ポンコツ娘萌え萌え同盟さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Die Pest in Florenz(原題)(1919年製作の映画)

3.4

現代人からしてみればメダルダスの行った償いは正直受け入れが難い。しかもコロナ禍を通した現代だから尚更だ。
しかし本作の当時の評判もどうだろう?本作はタイトルにもある通り、内容の一部にペストを含んでいる
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SEX&禅/中国絶倫珍珍秘伝(1991年製作の映画)

2.3

これなんだと思う?そう!これが生の馬のペニスだ。ご立派ァ!
頭どピンクだけどちんぽが矮小な男が馬のちんぽっぽと取り替えて絶倫になったり、他にも無駄に洗練された無駄な動作が光る、たぶん今まで観たポルノ映
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葵秘帖(1958年製作の映画)

3.1

謎の将棋図式に居場所が秘められた「葵秘帖」をめぐる娯楽サスペンス。
ストーリー的にはだ散らばっていた要素がだんだんと繋がってくるのがいいが、それ以上に身体に描かれた水星の記号、将棋図式の秘密、阿片に阿
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港祭りに来た男(1961年製作の映画)

3.9

ずっと見たかった映画。
(草鞋の方の)七夕の民話を内容に混ぜつつ、99足(千足じゃないんか・・・)の草鞋ならぬ、99の人を斬り99本もの傷を持つ豪傑な侍・大力大五郎の悲劇を、叙情的に描かれる男と女の気
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暴力教室(1955年製作の映画)

3.8

問題児が多くクソの吐きためみたいなクラスに新しく着任しすることになった教師のダディエーと生徒達の争いの火蓋が切って落とされる。
着任はじめ早々から女教師へのレイプ未遂が起きるし、バーで飲んだ後に生徒か
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ザ・本番 モデルオーディション篇(1986年製作の映画)

2.0

退屈な映画。映画…?というよりほぼAV。
最初のサイケデリックみを感じるオープニングが本作のピークで、あとはランジェリーのモデルクイーンを決めるバラエティちっくな内容と、あと覗きとセックス。物語性はほ
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キートンの恋愛三代記/滑稽恋愛三代記(1923年製作の映画)

3.8

再観賞。
先史時代、古代ローマ、現代の時代の異なる物語を描くのは、複数の時代を舞台にした「イントレランス」を意識してるだろうけど、ただイントレランスみたいに超大作的よりも、キートンのセンスの良さとユー
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十誡(1923年製作の映画)

3.6

1956年版のデミルのセルフリメイクは未観賞。本作「十誡」では旧約聖書のモーゼの出エジプト記と(1920年代当時の)現代劇の十誡を破る男ダンの破滅で構成されている。
この構成で彷彿したのは、これまたデ
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ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

3.6

再鑑賞。
三大喜劇王作品はキートン狂信者なのでロイドの映画は本作くらいしか観たことない。本作を魅了するといえばやはり時計にぶら下がるあの奇跡のカットとそのシチュエーションにあるだろう。
ただ本作を代表
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鞍馬天狗 江戸日記(1939年製作の映画)

3.5

舞台は京都から江戸へ。同士に呼ばれて江戸に来た鞍馬天狗が江戸で起きた事件を追う話だが、難しい話ではないが構成のせいか微妙に内容はわかりにくい。正直そこまで理解できてない。
それに内容に関しては間違えな
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アンニー可愛や(1925年製作の映画)

3.8

ガキたちの間ではちびっ子ギャングたちの女リーダー。パパの目の前では娘。兄の目の前では妹。そして乙女。
本作の紅一点。
当時33とは思えないほどの少女としてのメアリー・ピックフォードの演技力の高さと表情
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ハラキリ(1919年製作の映画)

3.1

Google翻訳駆使しながら鑑賞。ヨーロッパから来たオラフと恋に落ちたどう見ても西洋人顔のO-Take-sanを描いた女性映画。内容の理解度としては正直微妙。

映像の随所に花が飾ってあって少し画に華
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アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~(2023年製作の映画)

5.0

人生ベスト。
"なんてことない毎日がかけがえない"であり、"特別になる"。それが頭の中で反芻していく。
昨年公開された未来へのSTARWAYの完全版であり、当時の感想でアイカツは道標と感じた。
…その
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

5.0

映画音楽のマエストロ、エンニオ・モリコーネが歩んできた音楽史であり、映画音楽を変えた最重要人物としてあるもう一つの映画史でもある。
彼がどのように考えて映画音楽を作成し、作曲家としてのキャリアを積んで
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海底六万哩(1916年製作の映画)

3.0

ヴェルヌの原作は未読、海底2万マイルの知識がディズニーシーのアトラクションくらいしかない状態で鑑賞。
ネモ船長率いる潜水艦と島に遭難した人々で2つの舞台が同時展開してくるので、一つの内容にまとまる終盤
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怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

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原作のゴジラ(1954)(以下:初ゴジ)は100点つけたいくらい大好きな作品なのだが、この海外公開のための再編集は全くダメだ。
邦画から洋画でも例えば七人の侍→荒野の七人、用心棒→荒野の用心棒みたいに
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究極ONANIE・夢地獄(1986年製作の映画)

3.6

姉妹二人、男一人の生活。姉と男はカップル同士。何も起きないわけがなくて……
だいたい予想通りの展開ではあるけど、不倫を描く一方で愛と性衝動の対比、性への心理を描いている。

エロよりも芸術にまで高めた
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ドン・ジョヴァンニ(1979年製作の映画)

3.8

女なら誰でも食っちまうし、今まで落としてきた多数の女のリストをもつヤリチンでどうしようもないクズ貴族のドン・ジョヴァンニの顛末を描いていくオペラ映画。
役者の素晴らしい歌唱力や歌とかはセリフ考えなけれ
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風来坊/花と夕日とライフルと…(1970年製作の映画)

3.5

ボロボロな服をした早撃ちで最早敵う相手なしの男のテレンス・ヒルと、
早撃ちでしかも攻撃力防御力ともに高い巨漢のバッド・スペンサーが無敵の兄弟コンビを演じるコメディマカロニウエスタン。

農民とその土地
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ハードレズビアン クイック&ディープ(2005年製作の映画)

3.3

同性愛と世間の目。実質社会派ポルノ映画。
自身が同性愛者だと隠してたことと世間の風潮を描いた作品はよくあって本作も例に漏れずそう。

とりわけ同性愛の傾向にある本音を隠して生き続けたレイコのたまきとの
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ずんだホライずん(2017年製作の映画)

4.0

やはり東北公式が一番狂ってるかもしれない。
別にずんホラヴァージンではなく2回目なのだけど脳の処理が理解に追いつかないけど、
前に「考えるな感じろ」と言われたのでたしかにフィーリングアニメとしての部分
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ハッピー・ロブスター(1959年製作の映画)

3.0

不手際で送るはずの大量のロブスター殺害事件が勃発。ロブスター養殖業を営むジェーンは鉄道会社E&Pの横暴な社長のマローンと対立することで一躍時の人となる。
ただ対立は描いてるが悪に立ち向かう強い女性像を
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制服処女 ザ・えじき(1986年製作の映画)

3.0

狙ったのかのように脚色性を欠いた本作は、手持ちカメラを持った一人の男子高校生のサディズム、尊厳破壊、レイプ、凶暴で溷濁とした性欲を剥き出しにした映像が大体のシーンで繰り広げられてる。
佐藤寿保にしては
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

新海は空の作家だと思っているので、今作も空に関連するビジュアル性の高さもあるけど、ただ空の描写に関しては天気の子の方が好き。
本作はどちらかというと線のイメージで例えば禍々しい"ミミズ"のうねりから閉
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サイコティック(1974年製作の映画)

3.5

個性的で明らかに周囲から強調されたファッションに、吸い込まれるかのように濃く塗られたのアイシャドウ。そして物騒なタイトルした本を持つ彼女。
恋人追い求めとはいえどそれとは奇妙な彼女のデザイン像と異様な
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

前作見たのがクソガキの頃だったので3D酔いした記憶と何だかえっちだった記憶が強かったんだけど、今作はアレですね。キリちゃん美少女。中身シガニー・ウィーバーだけど。いやほんと一部の映像ビジュアル的にバカ>>続きを読む

脱獄の掟(1948年製作の映画)

4.0

脱獄、犯罪と脱獄系クライムサスペンスで一見とても色濃く男性映画ではあるが、
むしろジョーを愛した二人のヒロインのアンとパットの対比や心情を脚本で深く描いたことを考えると、
本作の脚本の観点は女性映画的
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残酷おんな情死(1970年製作の映画)

3.8

淫売と裏稼業渦巻く東京を背景に、千恵と万代子の二人の純愛百合映画。
1970年の同性愛に関する思想は現代人からしてみれば価値観の違いを感じるけど、
裏稼業の魔の手があること考えると行き場のない恋だが対
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ぽんこつ(1960年製作の映画)

3.5

事故車両を一部を解体したら、鉄と油のぽんこつ屋と無縁そうな白い服をした可愛い女の子が現れた。
ぽんこつ屋で働く若い青年の勝利くんと、事故車両が増えた中でそれをテーマにした女子大生の和子の青春ラブコメデ
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クレイジー・ママ(1975年製作の映画)

3.2

車パクってから昔住んでた自分たちの土地を取り戻すために、
50年代の洒落たミュージックとアメリカンな風景と供に三世代の女家族とあとその仲間たちで強盗しながら駆け出すロードクライムムービー。
の割にはあ
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仇討(1964年製作の映画)

4.1

全体的に俳優陣の表情の演技がレベルが高いんだけど、ただ特に主演の中村錦之助の眼力と表情から彼の演じる新八の心情が非常に優れた佳作。

見世物で一大イベントのような盛大な仇討へとどうして向かっていったか
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セックスドック 淫らな治療(1980年製作の映画)

2.8

いろんな物語・脚本に触れてきたけど、今まででもっとも知性を感じない脚本。知性を放棄した脚本にあるのはリビドーに溢れたセックスだらけの映像と性の意識の解放。

例えば十字架に発情する女やマザコンやら警官
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宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

3.0

大体1週間前くらいに『展覧会岡本太郎』行ってきたので鑑賞しようと思って放置してたので鑑賞。

それにしてもパイラ人さぁ…美ってものは見方次第だけどさ、如何にも明らかに怪しい雰囲気を出して現るのは驚くの
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天保六道銭 平戸の海賊(1955年製作の映画)

2.9

平戸藩の松浦六万石に殺されそうになった大友柳太朗が演じる森田屋が松浦藩に欺く。
時代背景が天保で江戸後期なこともあって、幕末作品ほど動乱してるわけではないが、本作に度々出てくる『侍の時代ももう終わり』
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暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド(1960年製作の映画)

4.2

再鑑賞。
20年代の暗黒街を舞台にダントンが演じるレッグス・ダイヤモンドという一人の冷徹で凶暴なギャングを異常なテンポの良さで映される。

そのあまりのテンポの良さと息をつく暇すら与えない脚本と映像は
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ポルノ・レポート 変態(1976年製作の映画)

3.0

いつの時代にも在るサディズムの変態性欲の世界を映し出したオムニバスな映像。最初の明治の風俗画家編以外はわかりやすく殺人と暴力、レイプなんだけど物語に関してはあまり理解できてない…。突然明治から別の時代>>続きを読む