ShimyMoviesさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.7

前半部分は主人公を取り巻く環境の説明や性格面を説明する描写が多く、若干冗長に感じたが、後半の怒涛の展開がとても素晴らしかった。

本作を見ていて「セッション」を思い出したが、「美しい表現をする」ことを
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

なかなか直視するのがきつい映画でした。

全体として音楽が少なく、シーンの音のみで表現されていたのが印象的。その分環境音とか演者の出す音がリアルに伝わってくる訳だが、そのシーン一つ一つにしっかり尺が取
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

IMAX鑑賞

完璧な続編。過去作へのリスペクトを忘れず、続編として新しい要素も盛り込まれたバランスの良い完璧な続編(2回目)

まず、つかみから完璧。80年代に戻されたかのようなノイズのかかったOP
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トップガン(1986年製作の映画)

4.0

週末にマーヴェリックを見に行くので予習

両親が好きな映画なので幼少期に見た事あるはずでしたが何も覚えてませんでした。

不朽の名作には素晴らしい音楽と若かりし頃の名優が付き物。清涼感が半端ない若いト
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シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.8

すごい楽しめた!

ザック・エフロンの「セブンティーンアゲイン」をリアル路線にした感じというか、体は大人バージョンのような感じで面白かったです。

まず、主演の子供っぽい演技(褒め言葉)が上手い。大人
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

韓国語を毛嫌いして見てなかったが、食わず嫌いも良くないと思い鑑賞。
映画全体としては非常に面白かった。

巡り巡って問題はどこにあるのかを突きつけるようなテーマ性を持った物語のある映画は好きなので今作
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レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.5

デスゲームスプラッターホラー映画

こういうスプラッター映画はどのように死ぬかを見るのが醍醐味のような気がするが、そこが若干足りないのでは?と感じてしまった。
使用人の辺りまでは調子良かったが、その後
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

邦題とジャケットがダサすぎて手が出てなかった作品。原題に無いのに邦題に無理やりサブタイトルつけるのマジでやめろ。

かなり良質なサスペンスミステリーだと思います。伏線の張り方はかなり上手いし、未来の映
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ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行(2016年製作の映画)

3.2

たまに見たくなるただ馬鹿やってるだけの映画

ザック・エフロンが馬鹿やってる映画が好きなので、今作は若干物足りない感があったかもしれない。

コメディ映画は男どもがバカやる映画が多いけど今作は女性も馬
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

一つの結末に向かって淡々と進んでいくストーリーが素晴らしい作品。
集中して見ていれば結末は結構早い段階で予想できるけど、その結末に向かって全てが収束していく感じは作品の軸として素晴らしかった。

全体
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

ゾンビ映画としてかなりクオリティの高い作品。

90分ちょっとの時間でゾンビ映画に求められるエッセンスがとても詰まってると感じる。見てて飽きが来なかったのも人間同士の関係性にあまりフォーカスしなかった
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.7

90分で内容濃くよくまとまった良作。

現実と虚構の混ぜ方が上手く、物語の転回点が多いため、見てて全く目が離せない。伏線の使い方がこんなにも上手いホラー映画はなかなか珍しいと思う。

ひとつ残念だった
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.1

これは面白い。
伏線の張り方やストーリー構成、ラストで明らかになる真実の重層性が素晴らしかった。

伏線回収系のサスペンススリラーを観ると基本的に騙されたーってなるけど、本作は珍しく途中でラストが読め
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

重いテーマのコミカルな描き方と5章の構成が秀逸な作品。

色んなジャンルが混ざりあって変化していくような構成は面白かったけど、肝心のオチのスリラー部分が弱かった気がする。前半部分のシーンや人間がほとん
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

映画館で見そびれてました。

やはりアクション映画としての完成度があまりにも高いシリーズ。
舞台が様々に切り替わりながら進んでいくストーリーとそれぞれの舞台での異なる質のアクションシーンには毎度驚かさ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

やりたい放題で本当に最高

ケビンファイギとディズニーが許したらガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもこんな感じになるんやろか。

Amazonオリジナルのザボーイズもそうだけど、ヒーローものとスプラッ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.6

メッセージは単純明快で分かりやすかった。

オチの割には全体的に冗長というか無駄なシーンが多いような印象を受けた。お互いのシーンがそれぞれ影響し合うのかと思いきやそうでもなく、ただそれぞれが単体として
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

IMAX3D鑑賞

ホラーだホラーだと言って宣伝するのは逆効果じゃないでしょうか。怖いというより驚く方が多いですし、ホラーテイストが加わったMARVEL作品て感じです。ホラーが苦手な人も見れるくらいで
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

5.0

ハリーポッターシリーズは映画の枠を超えた素晴らしさがあることを実感させてくれる素晴らしいドキュメンタリー。

まず製作者側からの原作及び原作者JKローリングへの感謝から始まったのが素晴らしすぎる。監督
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

非常に面白かった。

北欧の雪国を舞台として淡々と進んでいくストーリーだったが、不思議と引き込まれる。
背景が雪の白、空は曇っている描写が多かったので血の赤色がかなり引き立っていた。
エリと暮らしてい
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

見よう見ようと思って見れてなかった作品。

2時間あって、無駄なシーンが一切ない印象。
レクター博士との会話シーン、進んでいく捜査、バッファロービル側の動き、全てがいいバランスになってるので見てて飽き
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.7

見終わったあとの、不気味で恐ろしいものを見てしまった感は随一。

見る前からそうかもとは思っていたが、やはり背景知識が若干足りなかった。
しかしそれでも映画全体としてよく出来てるし、結局の所魔女はどの
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.1

ファンタスティックビーストシリーズの中では1番面白かったと思います。

前二作はクリーデンスを絡ませつつも、基本は勧善懲悪の構図だったので物語がシンプルすぎた印象だった。
今作は指導者選挙という時代背
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

ほぼトム・ハンクスの一人芝居で成り立つ素晴らしい映画。

ごく普通の日常を描いてからの、突然のサバイバル生活というシーンの反転が良かった。序盤の海を漂うシーンで雷の光のみで描いてたのが自然の恐ろしさを
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

90分でとてもよく纏まっている良作。

伏線とミスリードが多く存在して視聴者も何を信じれば良いのかわからなくなるようになってる。サスペンススリラーにはよくある手法だが、90分間でとても盛り込まれてる割
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

始まりからオチにかけての一連の流れと、全てが腑に落ちる感じは素晴らしく、映画としての完成度は非常に高い。

この作品でテーマとして扱っているであろう、「生の実感」や「金融業界による不平等」等のテーマは
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.1

設定は面白いけど結局想像以上の内容は得られず。

基本的には現代にもある階級の格差が健常者と回復者になっただけのような感じ。
お互いがお互いを忌み嫌っていい事がないという内容。

ウイルスという要素な
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

これは凄い。
この映画を見た人の多くは専門的に音楽に触れてこなかった人だろうけど、評価が高いということは映画としての完成度が高いということ。

練習のシーンなんかは音楽に触れてこなかった人(自分含め)
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

映画においてAIの思考というテーマは結構多く扱われているけれど今作のように人間のような思考は当たり前で、その先を描いている作品は珍しいので面白かった。

ストーリーも良かったけどやはり監督の手腕がはっ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.5

プロメテウスからかなり盛り返したと思う。

SFホラー作品という括りでは「エイリアン」と変わってはいないが、テーマが未知の生命体に襲われる恐怖に加えてアンドロイドの人工知能(AI)の暴走という現代のテ
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.2

続編としてはいまいち、、、

続編として作る以上、視聴者は前作の設定を知っているわけで、そこに大した新しいアイデアも入れることなく作られているので凡作になってしまった印象。

前作は場所が1つの家とい
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.2

この映画が10年前とは、もはや最近の映像技術の進歩は緩やかなんじゃないかってほどすごい映像でした。

公開当時はまだそんな売れてない役者さんとか、当時の自分は知らなかったけど今は知ってる役者さんがいて
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

クライムサスペンスとして見ると、終わり方に少し拍子抜けしてしまう部分があったけど、そこに至る流れはとても面白く見れた。

まず、出演者たちの演技力にとても驚いた。主演のマクドーマンドはもちろん、ウディ
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アンダーウォーター(2020年製作の映画)

3.1

普通かな〜

こういう90分程度のSF作品をDolbyVision&Atmosで配信してくれるのは非常にありがたい。これからもどんどん出して欲しい。

映画自体の舞台背景や組織などの情報がほとんど語ら
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

実話とは知っていたが、サスペンス映画としてオチが弱いなという軽い感想しか出なかった自分を恥じたいくらいには知識不足でした。

視聴後にネイティブ・アメリカンの歴史や現状、アメリカの警察組織についてなど
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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

3.9

これは掘り出し物を見つけた気分。スリラー映画にはまってて本作にたどり着いたけどかなり面白かった。

舞台が20世紀になりかける頃で、登場人物の服装や建物、小物に至るまで作り込みが素晴らしく、雰囲気が素
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