ポンコツ娘萌え萌え同盟さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ボビーに首ったけ(1985年製作の映画)

3.5

17歳にしてはガタイが良すぎる(特に腕の筋肉がセクシーでエロい。)バイク乗りの青年のアオくさすぎる物語。別に学校だけが青春ではないし、バイク乗り彼のセカイとしてはまさしくこの物語こそ青春。上手くはない>>続きを読む

西住戦車長伝(1940年製作の映画)

3.0

軍神とされた西住小次郎の日中戦争とその死までと兵士たちの内面の物語。ぼくは戦争映画というジャンルが正直苦手な人間だけど、本作の映像から見せられる目と鼻の先の死や爆発の威力、煙、音など戦場が目に焼き付く>>続きを読む

霧笛(1934年製作の映画)

3.5

鞍馬天狗の原作者と同じ大佛次郎原作の映画だけど、颯爽と事を解決してくるヒーローもいないし、時にして文明開化後の横浜居留地にて千代吉、お花、クウパーの三角関係と悲哀が描かれるメロドラマ。時代劇に出てくる>>続きを読む

劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの(2023年製作の映画)

3.9

シルバニアの知識殆どない人間が楽しめるのか?と吞気なこと考えて朝の映画館に突撃したら、空撮風で本作の世界の中に入り込み、見終わった頃はすっかりシルバニア村のやさしいせかい観に浸り心が澄んでしまった。>>続きを読む

警察官(1933年製作の映画)

4.1

間違えなく日本ノワール映画の良作。
警察精神以前に伊丹自身も一人の人間だし、本作に伸し掛かる内容は並大抵の覚悟では務まらないし、人一人に求める決断にしては重すぎる。しかし伊丹が覚悟し決断しなければ解決
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新篇 丹下左膳 隻眼の巻(1939年製作の映画)

3.7

『奴銀平』との二本立てで見た。奴銀平が主役の性格も陰湿な社会の中に光る忠義の内容も慌ただしい作品を見たなぁと思ったあとに、今度は逆に後半がコテコテな心理描写を強く映し出した作品を見るとは思わなかったよ>>続きを読む

ピンサロ病院2 ノーパン女医(1998年製作の映画)

3.3

例えばゾ●リはおならで隕石衝突を回避する話があったけど、それとは別にあなたはあの女医のコと恋をシて、セックスして彗星の軌道をずらして衝突を回避するの。貴方にはそのセックス・サイコキネシス(=セックスに>>続きを読む

(1975年製作の映画)

3.5

七人もいないし、侍でなければガンマンでもないけど、外方からやってきた無頼漢二人でインドの田舎村の穀物を狙う悪党と対峙する。明らかに「七人の侍」や「荒野の七人」を意識したような舞台設定や、ある場面に至っ>>続きを読む

火星のカノン(2001年製作の映画)

3.8

私は物語で恋愛を客観的に捉えるが、恋愛の感情は人生の中でない。だから明確に恋愛観は定まっていないし、本作の登場人物の誰にも感情移入はできない。不倫男の公平にも、その相手であり、本作の主役の絹子にも、も>>続きを読む

魔術師(1926年製作の映画)

3.3

マーガレットとバードンの愛が勝つか、魔術師と呼ばれ人体錬成の研究を行うハドの邪眼が勝つか。
正直物語は退屈だけど、度々顔のショットで映されるハドを演じるパウル・ヴェゲナーの目力の強さと芝居がかった動作
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御存じ快傑黒頭巾 第二話 新選組追撃(1955年製作の映画)

2.9

「マグナの瞳」に比べて筋が劣る。
拳銃持った勤王派と黒頭巾のヒーローに、西郷やら新選組を押し出してくるといよいよ鞍馬天狗シリーズと誤認しそうになる。まあヘボ易者は流石に独自だが。
「マグナの瞳」は高垣
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御存じ快傑黒頭巾 マグナの瞳(1955年製作の映画)

3.3

勤王派志士で、ピストルを放つ覆面ヒーローと言えばやはり鞍馬天狗か黒頭巾だ。先日高垣眸の「快傑黒頭巾(少年俱楽部文庫版)」読んだので鑑賞。とはいえマグナの瞳は派生作なので内容は全く別(調査した感じ高垣眸>>続きを読む

ラスト・ダイビング(1992年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

波止場にて飛び降りの実行の共に"延長"した青年とおっさん。脚色自体は展開に色濃い作品ではないが、おっさんに連れいていかれるがまま街を歩き、快楽や娯楽に浸る。其処に一つの人生を見る。
その街は青年にとっ
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宇宙への冒険(1957年製作の映画)

3.0

草。『禁断の惑星』のロボットのロビーの人気にあやかって、彼が全面的に押し出された作品でもあるのに誰が銃向けられたり火炎放射機向けられるロビーの姿なんか見たいんだよw。
いわば本作は一種のキャラクターフ
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.4

ある映画見るために再鑑賞。
博士とその娘と超科学の賜物のようなロボットが暮らす未知の惑星、謎の怪物、太古に栄えたクレルが残した科学…個々の設定や謎は素敵だけど、全体を通した脚本は正直個人的には今一つ合
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映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011年製作の映画)

3.7

枝分かれした、2つの作品について。
昨日、瀬名秀明の小説版「鉄人兵団」(以下:小鉄)読んだので再鑑賞。
旧鉄人兵団(旧鉄)を再鑑賞する気で読書したが、小鉄を比較するなら新鉄人兵団(新鉄)の方だと感じた
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新人巨乳 はさんで三発!(2014年製作の映画)

3.7

ピンク映画会社に乳社した映画好きでエロに潔癖症持ちの女・桃子の葛藤と社会人的成長を描いた明るく楽しい社会人コメディ。であり、本作はピンク映画への情熱と愛も感じる一品。
アダルト産業が舞台だとエロ漫画な
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蜘蛛 第二部「ダイヤの船」(1920年製作の映画)

3.7

第一部がインカロマン溢れる王道の冒険活劇なら、第二部は冒険譚よりもサスペンス色をかなり強めた印象。前作がショッキングなラストだったので今回のスジはケイの復讐譚になると考えたが予想は外れ。
復讐を描くな
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海の征服者(1942年製作の映画)

3.0

あらすじだけ読めば海賊からジャマイカ総督になったモーガン船長と元部下でカリブ海で悪事を働くリーチの戦いの海洋アドベンチャーだが、
本作の実体はモーガンの右腕でタイロン・パワーが演じるジェイミーとヒロイ
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それいけ!アンパンマン ゆうれい船をやっつけろ!!(1995年製作の映画)

3.5

再鑑賞。いつまでも近いようで遠い運命の皮肉に翻弄されるパンナ姉妹。
昔アンパンマンはまってた頃に某おねロリ漫画家先生がパンナ姉妹の百合イラストを描いてたのもあって以前は姉妹百合映画のように見えた。
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悪魔の手毬唄(1961年製作の映画)

2.7

私が原作の「悪魔の手毬唄」を読んだのも、名作の市川崑版の「悪魔の手毬唄」を観たのも数年前なので悪魔の手毬唄の内容だいぶ忘れていたのはあるけど、少なくとも本作のような内容ではなかったは間違いなく確か。>>続きを読む

少年猿飛佐助(1959年製作の映画)

3.5

実写版見た後に見ると、合戦の代わりに(実写版で)見覚えのない可愛い動物が出てくることに虚をつかれた。
実写版は最序盤こそ合戦に父の死とシリアスっぽい始まりに対して、アニメ版ではコミカルな動きを見てほの
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少年猿飛佐助(1958年製作の映画)

3.3

どうせならアニメ版と一緒に鑑賞。先に実写の方見た。
内容は佐助が修業して忍術を得て、忍術を使用して活躍以外は大体異なる。それに相手も違うしね。実写版は徳川が相手だ。
最初から合戦シーンをする豪快さっぷ
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アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!(2015年製作の映画)

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アイカツは人生だけど、本作を映画単体として正当評価するのは難しい。なので評価は無しです。
何故なら本作は”映画館”の特別性含めて演出だと思うから。
内容の9割はTVアニメ本編にあるCGステージを一挙に
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新人受付嬢(1998年製作の映画)

3.1

受付嬢モノのえっちな映画を期待して観たらポルノ映画の皮を被ったサスペンス映画だった。物語、演出、映像含めて。
逆に言えば本作のエロは抜き目的には全く使えない。
セクハラと性の渦巻くクソみたいな会社で起
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虐殺の河(1949年製作の映画)

3.0

まあ序盤にインディアンとの不穏な関係見せられて争いが起きるかと思ったら、恋愛劇と駐屯兵の男の友情の崩壊劇を見せられたでござるwwwww。
キティという恋人がいながら、ローラという女に惹かれて恋愛関係に
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剣に賭ける(1962年製作の映画)

3.8

剣一筋に──まさしく剣に賭ける男、市川雷蔵が演じる千葉周作がカッコイイ良作。
最初こそは腕が立つ青年剣士だが修行や戦いを積む中で、浅利の言う”剣即心”について模索していく。
本作の"剣即心"の確立は、
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パソ・ブラボーの流れ者(1968年製作の映画)

3.2

再鑑賞。こんなに面白くなかったっけ?
酒も飲まぬ丸腰のゲイリーやってきたらいきなり撃ち合いに巻き込まれて手厚い歓迎を受けるし、アコンバール一味のならず者が跋扈するパソ・ブラボーを舞台にしたマカロニウエ
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蜘蛛 第一部「黄金の湖」(1919年製作の映画)

3.7

サスペンス映画の名手のラングが本作で描いたのは超王道冒険活劇。
インカ文明にある秘宝を巡って冒険に出るケイと敵対するリオ・シャの引きいるスパイダーズに、それにインカには太陽信仰が強く残り犠牲を捧げる部
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劇場版サルゲッチュ 黄金のピポヘル・ウッキーバトル(2002年製作の映画)

2.3

サルゲッチュシリーズの映画化だけど内容自体はオリジナル。登場キャラクターもCGクオリティも含めて時期的にPS2の「サルゲッチュ2」からのものとなっている。
謎の黄金ピポヘルを被ったスペクターよりも先に
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安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)

3.6

吉屋信子原作映画のおかわりで見た。
少女小説の名手・吉屋信子が原作の映画と言えば川手二郎の「福寿草」や石田民三の「花つみ日記」の少女の情緒、関係、青春を色濃く映したのに対して、少女性はないが人間模様を
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ガンスリンガーの復讐(1998年製作の映画)

2.8

マカロニウエスタン多産な時代が過ぎてから約25~30年以上経過してから作られた本作はマカロニウエスタンと定義しうるものだろうか?確かにマカロニウエスタンはイタリア製西部劇のことを指す。西部劇だが老ガン>>続きを読む

結婚三銃士(1949年製作の映画)

3.0

幼なじみの女、キャバレーの女に好意寄せられて挙げ句は口紅会社の若い工場長の女がでてくるとかお前あといっギャルゲーの世界の主人公かよ、といった時彦君だけど本作の魅力は全く彼にはない。むしろなんでこんな男>>続きを読む

無法者!墓場へ行け!(1964年製作の映画)

2.4

タイトルに惚れこんでDVD買った。結果として3000円以上払った価値は見出せなかった。
タイトルだけ見れば熾烈な争いが繰り広げらえれそうな邦題をいるが、実際はそうでもなく旧友であり罪を犯し逃亡犯となっ
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港々に女あり(1928年製作の映画)

3.6

はえ~、ハワード・ホークスといえば『暗黒街の顔役』と『リオ・ブラボー』個人的に印象が特に強いけど、こんなガツンとストレートに二人の男の友情を描いた映画作っていたんですね。
スパイクとビルの軽快でコメデ
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(1928年製作の映画)

4.0

サイレント映画で暴風といえば個人的には『キートンの蒸気船』の印象が強かった。ただ本作はそれを塗り替えるほどの強風の猛威と表現の豊かさと迫力に心が打たれた。

窓から映る視覚化された風のが流れ。掃いても
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