ナチス時代の高級娼館サロン・キティを舞台にしたエロスドラマ。ナチ女の親衛隊が娼婦の皮を被りナチスの高官や将校の情報収集を行う。
一応肌身も多いしおっぱいもいっぱいだし、表向き退廃的なポルノ映画ではある>>続きを読む
「バグダッドの盗賊」でモンゴルの王子を演じ上山草人が、「鞍馬天狗 黄金地獄」ではヤコブ商会のボスの西洋人、ヤコブを演じる。それに対するは我等が鞍馬天狗ことアラカン。実質元ハリウッドの怪優対時代劇大スタ>>続きを読む
爆風がなり響く戦場の中に生まれ、最初の記憶は刑務所の男。
ただ過去生を語る中で少年時代の音楽家になりそうな道から一転。悪行三昧の人生を突き進んでいく、破天荒でどん底に沈んだ半生からラインゴールドを掴ん>>続きを読む
コルネットを手にジャズ興隆期に活躍したレッド・ニコルズの半生。音楽家の夢と同時に恋に結婚、子が生まれ父親にもなったレッド・ニコルズ。ただ時に両立が上手くいくわけでもなく夢か家族かで揺れる葛藤含めてレッ>>続きを読む
ミリアム・ホプキンスの表情たまんねえ~。鏡と髪を解すときの顔。嫁いだ先で義母との対立の表情。プールサイドでの笑顔が消えてスッと真顔になる表情変化。ヨット遊びの所で一人になりグラスを落とすときの表情。そ>>続きを読む
幼少期に好きだった玩具といえばベイブレード、ビーダマン(B伝説)、バイオニクルの世代。買ってもらったのがコパカだった。本映画がトア・ヌーバ世代なので丁度持っていた時期の物と一つで童心に帰れ・・・そうな>>続きを読む
前作の「魔刃の巻」は見つからず。ただ続編である本作は「鞍馬天狗 天狗廻状・續篇」でvhsがあるので鑑賞。本作観るために先に原作読んだ。
一応再生すると前作の粗筋が流れるが、本作だけ見てもイマイチ「天狗>>続きを読む
私が観る洋ピンが悉くつまらないのか、それとも純粋に洋ピンが好みじゃないのか。
マフィアの兄のニコロとアメリカから帰りの妹マウリチアを軸にした、マフィアサスペンスっぽいものにエロチックを存分に練り込んだ>>続きを読む
1939年って志村喬、34歳くらいだよな…。
昔観た本作と同年の「鴛鴦歌合戦」に志村喬がヒロインの父親役やっていて、「忠僕直助」では刀鍛冶の師匠役で出演してるけど、30前半で役的に10歳かそれ以上離れ>>続きを読む
前編以上に舞台背景を完全放棄した後編。欧風的なおとぎの国と犬人間姿の呪われた姫。悪役がメカメカしい怪しい研究所に居を構える科学者。それに挑むは三蔵法師の率いる一派の活劇。前編が旅物語なら後編は児童向け>>続きを読む
三蔵法師を唐から送り出す歌とダンスのミュージカルを見て、ああこれはオペレッタ西遊記になるんだろうな、と思った時間が俺にもありました。
蓋を開けてみれば時代設定ガン無視の台詞回しから、時代的にあり得ない>>続きを読む
一つに絞らないと感想迷子になりそう…。
自己で妻を失った双子の兄弟動物行動学者の男。死体の腐敗する姿の執着、映像に度々映る動物の死骸の腐る映像。
事故の生き残りで片足を失ったアルバへの双子の執着。
執>>続きを読む
西洋絵画的な美しさ。登場人物の構図や光源の立ち位置、西洋的な衣装や映像の中に小道具の配置まで1シーンのショットが絵画的のような美しさと(絵面だけは)気品さがある。まるで連作絵画を観ているような感覚に陥>>続きを読む
『トア』『私の父は正しかった』の台詞量で完全に脳疲労状態で、『祖国の人々』はサイレントらしいし、まあいけるやろと思ったらギトリのコメントつき。
本作はフランスの天才芸術家の生きた姿を映した記録映像であ>>続きを読む
セリフの多さにすっかり疲弊してしまった。大親父、父、息子と親子三代。大親父(本作の主人公にとっては父親)の言葉が正しいと至るまでの過程の作品。教師でもあり厳格だった父親がある日を境に変わってしまったこ>>続きを読む
演劇の描写も現実も居間で起きる舞台にしたほぼ室内劇。内装の近さメタ的な筋道、たぶん狙ったように全身やバストショットを主軸にしたカメラ、大量のセリフの数々。
見ている内に現実かそれともこの全ては演劇なの>>続きを読む
原作高垣眸で、主演が大友柳太朗で覆面被ったらそれはもう『黒頭巾』なんですよ。本作も覆面被る場面はある。
でも「まぼろし城」は木暮月之介シリーズで「黒頭巾」とは時代背景も役割も異なる。原作が戦前の少年倶>>続きを読む
お話が暗すぎて、全体的に沈鬱した空気感に押しつぶされそうだった。
道幅スレスレの峠道を通るバス運転手の男と、昔一緒だった女の再逢と関係を描いたメロドラマ。峠のトンネル開通間近という未来へと移ろいゆく世>>続きを読む
”ゴーレムというのは、ユダヤ教の伝説にある人工人間の話なんだよ。泥をこねて人間の形に造り、ユダヤ教の呪文を託した護符を塡め込むと、生命を得て動きまわる話なんだ。
しかしこの護符を取りはずすと、たちまち>>続きを読む
所々観てるだけで空気が澄むような、美しい八ヶ岳周辺の自然や田舎のロケーションのショットの数々。素朴な味のある田舎町や村。山、木々、水辺などの登場人物の配置。その中に含むのは交流と叙情。まるで母親のよう>>続きを読む
不思議な均衡で保たれたシェアハウス、という小世界。
最後まで見ると人間関係的にいつ均衡が崩壊してもおかしくないのだけど、あかり、沙知、俊宏の共同生活は奇妙なバランスで成立してる。
全体的にシェアハウス>>続きを読む
わたくし、AV以外のエロコンテンツはどちらかと言うとシナリオ派の人間なので別にエロ薄くても評価するスタンスなんですよ(特にピンク映画とかエロゲーは)
ただピンク映画鑑賞しに来て濡れ場は多くなくかつ対し>>続きを読む
鑑賞前にシネマヴェーラ渋谷のアナウンスでも言ってたけど兎に角フィルムの劣化が激しい。染色なんか褪色して全体に赤みがかった状態なってる。全ての場面でフィルムが傷だらけだし、度々シーンが飛んでるかのような>>続きを読む
乙丸一家のホームドラマと世代が異なる3人の女たち。一人は乙丸家にやってきた、大黒柱の音也の母親でもあるフリーダムなおばあさん。一人は奥様でおばあさんと中々上手く行かない苦労人の奥様。3人の女たちの表情>>続きを読む
原作も映画も今ではほぼ隠れた作品。
東京を舞台に薬中で自殺未遂をするダメ男、男から死を買った男、女と完全犯罪を企む男、三人たちを軸に回るサスペンス。
1h半だが展開が忙しすぎる故に中だるみはほぼない。>>続きを読む
『熟女スワップ人妻レズ』と二本立てで見た。両作とも女性が監督・脚本だが、あっちは魔性の熟女と罠があったりと完全に毛色は異なる。
ポルノ映画という男性映画色の強いコンテンツとは対照的に、『グレープフルー>>続きを読む
祝日に日本のフィルムアーカイブの拠点でポルノ映画鑑賞でしか得られない栄養がある。
『団地妻二人だけの夜』の二本立てで鑑賞。あっちは団地を舞台に解放された男と解放されたい女を軸に自由をテーマにカップヌー>>続きを読む
合間合間の詩的や死生観を含む台詞にセットと登場人物をすっぽりと写し込むカメラ、所々の一場面の長回しや立ち位置は演劇的な感覚の中で、異国の日本で日本人の伴侶を持ったポルトガル人モラエスの生涯を映す。
正>>続きを読む
夫に浮気された女と、変態社長に秘密を握られた女の復讐劇になるはずが、社長を罠に嵌めるためにエロASMRを作成する事になる変化球過ぎるピンク×バカ映画。なんだこれ。
エロ+ASMRが結びついた文化が存在>>続きを読む
近松門左衛門が1登場人物で出てくる作品といえば『藤十郎の恋』とかある。ただあっちは原作菊池寛だけど、『浪花の恋の物語』は近松門左衛門が原作でありながら、近松門左衛門が出てくる。近松らしい飛脚問屋の養子>>続きを読む
最近ケモミミ美少女に性癖が目覚めてから、どうかケモミミ美少女が出てくる作品はないか、模索した心持ちで鑑賞。
本作の持ち合わせる擬人化の要素と、主役ちび猫の少女は猫耳、ロリ、純粋無垢等の三種の神器を備え>>続きを読む
はあどっこい百合えっち。
現実と漫画に揺れ二る人が再び。
前作の「さあやとこはる」が最逢と離別なら、今作の「さあやとこはる forever and ever」は再会の瞬間のためにある作品ある百合映画だ>>続きを読む
映像部分は13分の断片だから点数は判定不可能。それも終盤。
(本編13分+1分半近くは作品の復元や経緯の説明等)
ただ、全長が仮に残っていたら十中八九サイレント時代劇を代表する傑作の一つになると思わせ>>続きを読む
元薬物依存症で更正施設を抜け、再び世界に戻るユウサク。でもあまりゲンジツに生きるには薬の一因になった兄も厚生施設の役員も薬の売人も偽善だらけの世の中。
ただその世界を映した中で本作の紅一点であり善性の>>続きを読む
さあや先生もオタク君も最後の方の活き活きとした姿は寧ろ私には眩しすぎた。漫画の幻想と現実と性愛と。
元カノをモデルに同人百合漫画を描くさあや先生と、元カノのこはるとの再会。しかしその内にあるのは、果>>続きを読む
藤村志保が表現する複雑で多面な女の面相。
"怪談"雪女郎のタイトルなのでホラーを観る気満々だったら雪女の純愛を感じる映画だった。
超有名な妖怪・雪女を主軸に映した作品。だが、"怪談"という言語が含有す>>続きを読む