ポンコツ娘萌え萌え同盟さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

RRR(2022年製作の映画)

3.9

『地獄曼陀羅アシュラ』や『サーホー』ばりにタイトルが出るまで長い先に待ち受けてたのは圧倒的に極上なボーイ・ミーツ・ボーイ!!!

暴力渦巻くイギリス領時代を舞台にビームとラーマの相反する二人のクソつよ
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草原の追跡(1952年製作の映画)

3.7

先代からガウチョの精神性を非常に強く受け取り、正しく思想・行動からして"ガウチョの中のガウチョ"と称された男マルティンの時代との葛藤あとテレサのラブロマンスを描いた作品。

マルティンのアウトローでガ
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ダウン・ザ・ロング・ヒルズ/遥かなる荒野(1986年製作の映画)

3.0

インディアンの襲撃から大自然の荒野に放り出された少年ハーディと幼女ベティの子どもたち。二人が旅する姿とハーディを探す父親の姿が作品の主軸だけど一方で子供達を追いかけるインディアンの姿もあり。
熊や狼が
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猫とカナリヤ(1939年製作の映画)

3.2

湿地帯にある怪しげな屋敷が10年の時を経て動き出す──。
奇妙な家政婦、集められた親族、屋敷の主人の死後10年後に読まれる遺書、そして遺産相続人の美女と誰が見ても如何にもな雰囲気が怪奇的な演出を交えな
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名月走馬燈(1951年製作の映画)

3.1

序盤に明らかにこれから波乱起きそうなカップルの惚気を見せられて案の定事件をきっかけに、殺人を犯した巳之吉とお糸が離ればれになる。

テーマとするならば「選択」だろうか。恋と未練の情緒の物語何だけど、巳
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花籠の歌(1937年製作の映画)

3.4

銀座にあるトンカツ家を舞台と看板娘の洋子周りの恋模様、そして人間模様をコメディを交えて描いてる。
映像的には正直あまり印象は受けないが序盤の戦前の銀座の町並みはたぶん個人的に記憶に残ると思う。ちゃんと
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映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!(2022年製作の映画)

4.0

子供の純粋な夢と大人。誰しもが1年経てば歳を取り大人になっていくし、自分も気がついてたら大人の一人になっていた。夢を見る気持ちも少し擦れながらも。ただ本作に影響を受けて夢見るという心がみるみる湧いてく>>続きを読む

呪術大戦 陰陽五派 火龍vs白虎(2020年製作の映画)

2.7

サブタイトルに入ってる火龍vs白虎を激しく戦わせる予算残ってなかったんやろうなぁ…。
そのせいか印象自体はあまり大きくない。
むしろ迫力を感じたのが最初に殺されるワンタン屋夫婦の呪術バトル何だけど。
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過去からの呼声(1922年製作の映画)

4.0

サイレント映画はいくつか見てきたけど生伴奏で鑑賞は初めてで堪能してきた。

あんまりに美しすぎる未亡人の養母を演じるマリア・ヤコビニ!!!
と養子のサンテくんの苦悩と愛の心情とドラマだと思いながら観て
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快傑キャピタン(1960年製作の映画)

3.0

フェイシングの殺陣あり歌唱1シーンありヒヤヒヤするスタントありで娯楽映画としては申し分なく、ジャン・マレーの演じるカペスタンの活劇。
まあ歌唱はお供の詩人のブールヴィルなんだけど。
衣服は自然さよりも
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怒霊界エニグマ(1988年製作の映画)

3.6

私を罠に嵌めたやつ全員、死刑!と言わんばかり、昏睡状態の少女ケティの怨念が美人の新入生のエバに憑依してイジメっ子に私刑を加えていくサイキック&ホラー。
それで乗り切ってる部分もあるので細かいところでツ
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マッドライダー(1983年製作の映画)

3.6

マカロニ式マッドマックス。水不足の荒廃した土地に水源を求めて改造車も走ればアウトロー達が徘徊するポストアポカリプス。もちろん死闘も起きる。
カルニメオ監督といえばサルタナシリーズの印象が強いけど、
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若奥様 スワップでメロメロ(1997年製作の映画)

2.7

エロ同人誌脳なので性生活がしっくりこない二人とかそれもうNTRフラグ立ちまくりじゃん!と地獄を期待したら、
結局のところ別に完堕ちでもなく本編がスワップを通しての改善していく話なので趣味じゃないので残
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ファントマの偽判事(1914年製作の映画)

3.7

過去4作はジューヴ警部、あるいはファンドールくんの主人公として置いてファントマは悪のカリスマだったけど、本作はファントマが主人公だ。
本作は脱獄中に判事を殺し偽判事に成りすましたファントマが、少し前の
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ファウスト(1926年製作の映画)

3.9

第二部の尺足りなくねと思いながら観てたらファウスト第一部で終わった感じ。以前に読んだゲーテ版ファウストと内容が異なる部分はあるけど終盤の改変でグレートヒェンとファウストの純愛にちょっと感動しちゃった。>>続きを読む

小天狗霧太郎(1958年製作の映画)

3.6

子供向け時代劇かと思ったら展開が忙しすぎる。まぼろし城に眠る財宝の在り処を秘めた金の鈴と銀の鈴を巡る物語何だけど、それを家宝とする大月家を大月家を襲撃した大蛇丸一派。
主人公が大月家の兄の霧太郎で大月
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ファントマ対ファントマ(1914年製作の映画)

3.7

第四部、パリに広まる「ファントマ=ジューヴ警部説」の世論の醜聞から逮捕されたり、突然拉致されたりで今回のジューヴ警部も難義やな。
第二部から迫力を感じるサスペンスは控えめになった一方で、第四部では壁か
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ファントマの逆襲(1913年製作の映画)

3.5

んー。面白くないわけではないが、前作の『ファントマ対ジューヴ警部』ほどのインパクトは受けなかった。一番時間長いけど。
まあ前作が見どころ満載のサスペンス劇だった一方で、
第三部『ファントマの逆襲』はむ
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メトロポリス 完全復元版(1926年製作の映画)

4.0

上映時間的にこっちかな。
度々フィルム状態が悪い場面はあるけど、以前見たときのものよりは基本的に鮮明で改めて『メトロポリス』のキャラクター、建物、機械までビジュアルの高さを堪能する。特にあのオールドで
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高級ソープテクニック4 悶絶秘戯/迦楼羅の夢(1994年製作の映画)

3.6

低体温な作品だった。性と暴力の本編の中に元気そうな場面なんてあんまないし、主人公のイクオも肝心なソープの場面の表情だって悦楽なんて欠片も感じない。
救済を求めて人肌に触れて熱をもらっても、泡を身体にね
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痴漢日記 尻を撫でまわしつづけた男(1995年製作の映画)

3.2

痴漢を目撃して感化されたばかものと、触らせてくれた痴女の奇妙な純愛物語。
だけど痴漢仲間が出できたりコミカル的な部分で登場人物が変態だらけなのでそれを楽しめばいいのか純愛を楽しめばいいか変な意味で頭が
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最後の攘夷党(1945年製作の映画)

4.1

文明開化後の急速に変化する明治の日本と、そして攘夷党の亡霊の神風連。廃刀令への反発から起きた『神風連の乱』で生き残った士族・大葉慎吾を嵐寛寿郎が演じる。
本作は逃走劇と"転向"の物語なのだが、一方で本
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お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷(1959年製作の映画)

3.8

いや〜本作の背景が語られるアバンに開始一分たたずして十字架に張り付けられた画にインパクトあるし、
序盤から不気味な土蜘蛛の精と謎の黒い覆面が一気に出てきてこんなの惹かれないわけないじゃん。
横溝正史原
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ファントマ対ジューヴ警部(1913年製作の映画)

3.9

ファントマとジューヴ警部の対立がさらに激化した大長編犯罪活劇『ファントマ』シリーズの第二編。
ファントマを追うジューヴ警部に休まる暇も無し。
パジャマに無数の鉄の針がついた腹巻きと腕巻きをつけるほど(
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Gメン(1935年製作の映画)

3.5

ギャングと戦うGメン正義のキャグニー。正義のキャグニーといえば以前観た『グレイト・ガイ』のケイブもそうだったけど、
でもやっぱ彼の演じるギャングに影響を受けた個人的にはキャグニーは正義よりもアンチヒー
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番場の忠太郎(1955年製作の映画)

3.6

稲垣浩版も加藤泰版も観た。でも中川信夫版(本作)は初鑑賞。
何回も映画化された長谷川伸の『瞼の母』は基本的に母と子の物語だが、本作は道中的な要素を強めたり一層番場の忠太郎という人間に焦点を当てた作品だ
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拳銃街道(1947年製作の映画)

3.8

荒れた土地で農作物を育てるには不利な土地カンザス。ただ、ここで作物を育てる開拓者(農民)の夢とは別に、無法者からカウボーイなども家畜を求めて"拳銃街道"と無法地帯なったカンザスに巻き起こる土地争い上質>>続きを読む

美女と怪物(1944年製作の映画)

3.4

ドノヴァンの脳髄(未読)の映画化。
マッドサイエンティストと人の脳髄で実験の怪奇SF、脳のテレパシーによる人間の洗脳の怪奇サスペンス。あと若干程度ミステリーっぽさを混ぜ合わせていて、若干のゴチャゴチャ
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鞍馬天狗 恐怖時代(1928年製作の映画)

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前に見た『鞍馬天狗 前後篇』と同じDVDに収められた38分程度の作品。もちろんアラカン鞍馬天狗。
江戸の世を恐怖させ震撼させる倒幕の名を語る盗賊と偽鞍馬天狗(!)の対峙に鞍馬天狗は挑む。まあヒーロー映
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復讐浄瑠璃坂 第一部 鬼伏峠の襲撃(1955年製作の映画)

3.2

宇都宮藩の奥平家。
隼人に辱めを受けた刃傷事件が勃発。その後無念の切腹をした内蔵丞の息子の源八郎とアラカンの演じる剣客の左門を軸に隼人一味への復讐。………の第一部。
"浄瑠璃坂の仇討ち"の史実をベース
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劇場版アイカツプラネット!(2022年製作の映画)

3.5

ある意味新鮮な作品だった。劇場化がTVシリーズにとってはお祭りならば、これこそがそれだ。映画的な物語性よりも『大スター宮いちご祭り』であったお祭り的な要素に焦点をかなり当てた作品のようだった。そして本>>続きを読む

アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY(2022年製作の映画)

5.0

"光"の続き、そして人生。アイカツ!はこれからも続いていく。
アイカツ!は道標であり、彼女達がスターライト学園を軸にアイドル活動をしてきた日々は確実に現在へと繋いでいく。
そして彼女達のアイカツ!の日
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あそばれる女(1981年製作の映画)

3.6

本作の犯される若妻を演じる風間舞子の肉体と乳首に包丁を這わせるのにゾクゾクすると同時に異常なくらいフェティシズムが刺激される。
しかし小沼勝監督『妻たちの性体験 夫の目の前で、今…』ではバターをケツに
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それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル(2022年製作の映画)

3.1

おばけねこのデザインが頭部猫で体が(羽生えている以外は)魚だったので実質シーにゃんだった。
今回はおばけの国でも変身が下手で落ちこぼれのドロリンが何でも化けられるマントをクリームパンダと共に取りに行く
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ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ(1998年製作の映画)

3.3

当たり前だが私はジャクリーヌ・デュ・プレは演奏の中でしかほぼ知らない。
とはいえ多発性硬化症で短命だったのは知っているが、彼女の歩んだ道を詳しく知るわけではない。

本作は全身でチェロを弾く天才チェリ
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