エノモトさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

エノモト

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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.1

死霊のはらわたの続編だけどストーリーは全く関係ないし、中身もガラッと変わってコメディ要素が強くなっています。

ずっとわちゃわちゃしててやりたいこととりあえず全部やりました、みたいなカオスな出来。
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.8

『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督、アレックス三部作などのレオス・カラックス監督、『パラサイト』などのポン・ジュノ監督。豪華三監督による異色コラボ。東京を舞台にした三者三様のオムニ>>続きを読む

フロッグ(2019年製作の映画)

3.7

連続少年誘拐事件と、その事件を追う刑事の家で起こる不可解な現象の真実とは。ジャケットにご丁寧に煽り文が載ってるから前半はミスリードなのね、、と予想はついてしまいますが、たくさんの伏線が散りばめられ、本>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.2

パンク大好き青年と宇宙からやってきた女の子の刹那的な恋を描いた青春映画。

タイトルやジャケットからは想像つかないぶっ飛び具合。色の使い方、音楽、宇宙人の生態などなど、とにかく一度観たら忘れないであろ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.6

1962年の特撮映画では人形同士がわちゃわちゃしてるだけでしたが、約60年を経てとんでもないクオリティの怪獣映画へと進化していることを実感できます。

ストーリーは正直どうでも良いんですが、怪獣同士の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

今年1番楽しみだった作品。ますます愛が深まっちゃって最後なの悲しいけどガーディアンズやっぱり最高。最高の3部作の最高のフィナーレ。

ロケットの辛い過去が明らかになり、目を背けたくなるほどシリアスな場
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家族の肖像(1974年製作の映画)

3.2

1人で豪邸に住む老人が騒がしい一家に部屋を貸したら色んな面倒に巻き込まれる話。

静かな暮らしを好み気難しそうなおじいさんでしたが、次第に距離感や態度が変わっていき、所謂擬似家族のような生活が描かれて
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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.1

沖縄出身のバンドMONGOL800の名曲をモチーフにした高校生たちの青春音楽映画。

モンパチの曲が最高なのは言わずもがなですが、沖縄の米軍基地問題を絡めたストーリーも良い。日本だけでなくアメリカ側の
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.1

16歳のレオニーの拗らせた思春期を描いた青春ドラマ。

年上のミュージシャンとの偶然の出会いが何もかも退屈な日々のスパイスになり、小さな一歩を踏み出す物語。自分に対する不満、社会、周りの人に対する不満
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.9

伝統芸能とゴミ処理場が共存する閉鎖的な田舎の村で生きる人たちの姿を描いた人間ドラマ。

予告編を見て、面白そうなホラーだと思ってたんですが、ホラー要素はなくかなり重ためなヒューマンサスペンスといった感
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.3

トレーラーハウスで母と2人で極貧生活を送るロゼッタの苦しい日々を描いた作品。

働いておらずアルコール依存でどうしようもない母親のためになんとか仕事を得ようと、時に手段を選ばずに頑張る姿や、先進国ベル
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スマイル(2022年製作の映画)

3.6

伝染する不気味な笑顔の呪いを描いたホラー。予告を観た時点でめちゃくちゃ面白そうで映画館で観たかったんですが、映画館でやらずに配信が始まっちゃったので仕方なく配信で。

似てる作品で言うと、『イット・フ
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.0

セリーヌ・シアマ監督のデビュー作。これで観たのは4作目だけど、全部めちゃくちゃ好き。

憧れ、好意、嫉妬など思春期の女の子たちの複雑な心情が痛いほど伝わってくる。それぞれが葛藤を抱えながら大人へと近づ
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.5

無機質な世界を舞台に生気を感じない人たちの不条理な不幸をひたすら眺める群像劇。

ほぼ固定カメラの映像で、1シーン1カットという異色の作品で、中身もシュールすぎて頭がおかしくなってくる。

一つ一つの
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

実写版がめっちゃ好きで、実写版を超えることはないだろうと思ってましたが、こちらもこちらでとても良かった。今作の方がピュアな恋愛映画って感じ。キラキラしててアニメの良さを活かしたストーリーになってて、甲>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.2

シャマラン監督最新作。幸せな一家が突然の訪問者に世界の終末か家族の死を選択するよう迫られるSFスリラー。

ガタイの良いデイブ・バウティスタが不気味で緊張感があり、ワクワクしながら観てたのですが。前作
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

薬物で狂ったダンサーたちの地獄の一夜。今まで観た事ない、カオスと芸術の融合したとんでもない映画。

長回しを多用した、挑戦的で見事なカメラワークと圧巻のダンスパフォーマンスに引き込まれる。ドラッグが効
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.9

連続殺人鬼が執拗に盲目の女性を襲う恐怖を描いたブラインドホラー。
『サスペリア』『サスペリアpart2』大好きなので、ダリオ・アルジェント監督らしさ全開の古き良きホラーという感じでとても良かった。『ゼ
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.6

前作に引き続きのブライアンと初登場のローマンのバディアクション。いきなりドミニクなしなのかと思ったけど今後が楽しみなるという意味で良い続編でした。

潜入捜査する中で次々とミッションをこなしていく感じ
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.2

14歳の少年視点で崩壊してゆく家族の様子を見つめた人間ドラマ。

個性的な役の多いポール・ダノ。監督としてもすごい才能を見せつけた素晴らしい作品。

夫が山火事を止めるための出稼ぎ仕事に出かけたことで
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

エスターが孤児院から養子に迎えられる前の物語。※エスターを未鑑賞の方は今作も今作のレビューも見ない方が良いと思います。

前日譚という位置付けで、前作を観ている以上エスターの正体など全てわかってしまっ
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ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.7

ハイジャックされた飛行機を舞台にしたパニックスリラー。平均評価低めだけど結構面白かった。

ハイジャックされた飛行機にヴァンパイアが乗っているという奇跡はとりあえず置いておいて、タイトルの通り血の海の
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.1

黒澤明監督の名作をイギリスでリメイク。

ベースはオリジナルと同じですが、イギリス風に良い感じにアレンジされててとても良かった。ブランコのシーンなどオリジナルの名シーンはしっかり受け継がれてるのも良か
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.8

車別に好きじゃないから部品とか改造とかよくわかんないし公道でレースして何が楽しいのかもよくわかんないけど迫力のカーアクションはたっぷり楽しめた。

ドミニクとブライアンの関係性も好きだからこれから楽し
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.6

古い学校を舞台に考古学者と高校生が妖怪退治に挑むジュブナイルホラー。

夜の学校は不気味で結構怖い。妖怪目線で主人公に迫っていくシーンとかすごく好み。死に方もえぐくてあまりチープさを感じさせない出来。
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(1961年製作の映画)

3.5

冷え切った夫婦のある1日を描いた人間ドラマ。

中身は複雑な人間関係が描かれ、重たいというか虚無な話ですが、映像がおしゃれでかっこいい。なんてことないシーンでもバシッと決まった構図で画になってしまうか
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.8

金持ちのおじさんの家に嫁ぎ、抑圧された日々を送る17歳の少女の狂気の復讐劇。

自由がなく囚人のような暮らしで豊かだとしても逃げ出したくなる環境。日々抱え込み膨れ上がった欲望が爆発して人が変わる様にゾ
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.4

体がつながった状態で生まれた兄弟の復讐を描いたカルトホラー。

分離手術によって普通に生活できるようになった弟と、バスケットケースの中で暮らす奇形の兄の悲しき日常と復讐劇。ホラーとしての怖さはあまりな
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.5

韓国の聾学校で実際に起きた、先生による生徒虐待事件を描いた作品。

声を出すことができないのをいいことに人権を踏み躙る先生たち。どうやって育てばこんなゴミ人間が出来上がるのか。容赦なく虐待シーンが何度
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自由を我等に(1931年製作の映画)

3.5

刑務所から脱獄した2人の友情を大量生産大量消費社会に対する風刺たっぷりに描いたコメディ。

工場での単純作業をこなす大量の労働者とそれを支配する一握りの経営者という構図は今も変わらず存在しますが、こん
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.4

ホラー映画史に残る殺人鬼マイケル・マイヤーズ、通称ブギーマン。殺しを行う背景がわからないし言葉も発さずただ佇んでいるだけで何もしないのが不気味。ぼんやりと白マスクの顔が映るのは素晴らしいアイディアだし>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

2.8

恋愛小説家と本の表紙のモデルが古代都市の財宝を探すアドベンチャーコメディ

インディみたいにワクワクすることもなく、かと言ってコメディとして笑えるかというとそうでもないし中身もないので何を観てるんだろ
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FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.6

致死率100%の鳥インフルエンザが猛威を振るう韓国産のパンデミック映画。

コロナを経験しているので現実と重なるところも多く感染病の恐ろしさがよく伝わってくる。特に焼却されるシーンは目を覆いたくなる凄
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

小学生の男の子と隣人のひねくれおじさんの友情を描いたハートフルコメディ。

偏屈頑固ジジイを演じるビル・マーレイの自然な演技が良い。小学生を競馬や酒場に連れていくしお金にうるさいし誰に対しても無愛想だ
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.9

終戦直後のイギリス。女流作家の主人公が文通で知ったガーンジー島の読書会に参加し、交流を深める中で知る島の秘密とは。

ガーンジー等は、島民どうしで好きな本を朗読し、感想を語り合う読書会という文化がある
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

前作に引き続き、めちゃくちゃ面白い。
特に大きな変化はなく、相変わらずのお二人を観られて嬉しい。
もうこれはシリーズ化してくれたら毎回絶対観ます。

2人を狙うバイト殺し屋コンビも良いキャラだし、この
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