しゃりあさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

PASSION(2008年製作の映画)

4.7

人は本当に他人の人生に責任を負いたくない

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くも新劇ではあったように思う
正直なところかなり肩透かしの内容ではあったし、何回も観たい映画ではないなと感じた
××の謎はどうなったの?といった伏線回収や謎解き部分は差し置いても、やはり作劇と
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

生活の苦しみがサラッと流されながらも、ホンスジがそれに気取られないくらいに牽引力がある
コメディ描ける人って客観がすごいよな〜

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.1

戦意高揚トリップ映画

『クレしんパラダイス!メイドイン埼玉』とまではいかないものの、作劇の高揚感をミュージカルらしい演出で引っ張っていく
終わり方はあっさりだが、ブツ切れ感なく、うまく楽しげな雰囲気
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虚空門 GATE(2019年製作の映画)

2.1

テロップすら出ないため、ドキュメンタリーとしてのガイドが一切ないので、観客に説明する気も導線も存在せず、ひたすらに映像の羅列が続く

その不慣れさは進行にも及び、UFOの話題はどこへやら、目がイってる
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作未読 実写視聴済

実写版に常に漂っていた死の匂いは一切しない
かなり岡田真里の下位互換的な脚本。

まずはなんにせよ画面がずっと綺麗。
絵本奈央先生の絵は、『それでも僕は君が好き』の時からずっ
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

なんか何書こうか迷っていたら、いつのまにか間が空いてなに考えてたか忘れてしまったので書き散らして投稿
そのうちちゃんと書きなおそう〜

珍しく原作既読 原作が好きなのだけど、かなり行間に情報量があり、
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ドット ハック セカイの向こうに(2011年製作の映画)

3.5

主要キャラの声が田中圭と松坂桃李という豪華っぷり
しかも田中という名前のキャラを田中圭じゃなくて松坂桃李の方がやってる
主人公の声のせいかめっちゃブレイブストーリーみがある
挿入歌で描ききれないシーン
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

3.7

極論論者をおちょくりながらも、そのモラルの共通点を挙げ、笑いにして問う感じはあった
もっととんでも映画かと思ったが、わりと考えて作ったせいでお行儀良くなっている感もある
どこからどこまでがヤラセ(劇)
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

かなり演劇的だった
照明はスポットライト的な使い方が多いし、長台詞と長回しのシーンでは、少ないカメラ移動ながら、演者の立ち位置が移り変わって関係性が示され画面が持続する演出が結構ある
かなり主演の2人
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ゼイラム(1991年製作の映画)

3.8

特に主人公が女に出会って力を得るみたいな展開にならないのに時代性があった
相関性はないと思うけど、ヘルレイザーを想起させるシーンが結構あって、どっちか好きだったらどっちも好きだろ感がある
アニメ版のイ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

邦題「テネト」じゃダメだったんか?

Nの地点がこれ観よがしに2回あり、脚本自体は分かりやすいが、SF設定がおれがバカすぎてあんまりよくわからんくてワロタ
あのまま物理学の講義してくれよ

IMAXで
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さよなら、ジョージ・アダムスキー(2007年製作の映画)

3.9

もう少しハズしてしまえば、ガキ使の笑ってはいけないのバスシーンになってしまいそうなカットですら、夕陽を差し込ませることによってショットを持たせていて気概を感じる
あっちは夜だし右へ移動するが、ふたりぼ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.4

ファックシット役のolan prenattが若くて金髪お嬢様のカツラをかぶった荒川良々に見えてきて笑ってしまった

それにしても90年代的に見えて全く現代の映画だと思う
90年代リバイバルとして16m
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GANTZ(2010年製作の映画)

2.9

どこに力点を置いているのかがわからん

大仏星人とのバトルや千手、田中星人の動きは良かったが、結局頑張っているのは美術だけで、肝心の絶望感やガンツスーツによる全能感とか、gantz最初期の良さがスカス
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#生きている(2020年製作の映画)

3.5

パクシネと吉岡里帆って似てない?
わりと引きこもっていられる状況に『ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと』を思い出す

遠景で爆発が見えるシーン、橋に車が普通にたくさん走っていて笑ってしま
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

4.7

洋画ベスト級、セリフ全文写経レベルに良い

フロリダ的な空気って肌感覚としては全然わからないんだけど、なんとなくWAVESとかsoundcloudのヒップホップの音楽とかを観ると、享楽的・開放的なモノ
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.7

ミステリだった原作から、普通にスラッシャー物になっとる
いうたら『ヘイトフルヘイト』の銃撃シーンの詰め合わせみたいになってた

スクールアタックのリアリティを出すためなのかはわからんが、普通にデスゲー
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.7

ジャケ買い的なノリで観たけど、ずっとこの顔だったな
わりと他のレビューでも書かれているように役者の映画だと思う
出てくる役者全員、ただ1人認知症の暴行を繰り返す母親をのぞいて、目つきが悪い

「ハード
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

おれは濱口竜介の優しさの含みを持った言葉が好きだ

あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

1.2

セルルックなのに全然動かない

第二話アバンのような設定説明ナレーションパートがあるが、オマージュだとしても怠慢に過ぎると思う

Wisconsin Death Trip(原題)(1999年製作の映画)

3.9

英語がさっぱりなので、映像だけを写真集のように観た

原作であるらしい写真集の方が、怪談的な恐怖を孕んだ背景があるものが多いようだが、映像化しづらいのか動きを重視しているように思う

個々のエピソード
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.4

怒涛の映像 めちゃくちゃ笑った
中島哲也がかなり影響を受けているように思えたが、CM作家という共通点ゆえか

ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚(1988年製作の映画)

3.4

女優めちゃくちゃ体張ったんだろうなと思うと同時に身体をイソメやゴカイが這う感触を想像してしまう

心霊玉手匣 constellation(2018年製作の映画)

4.6

泣く
ラノベ的想像力、Jホラー、モキュメタリー的ユーモア、ハヤカワJA
白石晃士、岩切一空、ブギーポップ、ガイナックス、石井聰互、僕らのウォーゲーム、2001年宇宙の旅、インターステラー、心霊玉手匣
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心霊玉手匣 其の四(2015年製作の映画)

4.2

土左衛門の映像がとても良い
完全にテンションが振り切り、3とも異なるノリで加速していく様は圧巻

ただ、叫ぶだけのテンションで押し切るシーンも結構ある気もしてる
構成が少し分かりづらい、というかどのセ
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心霊玉手匣 其の三(2014年製作の映画)

4.1

複数の心霊映像がひとつに収束していくという残穢/XXXのようなプロットはあるもの、大枠はコワすぎフォロワーでしかなかった1,2を飛び越えて結節した怪作

1,2では、ほんとにあった呪いのビデオなどに則
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心霊玉手匣 其の二(2014年製作の映画)

3.7

エンジンが掛かってきた其の二

1はモロちゃんのキャラに頼りっぱなしで、恐怖映像のパンチも弱め、複数の体験が収束するストーリーというネタ一発勝負だった
2ではテイストそのままに、ネタ感も更に盛りシリー
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心霊玉手匣(2014年製作の映画)

3.4

キャラモノ
オタクくんにかなり好感がモテる
モロちゃんが人気らしいけど、あんまり好きになれんな〜女版工藤だもんな〜

荊棘の秘密(2016年製作の映画)

3.8

結構ストレートに百合だったのに驚き
渇き。を思い出した人が結構多いようだが、母がどんどんと鬼気迫っていく様子や、裏返る登場人物たちなどが似ているかなと思う

娘たちのOOIOOみたいな曲を演るバンドに
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.8

半年近く間を開けてしまったが、間違いなく間髪入れずに続けて見た方が良い

韓国大河ドラマ的なものと、現代モノの社会問題についてちょっと踏みこむ感じの、韓国でバカ売れ二大巨頭ジャンルの詰め合わせなのだが
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

4.2

劇場版らしく思ったより絵が動いていて良かった
このすばは俺TUEEの塩梅もちょうどよくて、なろうにありがちなヤバい倫理観みたいなのも特にないので、安心してコメディを楽しめるし結構元気になれて好き