ミサホさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ミサホ

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悪い男(2001年製作の映画)

3.7

昔、キム・ギドク作品を集中的に観ていた時期以来、2度目の鑑賞です。

究極の愛かぁ…

ヤクザのハンギ(チョ・ジェヒョン)は、一目惚れした花の女子大生ソナ(ソ・ウォン)を娼婦にまで落とす。それもこれも
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.8

この土日は家でゆっくりと過ごした。
Netflixで、まだ観ていない本作を観ることに。児童虐待の話だと知っていたし、『映画になった恐怖の実話』で読んで、身震いしたこともあって、なかなか手を出せずにいた
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.9

久しぶりに本作のDVDを引っ張り出して観ました。雨☔️がしとしと降っていて、冷んやりとした朝に観るにはもってこいの作品に思えたのである。

23歳のアン(サラ・ポーリー)は、夫と2人の娘がいる。夜勤で
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4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)

3.5

ずいぶん前に観て以来、2度目の鑑賞。
チャウシェスク政権期の暗い暗い社会主義時代を象徴するようなルーマニアの作品。

街灯もなく、インフラも整備されていないような、じめ〜っ、じと〜っとした冬の寒々とし
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レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

3.7

古書店で購入したDVDです。
昔、観たような気がするけれど、ほとんど覚えていなかった。(観てないかも)

ブライアン・デ・パルマの作品を観るのは5作品目くらいかな。それでも“デ・パルマ狙い”で観ること
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.2

上映を心待ちにしていた作品。
仕事の疲れもなんのその!朝イチの回を観ようと足取りも軽く劇場に赴きました。

いや〜面白かったです!

期待通りの…いや期待を上回る痛快エンターテイメントを堪能しました。
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対決! 広東料理vsフレンチ(2017年製作の映画)

3.4

なんだか面白そうなので観てみた。面白そうというより美味しそう…か🌶🥬
なんだかんだで観終わるのに一週間くらいかかったけど。

広東料理とフレンチだったら、断然、広東料理だわい!アジアのご飯ってホント美
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ブレス(2007年製作の映画)

3.9

続けていきます韓国作品🇰🇷
サンレンチャン⭐️

今度は激渋、変態、奇天烈、トンデモ満載のキム・ギドク先生の90分足らずの作品をチョイス。

なかなか…の作品でございました。
面会のシーンで「あ…これ
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.9

大好きなフォロワーさんのひとりであるJGちゃんのレビューで、面白そう且つキャストも豪華なので観てみた。

おもしろ〜♫
冒頭のファン・ジョンミン(無駄遣いどころかイジリやで)のところ…必要だったかどう
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.9

久しぶりの韓国映画です。“観待ち”のDVDの中から選び出したのがこれ。南に潜入する北のスパイの物語。

前半と後半でまるで違う展開で面白かったなぁ。主人公のキム・スヒョンは初めて。細マッチョぶりがすご
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青春弑恋/テロライザーズ(2021年製作の映画)

3.8

台湾🇹🇼の作品はやはり好きだ。
本作の上映情報を入手した時から、必ず観ようと決めていた作品。

『赦し』を観た後、10分挟んでの鑑賞。
『バニシングポイント』の上映が終了したので、“バニッシュ・ソーダ
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赦し(2022年製作の映画)

3.0

今日は大好きな劇場“シネマート心斎橋”で2本鑑賞しました。1本目は本作。最初ポスターを見たときは韓国作品かなと思った。

女優さんの印象的な眼差し。
美しくて強烈。演技も良かった。ポスターの彼女の存在
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ワンダフル・ラヴ(1999年製作の映画)

3.7

『変態村』のDVDに収められていた短編フィルム。この監督の特徴である全編を覆うようなダークな赤色が目を引く。

孤独な中年女性のララ。
彼女は自分の誕生日に呼んだデリヘル的な男を殺してしまう。恋愛に固
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変態村(2004年製作の映画)

3.7

ずいぶん前に一度観ているのだけど、DVDが中古ショップでお得な値段だったので、迷わず購入。

やっぱり2度目もなんだこれ…口ポカン…だったけれど、なぜか惹きつけられる不思議。

主人公の名はマルク。
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.0

『バーフバリ 伝説誕生』の上映のあと、20分空けて『王の凱旋』です。こうして約6時間を劇場で過ごすのは初めて。

このPart 2は、言ってみれば、壮大な、規模のでかいお家騒動といった感じ。王国ともな
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

3.8

この間、『RRR』を観て、いたく気に入ってしまって、今週もまたワクワクと劇場に足を運んだ次第です。

もう急に歌い出そうが、踊り出そうが、今まで、インド映画🇮🇳ってそんなところが苦手だとか言ってた自分
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.2

チョコ停を繰り返して、結局、観終わるのに3日掛かりました…が、

やはり好きです…ファルハディ監督の、この感じ。この何と言えば良いのか、なんだかふわふわと、掴めそうなのに掴めない感じがたまらない。
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エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆(2022年製作の映画)

4.3

こんな素敵なドキュメンタリーがあったなんて…Netflixさん、ありがとう🧡
…ていうか、この作品、アカデミー賞で、短編ドキュメンタリー賞🏆を受賞したとのこと。(し…知らなかった💦)

NHKの『地球
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

公開時から、なんか皆さんのレビューの熱量がすごいなぁ!と思いながらも長尺だとか免疫のないインド映画🇮🇳だとか言い訳しながら、DVD待ちあるいは配信待ちに落ち着いていた本作。

もうずいぶん経っているの
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.0

あえて観るのを避けてきた作品を観た。
こういったことは、今現在も世界のどこかで起こっているのだと思うと、どうしたって胸が痛む。

弱い者につけ込む卑劣さ。
簡単に権力に懐柔される者。

町全体を濃く覆
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.3

ファルハディ監督の『別離』を観て、今までとは明らかに違う種類の衝撃を受けたのが去年。

遅まきながらハマってしまったファルハディ監督の作品には、人の深層心理ってものにひどく興味がある私が“見たいもの”
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彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

4.2

アスガー・ファルハディ監督の作品は、とにかく持っておきたくて、先日、DVDを2本買いました。そのうちの一本がこれです。

冒頭の、バカンスを目の前にした大人の悪ノリのシーンにいきなり笑いました。イラン
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BULLY ブリー(2002年製作の映画)

3.1

若い頃、観たいなと思っていた作品を、ええ歳になった今、初鑑賞することになった。同監督の『KIDS』は当時、鑑賞済み。

1993年、米国の南フロリダで起こった実際の事件を描いた作品。

マーティ(ブラ
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ウィズ・ユー(1997年製作の映画)

3.5

昔観た作品だけれど、再鑑賞したので、空だったレビューを埋めます。

撮影当時、10歳だったエヴァン・レイチェル・ウッドの美少女っぷりが見られる。そして、ケヴィン・ベーコンが知的障がい者という難役に挑戦
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

ひとつ前の作品が面白かったので、類似品ぽい作品を観てみた。

いや〜めちゃ引き込まれた。
なかなか斬新な作品である。

ほぼパソコンの画面上でストーリーが展開される。初めての感覚だったので、ついていけ
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.8

日本版にはまったく興味がなかったし、韓国版も観る予定はなかったのに、急に気になって観ることにしました。

おかげさまで、その存在をたまに忘れてしまうNetflixを久しぶりに開くことが出来ました。
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.8

どえらいキャストです。
そうそう、これエドワード・ノートンなんだよね〜と呑気に思ったけれど、よくよく見ると、他にもびっくり垂涎のキャストが…こりゃ楽しみだ!

…ってことで、ワクワクで鑑賞開始。

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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.6

少しずつ、3日掛けて観ました。
やはり前作『羊たちの沈黙』、そしてジョディ・フォスターの存在感は超えられなかったと言わざるを得ない!

ジュリアン・ムーアも素敵な女優だけど、この作品には合わなかった…
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.8

とんでもない珍品でした。
面白かった!
ジュリア・デュクルノー監督作品はこれで2作目。先に『TITAN/チタン』観たので、それに比べたら、エグいけどもまだソフト(かぁ?)でしたよ。

そして、フランス
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.2

とても良い作品だった。
寒い日に飲む温かいミルクティーのような、身体の緊張を解きほぐすような、そんな作品。

舞台は少し寂れたようにも見える海辺の町に建つ“エンパイア劇場”。クラシカルでこれまた温かい
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

本当は、初日朝イチの『エンパイア・オブ・ライト』を観に行く予定で家を出たけど、電車一本逃した上、来た電車は遅れてたし、乗り換えも早い時間だったからか、スムーズにいかなくて結局、間に合わなかった。(最初>>続きを読む

渇き(2009年製作の映画)

3.2

今度、『別れる決心』を観に行こうと思うので、約一年くらい放置していた本作のDVDを引っ張り出して、観ることにしました。

設定もファンタジー強めだし、なんかソン・ガンホのエロは見たくないなというのもあ
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瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)

4.0

タイトルだけ、ずっと記憶にあったアルゼンチン🇦🇷の作品。
DVDには大人の恋愛映画…とある。
…と同時に鮮烈で哀しい復讐劇であり、サスペンスドラマでもある。

とにかく渋い作品だ。

駅や裁判所など、
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君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)

3.9

なかなか面白かった。
日本人なら全員持っていると言われている(かぁ?)“健さん愛”をわたしはこれまで米粒ほどしか持っていなかった。ところが、本作を観て、健さんが放つ魅力…誰しをも虜にする魅力ってのが分
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Sin Clock(2023年製作の映画)

4.2

舞台挨拶ありの上映を友人と神戸の劇場へ行って観てきました。誘ってくれた友人に感謝!最前列で、牧賢治監督、窪塚洋介さん、坂口涼太郎さんを拝見しました。

舞台挨拶は上映後で、終始温かくて、和やかな雰囲気
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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

3.8

超過激な作品『チタン』を観た後は、その興奮というか、気持ちの昂りを鎮めるために、同じフランス🇫🇷の軽めの作品を選びました。

なんか良かった。
おもしろかった。

敏腕編集者のアランと女優のセレナは夫
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