ミサホさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ミサホ

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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.5

すっかり騙されちゃったよね〜💦
少し前、DVDが格安で売っていたので、買いました。なんといってもルーニー・マーラが出ずっぱりで、ずっと見られるのでそれも買った理由です。

ルーニー…綺麗だな、可愛いな
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

本作がいう怪物とは何だろ。

得体の知れない、靄がかかってその先を見通せない曖昧なものだとしたら、人間そのもの?人間が造る社会?

問題って大き過ぎても小さ過ぎても見えないものよね。まあ、大き過ぎる問
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.2

大好きな作品です。
子供の頃、映画大好きな父と観て、印象に残っていた作品。大人になって、確かもう一回観たはず。

Blu-rayを購入して、今回3回目!
あ〜、やっぱりおもしろい!好き。

冒頭。ヘリ
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.1

Netflixで『愛のコリーダ』観ようと思ったら、これも出てきて、もうちょっとで配信終了みたいだし、観てみることにした。

…といっても観たのは少し前。
※配信は確か5月31日まで

ーーーーーーー
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

4.2

黒澤監督の作品はDVD📀を持っておこうと思い、先日、買い足した五本のうちの一本がこれです。

とても面白かった。
志村喬と三船敏郎のコンビはそれはもう間違いない!今となっては、二人の名前が並んでいるの
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どですかでん(1970年製作の映画)

4.0

絵の才能もお持ちの黒澤監督の作品だ。北野武監督を思い出したのだが、やはり、このお二人。感性が似ているのかなぁと思う。

なんとなく朝の連続テレビ小説のような始まりだし、終わり方だった。(“ちりとてちん
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羅生門(1950年製作の映画)

4.1

Netflixで作品を選んでいると、これが出てきた。黒澤作品は先日いくつかDVDを買い足したのだが、その時、残念ながらこれだけ手に入らなかった。

そんな折、まさかの出会いである。

いやぁ、のめり込
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ユンボギの日記(1965年製作の映画)

-

モノクロ写真と語りで構成された異色作。
イ・ユンボギ…君は10歳。
イ・ユンボギ…

韓国🇰🇷のストリートチルドレン?の
日常と生き様を切り取った。
妹想いの少年。

硬質な語り口が憐れみを寄せ付けな
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少年(1969年製作の映画)

4.2

全編を通してノスタルジーを感じさせる映像だが、物語の柱となるものは、ノスタルジックさは皆無で超現実的な所業の数々。

大島渚監督の視点に驚き。
テレビに出ては誰かと喧嘩…というイメージしかなかったが、
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新宿スワン(2015年製作の映画)

2.8

これは漫画が原作ですか?
うーむ…合わなかったなぁ。分かってたけど、完全に若者向け。なんかいけるかなと調子に乗り過ぎた💦

この間、『最後まで行く』で綾野剛を観たら他のも観たくなって、何故か家に本作の
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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年製作の映画)

3.6

アフガニスタンに侵攻したソ連軍を間接的にではあるが、撤退に追い込んだ、ある下院議員の話。実話を基にしている。

小難しい話かなと思いきや、比較的観やすいなぁという印象。主演がトム・ハンクス(チャーリー
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影武者(1980年製作の映画)

4.0

観終わるのに一週間掛かったけれど、やはり面白かった!二日で観終わる計算だったけれど、予定が狂って延び延びに。

それでもスケールの大きさと物語の面白さに引き込まれた。重い作品というと、内容のことを言う
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.8

女性がバカにされている気もするし、東洋人は劇中、実際に酷い目に遭うし…で、とてもじゃないが、ずどん…と落ち込むような居心地の悪い作品だった。

ハシゴの2本目。
天気が良くて気持ちのよい風が吹いていた
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

楽しみにしていた本作です。
オリジナルもすでに鑑賞済みで予習もしっかり出来てます。とはいえ…実のところ、そこまで期待はしていなかったのです。 

それがかえって良かったのか、とても面白かった!

追わ
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サラエボの花(2006年製作の映画)

3.8

もう20年近く前に観た作品だけれど、久しぶりに鑑賞。

ボスニア紛争から10年経ったサラエボが舞台の作品。仲睦まじい母と娘の物語だけれど、母には、ひとりでは到底抱えきれない秘密がある。

紛争の痛まし
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聖なる復讐者(2022年製作の映画)

3.7

上映された暁には、是非劇場で観ようと思っていた作品です。

キム・ギドク組のキム・ヨンミンが出演しているとあらば、観ないわけにはいきませんね。キム・ヨンミン、ばんざ〜い!


知的障害を持つ双子の弟ウ
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或る終焉(2015年製作の映画)

4.0

ずいぶん前に買ったのに、皆さんの評価がすこぶる良いのに、放ったらかしにしていてごめんなさい。

しかも去年、劇場に『ニュー・オーダー』を観に行って、衝撃を受けたはずなのに、ミシェル・フランコ監督すごい
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

以前からおもしろそうだなぁと思っていた作品を観てみた。最近、モノクロにもずいぶん慣れて来たし、機は熟した…と思ったが、何故か『異端の鳥』とごっちゃになっていて、いざ、観始めてもそれを振り払うことが出来>>続きを読む

(1985年製作の映画)

4.1

もう少し寝かせるつもりだったけれど、ちょうど気持ちと体力とが、うまいことぴったり合ったので、平日ではあったけど観ることにした。

2日に分けて観たけれど…

太郎、次郎、三郎の3人の息子の父であり、一
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バーダー・マインホフ 理想の果てに(2008年製作の映画)

3.5

過去に観て、印象に残っている本作を再鑑賞してみた。

1960年代後半から約10年間にわたるドイツ赤軍(バーダー・マインホフ)の革命活動を描く。アンドレアス・バーダーとウルリケ・マインホフが中心となり
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

以前、『新感染半島』を観たけど、あまりハマらなかったこともあり、あれ以来、ゾンビ映画には食指が伸びなかったのだけど、純粋にドキドキワクワクを求めて鑑賞。

あと、チェ・グィファね!
もし、これに出てる
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

これほどまでにストレスを感じる映画を観たのは初めてかも知れない。何もかもが強烈で目が離せなかった。

“ためらいは祖国への裏切り”と巧みに煽られ、拳を突き上げ士気を高める若い兵士たち。彼らは西部戦線へ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.8

本作、Netflixをぶらついている時、何回も目が合うのだけど、迷いつつ、まだええか…言いながら無視して来た作品。(ごめんね)

…てことでやっと観た。

暑苦しいコメディなのかな…という気持ちが先行
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座頭市(2003年製作の映画)

4.2

昨日、『dolls ドールズ』を観て、やっぱり北野武の撮る作品は面白いよね…と朝っぱらから本作の鑑賞に至った次第。

冒頭の緊張感と、抜いた刀で隣のやつの腕切っちゃうコメディ感!「好き〜!」と叫びなが
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.8

鮮烈な赤が印象的な作品。
本作では愛を真正面から描いている。

3つの物語が交差する。
恋人の佐和子(菅野美穂)を裏切り、他の女性と結婚することになった松本(西島秀俊)。そのショックから佐和子は自殺を
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

3.3

キューブリック監督のデビュー作品とのこと。いつ買ったのか…家にあるのを見つけて、60分ほどの短尺ってことで観てみた。

戦争🪖の最中。
敵地の10㌔も奥で彷徨うことになった4人の兵士。果たして彼等の敵
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.9

是非とも観たい!と思っていた作品。
上映終了が近いから、18時の回しかなかったけれど、観られて良かった。

イラン社会の闇を見た…と言いたいけれど、実のところ分からない。

外から見ると、確かに闇。
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

4.5

おそらく観るのは4回目くらい。
めちゃくちゃ好きな作品です。

GWの初日は、四天王寺の“春の古本市”にリュックを背負ってノリノリで乗り込んだ。DVDや映画パンフ🎞も大量にあって目が眩んだよね。結局、
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.3

黒澤明監督作品4作目。

ふ〜、面白かった!
黒澤作品にしては短めの作品ですが、どろどろに濃いのなんの!まあ、三船敏郎の終始剥いた目と地鳴りのように響く低い声があってはそうなりますよね。

黒澤監督の
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.1

録画してあったNHKの『映像の世紀バタフライエフェクト』の“運命の恋人たち”を観たら、本作を久しぶりに観たくなった次第。

映像の世紀のエピソードのひとつである“運命の恋人たち”は、人類にとって異人種
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.7

オープニングの太鼓を打ち鳴らすような音楽と共にでかでかと力強い筆文字で紹介される、役者、スタッフの名。

ここからすでに格好良くて、ワクワクした。前編と後編を2日に分けて鑑賞したが、長尺なのに観終わっ
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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

4.5

隠れた名作を再鑑賞しました。
なので、薄味レビューを味付けし直し、再掲することに。

…というのも、最近は『オオカミ狩り」や『犯罪都市』なんかでブイブイ言わせているチェ・グィファ…どこに出てたっけ?と
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生きる(1952年製作の映画)

4.3

黒澤明監督作品を続けて鑑賞。
比較的、観やすそうなのをチョイス。

なんともしみじみ来る作品でした。
日本の役所システム、慣習の中で30年間飼い殺されてきた男の短くも力強い奮闘記である。

黒く濁った
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.2

黒澤明監督の作品はこれが初めて。
先日、『七人の侍』『生きる』『蜘蛛巣城』『乱』を本作と一緒に購入したが、私が特に興味があったのが本作だ。

で、観てみた。

この時代にこれほど重層的で極上のサスペン
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

3.3

まずまず…といったところか。
すごく楽しみにしていったけど、そこまでの満足感は得られなかった。

韓国作品らしく、テンポよく進むのだけど、主人公の男の子チャヌの、ちょいちょい入るギャグ?がいささか寒い
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ワン・オブ・アス(2017年製作の映画)

4.0

大変興味深く鑑賞した。

ニューヨークの、ある宗教コミュニティからの離脱を望む3人にスポットを当てたドキュメンタリー。

「ハシディズム派」といわれるユダヤ教の宗派には、実に多くの戒律が存在する。世俗
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