと警察の抗争を描いた作品。

マ・ドンソクは普通に負ける気がしないから刑事である安心感がすごい。安心感ゆえにそれほど緊迫感のある作品ではないけれど、しっかり残虐な描写やクオ
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抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.6

アルモドバル監督らしいサスペンスフルな恋愛劇。

視力を失い映画監督を辞めた主人公の過去の出来事が徐々に明らかになっていく構成。気持ち悪い金持ちに執着される女優を演じたペネロペ・クルスは鮮やかなインテ
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

3.5

百年戦争のフランスの英雄、ジャンヌダルクのイングランドでの裁判を元にしたサイレント映画。

半分以上ジャンヌダルクと裁判官たちの顔面ドアップの映像が続くので正直面白くはないけれど豊かな表情から彼女のそ
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.4

前作T-1000を超える性能のT-Xが再びジョン・コナーを殺しにやってくる3作目。

T-1000よりもさらに強くなり、さらに女性のターミネーターになった以外は特に新しい点はありません。さらに、201
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ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

3.6

最近複数作鑑賞したマリオ・バーヴァ監督はすっかりホラーやミステリーの印象でしたが、晩年にあたる今作は強盗たちの乗る車を舞台にしたクライムスリラー。

強盗が人質を乗せて車でひたすら逃走するワンシチュエ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

ライフ0の状態でさらに地獄を見せてくるという鬼畜すぎるゴジラ。圧倒的な力を何度も見せつけられる絶望感がこれまでのゴジラシリーズでダントツ。ゴジラとの戦闘シーンも、ゴジラが無慈悲に街を破壊していくシーン>>続きを読む

呪いの館(1966年製作の映画)

3.8

廃れた村落で発生した連続変死事件の真相に迫るミステリー。

大好きなダリオ・アルジェント作品っぽさのあるゴシックホラーで、舞台となるじめっとした田舎町の雰囲気がまず良い。呪いの真相に迫っていくじわじわ
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アリス(1988年製作の映画)

3.9

「不思議の国のアリス」がベースだけど、不気味で悪趣味なカルト作品。不思議の国のアリスだと思って子供が観たら間違いなくトラウマになるレベルのキモさグロさのオンパレード。

ウサギについていき不気味で薄汚
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怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

2.0

ゴジラの子供ミニラがちょっと気持ち悪いしクオリティが低すぎる。どうしてこれでいけると思ったんだろうか。ゴジラに関しても初期の面影はなくただのマスコットと化しています。小さな島が舞台で、破壊描写も怪獣同>>続きを読む

海外特派員(1940年製作の映画)

3.6

まさに戦争真っ只中の作品だけどさすがヒッチコック。ダイナミックな展開で見どころたくさん。お得意の巻き込まれサスペンスとはまた違い、戦時中という社会情勢も絡めた緊迫感のあるサスペンスで面白かった。

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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.8

制作にデルトロが関わっているから、気持ち悪いクリーチャーがどれも良い。中でも1番は病院に出てきた進撃の巨人に出てきそうな女が不気味で気持ち悪くて最高。

中身に関しても、本に書かれたことが本当になると
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

3.4

フランスを代表する恋愛群像劇。190分と長尺なので観るのに覚悟のいる作品でしたが時間のある時にやっと鑑賞。

大衆劇場で舞台から遠く、1番安い席が天井桟敷。無言の大衆演劇のパントマイム役者のバチストが
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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年製作の映画)

2.8

怪獣映画だけど怪獣の出番は少なく、海で遭難した若者たちの冒険がコメディベースで描かれています。

エビの怪獣エビラの造形は良いけど出番少なすぎ。モスラに関してはほんの一瞬だけで、エビラと戦う描写はない
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

新人刑事と、捜査のためなら手段を選ばないヤクザのようなベテラン刑事が、暴力団の絡む事件の捜査に挑む。

国外のギャング・マフィア映画に引けを取らない骨太なストーリーでめちゃくちゃ面白かった。容赦ない暴
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.3

ドラマは観ていないけど映画は一応全部観ているから惰性で映画館へ。どんどん複雑になる最近の作品の中では、わかりやすいストーリーだったので知らないキャラが出てくる割には問題なく楽しく観られる。でもドラマも>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.3

絶望の淵でたまたま出会った金持ちの開業医と結婚し、この上ない幸せを手にするシンデレラストーリーかと思いきや、、という話。

あまりにも現実離れした展開だけど、タイトルの通り、うまく現代の寓話っぽいスリ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.2

原作が大好きで昔何度も読んだから新鮮さ、衝撃はないけれど原作に負けず劣らず素晴らしい作品でした。

湯川と石神という天才同士のスリリングな攻防は見応え抜群だし、純愛が引き起こした事件の真相はこの上なく
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