しのさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

怒りのデスロードは脳汁放出エンタメ映画だったけれどフュリオサはもう少し骨組みをしっかりさせ映画らしい映画って感じで、子役がアニャ・テイラージョイとシャーリーズ・セロンのどっちにも似ててすごかった

ミュージック(2023年製作の映画)

2.9

東京国際映画祭にて。

最近寓話的文脈の作品に立て続けに触れたこともあり、何かとこの作品を思い出すようになった。

オイディプス王の物語(戯曲)をモチーフにしているこの作品も「幸福なラザロ」も
・まる
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関心領域(2023年製作の映画)

5.0

ここ2ヶ月で一番良い映画だった…

銃声や断末魔がまるで運動会の喧騒のように聞こえる異質で平和な日常。
そしてその日常を当たり前として、明らかな絶望の音をただの生活音として受け入れている無自覚な子ども
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.0

実は濱口竜介監督作品の中で1番奥行きの無い映画なんじゃないかと思う

濱口監督特有の棒セリフに苦手意識があるので今回もストレスを感じたし
どうしてもこの演出に意義が感じられない
1作ならまだしも毎回毎
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ドーナツもり(2022年製作の映画)

1.2

44分の暇潰しに使えるならいいかなと思いきや44分を1時間半に感じさせられてうーん。

自分からの好意を相手に最大の褒め言葉として受け取ってもらえると思える想像力の無さがそりゃゲイとしての才能も無いで
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

公開中の『正義の行方』と照らし合わせて完成するような映画で危機感と喪失感と絶望を真っ直ぐ(かなり無骨に、もしくは逆に削ぎ落とされたように思えるくらい真っ直ぐ)映し出してた
青木崇高すごすぎ…

碁盤斬り(2024年製作の映画)

1.5

作り手の無駄なロマンが垣間見える冗長な映画だった

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

5.0

映画館でも最高だったけれど
どこにも常識が通用しなくてやっぱり大好き

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

2.9

「オーメン」シリーズ初鑑賞

出て来る女性陣がみんな美しくてそればっかり気になった

個人的にはグロ・ゴア描写がもっとあっても良かったかな
ジャンプスケアを期待して観に行ったから拍子抜けな部分があった
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.8

やっぱ環境音を自然に効果的に使える映画めっっちゃ好きやーー!!

私のオールタイムベストに「秘密の森の、その向こう」があるって知っている友達に「コット」も好きと思うって言われていて期待してたけれどその
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

まあまあなハードスケジュールの中で観たけん途中かなり寝てしまった…

良い映画って掴みで惹き込まれる(っていうか掴みで観客を惹きつけれる映画は漏れなく良い映画)って思っとるんやけど掴み最高やった

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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

アンドリュー・ヘイ監督作品は「荒野にて」だけ観たことがあったけれど
純真無垢な主人公が確かに紡ぐ絆とそこに訪れる無慈悲な現実に心を持ってかれて呆然とさせられる感覚はすごく共通して感じた

観終えてすぐ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

「リチャードジュエル」や「シカゴ7裁判」のような不条理さを孕んだ法廷ものとしての側面を1番強く感じたしそれとして面白かった
けれどだからこそ予習は必須な映画やね
ノーラン節って感じのギミックが余計難解
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.0

言の葉の庭とか短編だと気にならないけれど
新海誠監督って心情の変化を描くのがクソ程下手なんだきっと
私は感情移入して映画を観たいからこの監督の作品を良いと思える感性は持てないだろうし、今後どれだけ話題
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

1よりは格段に面白かった!
(1は死ぬほどつまんなかったと思ってる)
けどやっぱりドゥニ・ヴィルヌーヴは『灼熱の魂』が傑作
お金の掛かった『灼熱の魂』って感じでドゥニ・ヴィルヌーヴの作品性が見えると思
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

5.0

絶対自分とは無関係で無縁な人達と場所のかなり特殊な状況を映画の世界観に満ち満ちて映し出して、全力で私を置いていく映画なのに、息つく間もないと感じさせるぐらいの情報量と長回しの没入感で目が離せなくなる>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

-

感想語る資格ないぐらい寝た
2時間ぐらいは寝てしまったと思う
けん二転三転する展開はちんぷんかんぷんやった

序盤のアーガイルのマオカラーと髪型
めちゃくちゃジョジョやんと思いながら寝とった

最後に
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.3

メ〜テレ制作の恋愛映画は『愛がなんだ』や『勝手にふるえてろ』が代表的だけれど、どの作品もなんとなく"恋愛のままならなさ"を描くことに一貫性があるように感じてて

私は『二重生活』の門脇麦の【内に思いを
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

ダコタ・ジョンソンが美しすぎて素晴らしかった!
ダコタ・ジョンソンって特に目が魅力的なんだなぁって思わされた

最初はマーベル初のミステリーって煽りで気になって、でも評判悪過ぎでダコタ・ジョンソンしか
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.3

『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督だからそうだよなって感じの
そつが無い映画だった

ただそつが無い、以上でも以下でもないというか…

私は全然良いと思ったんだけれど
最近観た他の映画が
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

余韻で映画館を出て嗚咽するくらい泣けた

三宅唱監督は『君の鳥はうたえる』と『ワイルドツアー』も観たことがあったけれど『ケイコ 目を澄ませて』が印象深くて、
『ノマドランド』でアカデミー賞を取った"ク
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

映像は絵画的で会話は哲学的、音楽は宗教的にも感じられるめちゃくちゃ好きな映画だった…!!

そして『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』で観たかった世界観はこれだー!って不完全燃焼感も解消してもらえて
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

3時間ずっとボーはおそれていた。笑

アリ・アスターは母親との関係が映画を撮る原動力になっているみたいな話を聞いたことがあるけれど、今回は今までで1番監督の撮りたいものをストレートに主題にした作品に感
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