エノモトさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

エノモト

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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

殺し屋の女子高生2人のゆるくて過激な日常を描いたアクションコメディ。

2人の何気ない会話がすごく面白くてずっと観ていられる。監督も主演2人も、世代が近いからか話の内容がとても身近で共感できる。サブカ
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

3.6

ドラッグに溺れる若者たちが薬物のためにドラッグストアや病院などを襲撃する青春×クライム映画。

「ベッドの上に帽子をおかない」「犬の話をしない」という謎のジンクスに振り回されているのがどこかシュール。
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.4

韓国のパク・チャヌク監督作品のリメイク。

オリジナルを観てしまっているので、展開はわかるけれどやっぱり面白い。

一度観たら忘れられない衝撃なので、初見で観るなら韓国のオリジナル版が良いと思います。
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

女子高生と殺人鬼の中身が入れ替わっちゃうホラーコメディ。

中身が女子高生のヴィンス・ヴォーン面白すぎる。この配役、設定の時点でもう勝ちなので何をやっても面白い。

対して、殺人鬼なのになぜそんなメイ
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

3.0

屋根裏に住んでる幽霊とのほのぼのした交流を描いたコメディ。一応ジャンル的にはホラーコメディとなってるけど、怖さは全くなし。

今の若者なら確かに、怖がるよりもまずSNSに幽霊をアップして注目を集めたり
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.4

人の感情を嗅ぎ分けることができる能力を持つ女性ティーナは一体何者なのか。
特徴的な外見、能力を持ちながらもその力を活かして税関で大活躍していたが、ある日同じような外見、能力を持つ男に出会い、真実へと近
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

新海監督初期の短編映画。『君の名は』以降のSF要素は全くなく、ピュアな青春恋愛映画。

たった1時間だけど3話の短編とは思えない充実感。甘酸っぱくて綺麗な物語。特に一話目、ただ東京から栃木へと電車で会
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.0

反ファシズムの英雄でファシストに殺された父親の死の真相を調査する息子の姿を描いたサスペンスミステリー。

ファシズムの時代から取り残されたような不気味な街。この時期の作品とは思えないくらい映像が綺麗な
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.7

お見合いで結婚して、価値観の違いから完全に冷え切ってしまっている夫婦の姿を描いた家族ドラマ。

良家出身で贅沢三昧な妻と質素な生活を送る夫。自分だったらこんな勝手気ままな奥さんの行動は許せない。

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シャイン(1996年製作の映画)

3.6

オーストラリアの実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた伝記。

厳格で、毒親とも言える父親のもとで育ったデヴィッドの人生はずば抜けた才能を持ちながら苦難の日々でした。親の気持ちも
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ル・ミリオン(1931年製作の映画)

3.6

当選した宝くじの紙をしまった上着をめぐるドタバタコメディ。窃盗団、オペラ歌手など色んな人を巻き込んでの奪い合いがミュージカル風に、コミカルに描かれます。

超シンプルなストーリーでわちゃわちゃしてて可
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.6

嚢胞性線維症という難病を患った男女の切ない恋を描いた作品。

嚢胞性線維症の患者は細菌感染を防ぐために一定の距離(6フィート)を保たなければならないため、たとえ好きな人であっても触れることすらできない
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.5

家出した少年たちが森に家を建てて共同生活を送る青春ムービー。

反抗期に家出したり友達と隠れ家作ったり。そういうのに憧れがあったり実際にやったことある人も多いと思うけれど今作の家出はかなり本格的。家の
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

飛行機内で発生した、ウイルスによるバイオテロの恐怖を描いたパニックスリラー。

一度離陸したらもうどこにも逃げ場がないので、地獄のような空の旅に。

人によって感染後の症状の進行速度が全然違う、とかリ
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.4

人とのコミュニケーションが苦手でリアルドールを彼女として家族に紹介するラースと、その周りの人たちの様子を描いたハートフルコメディ。

自分だったらリアルドールを連れてこられて彼女ですって言われたらこん
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.7

AIが日常の至る所に浸透している近未来が舞台。体に高性能AIチップを埋め込まれた男の復讐劇。

AIが自我を持ち始めるという昔からあるSFのテーマですが、徐々に日常にあるのが当たり前になりつつあるこの
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秋日和(1960年製作の映画)

3.9

周りから結婚の圧力を受けながらも未亡人である母に気を遣って結婚しない娘。すれ違いながらも変わらぬ母娘の家族愛を描いた人間ドラマ。

友人の娘だからといってここまで他人の結婚に関与しようとするの、現在で
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.8

若年性アルツハイマーを患ってしまった女性とその家族の姿を描いた人間ドラマ。

記憶が薄れていき、次第に自分の大切な人すらも忘れてしまうという恐ろしい病気で、自殺を考えるのも仕方ないくらい絶望しかない未
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まあだだよ(1993年製作の映画)

3.5

先生と教え子たちの温かい交流を描いた人間ドラマ。黒澤明監督の遺作に当たるそうで、もう少し歳を重ねてから見た方が先生の言葉を理解できるかなという気がします。

先生が何か言うたびに教え子たちはゲラゲラ笑
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

仮面ライダーは平成のやつしか見た事ないので原作ファンと比べると多分そこまで楽しめてないだろうけど、それなりに面白かった。

アクションは肉弾戦メインで、思ったより血飛沫とかすごくてこんなにグロかったっ
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.5

通常版よりも23分長い版ということで、それぞれのシーンがより時間をかけて丁寧に描かれていて、各登場人物の心情が掴みやすくなっています。ついでにモザイクも無くなってましたがこれは誰得なんだ、、

でも一
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

売れないバンドマンが小学校の先生になりすまして子供たちにロックを教え込む、音楽コメディ。

音楽好きロック好きにはたまらない熱く爽快な映画。
クラスみんなで最高のバンドを作り上げていく過程が心温まるし
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.9

精神疾患を患い精神病院に入院し、「サイコ・プラズミック」という独自の治療法を受けている妻。面会しようとしても会わせてもらえず怪しむ夫とその子供の周りで殺人事件も発生し、真相を突き止めようとするサスペン>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

先生たちが遠足中の子供たちを守りながらゾンビと戦うホラーコメディ。

これまで観てきたゾンビ映画史上最もほっこりしました。
ゾンビパニックに気づかない可愛い子供たちも、子供たちを怖がらせないように明る
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

2.6

24人から最後の1人になるまで殺しあうサバイバル、ハンガーゲーム。

ゲームが始まるまでが長すぎる。一作目なのに何故そんなに尺稼ぎしてるの?と感じるレベルで必要のないシーンばかり。ゲームが始まってから
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.9

インド人の天才数学者ラマヌジャンと彼を支えた盟友でありもう1人の天才数学者ハーディの実話をもとにした伝記作品。

時代としては第一次世界大戦期で、インドはまだイギリスの植民地のため、イギリス人によるイ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

A24作品は合わないことが多いので、今作の予告を観たとき、良い意味でA24ぽくないのかなって思って勝手に期待してたんですが、がっつりA24って感じでやはり撃沈しました。

MCUのマルチバースですら面
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.4

世界で初めて性転換手術を受けた女性の実話をもとにした人間ドラマ。

当時はトランスジェンダーに対する理解がないどころか、トランスジェンダーという概念すらほとんど知られていなかったため、本人も自分自身を
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

1981年公開のイタリア映画『食人族』からインスパイアされたカニバリズムホラー。

『食人族』からかなり年月が経っているので、グロさは桁違いに上がっていて映像的な衝撃がすごかったです。

未開の野蛮人
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湯道(2023年製作の映画)

3.3

ある銭湯で働くスタッフとその常連さんたちの姿を描いたほのぼの人間ドラマ。

温泉好きなのでよく一緒に温泉に行く友人に連れられ観に行きましたが、可もなく不可もなく、それなりに楽しめました。

幸せとは何
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

現在公開中の作品が2作連続のパルムドールで話題になっているリューベン・オストルンド監督のパルムドール受賞一作目。

人助けをしようとしたら財布とスマホを盗まれた美術館のキュレーターが面倒ごとに巻き込ま
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少女は卒業しない エピソード0(2022年製作の映画)

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エピソード0となってますが、キャストと監督へのインタビューを中心とした短編になってます。これからの日本映画に欠かせない存在になっていくだろう方たちの演技外の一面が見られるのが良かった。

『少女は卒業
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.2

卒業までの2日間の4人の女子高生を中心に描いた青春群像劇。
大好きな『桐島、部活やめるってよ』や『何者』の浅井リョウの短編小説が原作で、さらに『カランコエの花』がめちゃくちゃ良くて次の作品を心待ちにし
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

引っ越してきた女の子が自分を男の子と偽って、友達と過ごす日々を描いた青春ドラマ。

無邪気な子供達の姿とは裏腹に、隠された真実はとても残酷。大人たちのような差別意識はなくとも、ありのままの自分をさらけ
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

2.8

60年代のロンドン。社会や身の回りの環境に対する鬱憤をエネルギーに、かっこつけて悪いことして喧嘩して、がむしゃらに生きる少年たちの姿を描いた青春映画。

The Whoのアルバムを原作としていて、全編
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

不思議な雰囲気を持つちひろさんとその周りの人たちの温かな交流を描いた人間ドラマ。

掴みどころがなく、マイペースな生き方のちひろさんが周りの人たちの生き方にも少しずつ影響を与えていく様子が描かれていま
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