ポンコツ娘萌え萌え同盟さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

綿の国星(1984年製作の映画)

3.6

最近ケモミミ美少女に性癖が目覚めてから、どうかケモミミ美少女が出てくる作品はないか、模索した心持ちで鑑賞。
本作の持ち合わせる擬人化の要素と、主役ちび猫の少女は猫耳、ロリ、純粋無垢等の三種の神器を備え
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さあやとこはる forever and ever(2023年製作の映画)

3.5

はあどっこい百合えっち。
現実と漫画に揺れ二る人が再び。
前作の「さあやとこはる」が最逢と離別なら、今作の「さあやとこはる forever and ever」は再会の瞬間のためにある作品ある百合映画だ
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長恨(1926年製作の映画)

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映像部分は13分の断片だから点数は判定不可能。それも終盤。
(本編13分+1分半近くは作品の復元や経緯の説明等)
ただ、全長が仮に残っていたら十中八九サイレント時代劇を代表する傑作の一つになると思わせ
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命の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.7

元薬物依存症で更正施設を抜け、再び世界に戻るユウサク。でもあまりゲンジツに生きるには薬の一因になった兄も厚生施設の役員も薬の売人も偽善だらけの世の中。
ただその世界を映した中で本作の紅一点であり善性の
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さあやとこはる(2022年製作の映画)

3.2

さあや先生もオタク君も最後の方の活き活きとした姿は寧ろ私には眩しすぎた。漫画の幻想と現実と性愛と。

元カノをモデルに同人百合漫画を描くさあや先生と、元カノのこはるとの再会。しかしその内にあるのは、果
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怪談雪女郎(1968年製作の映画)

3.8

藤村志保が表現する複雑で多面な女の面相。
"怪談"雪女郎のタイトルなのでホラーを観る気満々だったら雪女の純愛を感じる映画だった。
超有名な妖怪・雪女を主軸に映した作品。だが、"怪談"という言語が含有す
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執炎(1964年製作の映画)

4.0

浅丘ルリ子魂の一作。
順風満帆そうな若い夫婦は何故死ぬことになったのか?
結末収束形の物語構造に映したのは男と女と戦争の影響。
特に女の姿を映したのは、かの名作ヴィットリオ・デ・シーカ「ひまわり」もそ
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らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

3.7

近年女児向けアニメ成分があまり摂取出来てなかったので、鑑賞。
原作の児童小説シリーズは未読。昔封印された闇の魔女メガイラが復活の為の誘惑と、それに対して魔法学校の落ちこぼれにて銀の城のお姫様フウカを主
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Cause for Alarm!(原題)(1951年製作の映画)

3.5

ビデオマーケット『不安の理由』の題で鑑賞。

心臓病で精神的に不安定で「妻と医師に殺されると」確証のない被害妄想に取り憑かれる夫ジョージと彼の夫人エレンを通してやり取り描いてる前半。そして夫の不安から
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ヤンキーアイドル(2012年製作の映画)

3.4

アイドルにキメセクしてるってこれマジ?●元には失望しました。AK●のファンやめ...と思ったけど、AK●全く知らないのでこのネタ、私には使えない。
ポロリもあるよ!若干のネタバレが交ってるようにみえて
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大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

3.6

ゆるゆりスピンオフの大室家の映像化。
大室家三姉妹のクールだけど姉らしい一面もある撫子、うざかわいさが魅力的で表情豊かな櫻子、しっかりも者だけどまだあどけなさが残る花子の大室家を主軸に、姉妹間から、人
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境界線(1966年製作の映画)

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鑑賞後、少し長い講義聞いてから、機会があればもう一度再見してから評価を定めたい作品。
個人的にシャブロル作品自体が今回初めて、何でも『境界線』は『パリは燃えているか』と同時期の1966年ににレミー大佐
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時は止まりぬ(1959年製作の映画)

4.0

圧倒的な萌えと、激エモ映画。
白銀の雪山の世界の中、ダム建設の為に監視員として小屋で生活する中年の男。仲間内が下山して一人になってから時計の秒針の音がカチカチと聞こえるほど、淡々とした雪山での生活を送
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聖母観音大菩薩(1977年製作の映画)

3.4

不老不死の八百比丘尼を名乗り現代社会とは断絶されたような暮らしを送る女。浮浪者に犯罪者、行き場のない人間に、異常性欲の中年に。少年少女に。生の証したるセックスのエロティックを軸に呪われた生の世界と死、>>続きを読む

恋の大冒険(1970年製作の映画)

3.1

東京を舞台に巻き起こるミュージカルに、スラップスティックコメディ。
上京した陽子を主役に歌に踊りに声優に活躍。イケメン獣医役は大矢茂。
だけど男性キャラはやはり怪電波を流したり催眠NTRを行う悪役の迷
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吸血鬼(1956年製作の映画)

3.6

本作はホラーの皮を被った変格ミステリだ。
血が抜かれた少女の死体と吸血鬼と呼ばれ世を騒がす怪事件、ホラーを描こうとする割に、怪事件の謎を追う新聞記者のピエールの姿を映しホラーよりも寧ろミステリー調のあ
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サンライズ(1927年製作の映画)

5.0

ショックだった。
恐ろしさ、楽しさ、ロマンチックさ、幻想、感動、美しさ。様々な感情を映像に色濃く映した『サンライズ』をどの"感情"で感想を書くか。
様々な映画を鑑賞して得られる感情が『サンライズ』の一
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大江戸(秘)おんな医者あらし(1975年製作の映画)

3.5

最近綱吉の世の映画観たので、今度は家斉の世だ!
庶民の生活が爛熟した世だが堕胎はご法度の江戸の時代。そして子下ろしの医者は闇稼業。子下ろしの医者見習いの男・千吉を映した本作。ポルノ時代劇はいくつかある
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レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

3.0

レオノールが頭怪我して眠った現在世界と、ヒプナゴジア状態のレオノールが眠る前に自ら途中まで脚本書いてた物語の虚構に入り込む2つの世界が交互に展開される入れ子構造的なシナリオ設計。
この手の脚本なら現在
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緋牡丹盗賊(1950年製作の映画)

2.7

徳川綱吉の生類憐みの令が敷かれ”人間の命より、犬のご機嫌の方が大事なご時世”に現れた緋牡丹盗賊。
悪法により捕らえられた囚人を奪い取る快盗みたいな立ち位置だが、本作で展開されるのはその痛快そうな姿を見
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猿女(1964年製作の映画)

3.9

本作をどうしょうもないクズの男アントニオと、多毛症で猿みたいな見た目の女マリアの色々ありながらも次第に愛が芽生えるラブコメディと捉えるか、
それとも本作が知識・倫理観が現在より未発達で、人権侵害の強い
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.8

死者は語らないが、生者は語る。
生者の世界の中、旅道中で出会う人物は喋り親切だが、対して棺桶を運ぶ主演の二人は寡黙。
年老いた祖父は実質的に必要以上のセリフは話さないし、ハリメに至って殆ど無口だ。だが
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硝煙の新天地(1943年製作の映画)

3.5

自動車の台頭やライト兄弟の飛行機発明、エネルギー資源として石油需要が急速に高まる20世紀初頭。
土地の下には黒色の黄金”石油”が眠り、堀当てれば高く石油が噴出するアメリカの油田オクラホマ州。
舞台の中
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爆走!狼男(1971年製作の映画)

2.8

パンに浸したワインの色はまるで血のよう。
ならず者バイカー達のロードムービー、タロット占いの予言、悪魔崇拝の邪教、モンスターホラー、バイオレンス、エロティックと素敵な要素が多く詰まった珍作だが、イマイ
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バグダッドの盗賊(1924年製作の映画)

3.6

「復活」「彼奴は顔役だ!」「ハイ・シェラ」「白熱」などでギャング映画・犯罪映画の印象が強いラオール・ウォルシュが本作で映したのは、オリエント×ファンタジーの舞台の中で王女に恋に落ちた盗賊の男が生まれ変>>続きを読む

神州天馬侠(1958年製作の映画)

3.6

「神州天馬侠」のタイトル出るまでが最高。開始早々に徳川が武田方襲い掛かる大人数の大殺陣を持ってくる大盤振る舞い。本編の開始地点となる本陣が炎上し、天目山を下る伊那丸を映すオープニングに心が掴まれる。>>続きを読む

ただ空高く舞え(2020年製作の映画)

3.7

夢を追うにも多くの形がある。インドの田舎で育ち格安の航空事業を立ち上げることを夢見たネドゥマーランに待ち受けていたのは"戦い"。彼がデカン航空を創設して飛行機を飛ばすまでの人間ドラマを映した作品。
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どスケベ検査 ナース爆乳責め(2012年製作の映画)

2.7

ホラー?いいえバカポルノ映画。
汚い空気人形。意志を持ったダッチワイフが人間を性的に襲い、襲われた人間がリビドーの化身が如く性欲の怪物になる。まるでゾンビ映画のような見せ方。
狙ってるのか明らかにオタ
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殺人カメラ(1952年製作の映画)

3.4

プリパラ経由でタイトルだけ知ったままだった映画。
舞台となる箱庭作りから始まる奇怪な演出。箱庭の内に映されるのは、身勝手で俗人だらけの人間達、有力者、貧民。
そんな世界に住み、聖人アンドレアを祀る祭日
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.4

年始から震災、暗いニュースが多い2024年の鬱屈と疲弊の世の中。脚本はツッコミだらけだがシンプル、相変わらずの豪華俳優陣とテンションとアクションでゴリ押すのは今年の正月に求められるエクスペンダブルズ最>>続きを読む

菩提樹(1956年製作の映画)

4.0

お転婆可愛い修道女のマリアがトラップ一家の子どもたちの家庭教師、ナチスによるオーストリア併合と某名作映画で聞いた設定だなと思ったら『サウンド・オブ・ミュージック』と原作が同じ『菩提樹』(そうと知らずに>>続きを読む

紋三郎の秀(1955年製作の映画)

2.8

中盤の徳蔵親分とその子分、蜜柑屋の場面がピークでそこだけ面白かった。それ以降は特に印象にない。ただ何気に屋根の瓦を投げつける時代劇はじめてかもしれない(?)
刀や賭博も腕っぷしも良好だし高田浩吉の歌唱
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ザ・ボス 暗黒街の標的(1973年製作の映画)

3.0

ヘンリー・シルヴァが演じるシシリアンの殺し屋ランゼッタが生きる二枚舌・裏切りが連鎖的に氾濫するマフィアの世界を描いた作品。 映写窓から擲弾を放って一面やり過ぎなほど爆発しているOPが本作の激しさのピー>>続きを読む

成吉思汗(1943年製作の映画)

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序盤で意識朦朧して中盤辺りから意識復活してから内容があまり頭に入らなかったので評価はつけない。いや確かに役者の声の力強さは感じたけど、いまいちつかめず。テムジンがジンギスカンとなりモンゴル帝国を築く劇>>続きを読む

源氏物語(1987年製作の映画)

3.5

漫画も実写映画も果ては題材にした同人エロゲまで存在する日本古典の名作、源氏物語。私が以前に触れた源氏物語が歌舞伎の演目でたぶん本作の内容にはほぼ当たらない部分だと思う。今回で源氏物語触れるの2回目で、>>続きを読む

火だるま槐多よ(2023年製作の映画)

3.3

本作が最初に上映されたのが渋谷じゃなくて新宿で良かった。もし渋谷上映だったら鑑賞後に若干の聴覚過敏だけじゃ済まない感覚に襲われていたかもしれない。
視線恐怖症じゃない。今作は聴覚だ。でも渋谷だったら本
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