コンダクトキーさんの映画レビュー・感想・評価

コンダクトキー

コンダクトキー

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ザ・マスター(2012年製作の映画)

5.0

この映画は解釈の仕方によって印象が変わる映画だなと思った。

第二次世界大戦後、復員兵フレディ・クエル(ホアキン・フェニックス)がアルコール依存症に陥り、様々なトラブルを抱え職場を転々とする。そんな中
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.0

夫婦が離婚する理由って自分たちの本性を隠しているのではないかな、と見てて思った。

夫婦でも自分のことを隠して、本性をみせずに「夫」という役、「妻」という役を演じている。お互いに愛しているといってもそ
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

4.5

現代の戦争において、最悪なシナリオがこの核戦争である。戦争は今かなりホットな話題なので、これを機に見ることをオススメする。

前半は核ミサイル投下前のイギリスで、後半は核ミサイル投下後のイギリスという
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あの頃。(2021年製作の映画)

1.5

最近のオタクに多いタイプの人たちを描いた作品です。

オタクって好きなものに徹底的にハマるというイメージが多いのだが、最近は好きなものを通じて友達を作ることが多いらしい。さらに、オタクになる人も増えて
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HERO(2002年製作の映画)

5.0

この映画は演出で語られがちだが、チャン・イーモウが世界の平和を望んだ切実な映画だなと感じた。

中国の戦国時代、後の始皇帝になる秦王(チェン・タオミン)は数々の刺客から狙われていた。ある日、彼のもとに
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ピクニックatハンギング・ロック(1975年製作の映画)

5.0

日常がだんだん侵されていく映画なのかなと感じた。

1900年、聖バレンタインの日にアップルヤード女学校の生徒たちがピクニックに行った。ピクニック場所は「首括り岩」という物騒な名前の岩山の近く。マリオ
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別離(2011年製作の映画)

5.0

争いは自分たちのプライドのためにやってるんだなと思った。

家族と家族の争いを描いた作品だが、鑑賞者側は常に第三者側に立って観ているという状態が素晴らしい。この事件の重要なシーンが写されておらず、二つ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

隕石が来たら何をするのかによって人間性がわかる、そういう映画だなと感じた。

「シン・ゴジラ」みたいに、もし現実世界に隕石が降ったらどう対応するのかというのを面白おかしく描いている作品。

隕石を発見
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

2.0

重厚感があって、日本映画にはあまりないから新鮮でした。だけで、それ以上に説教くさいのがすごく不快でした。

なーんか日本の映画ってこういう説教くさい映画多くないですか?「告白」とかもそうだけど。ただ単
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

4.5

この後どうなるんだろうといワクワク感でいっぱいでした。パズルみたいな映画だと思った方がいい。

それぞれの人たちの同じ11分間をバラバラにちりばめている。

最初にカメラの映像からはじまるんだが、最初
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護送車の中で/クラッシュ(2016年製作の映画)

4.5

偏った考え方の人は怖いなと思いました。

カイロでデモが活発化しており、警察と衝突はしばしばあった。そんな中、警察の護送車に入れられた人たち。その護送車の中からみた、当時のカイロを描く。

警察の対応
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FREAKS フリークス 能力者たち(2018年製作の映画)

3.0

「10クローバフィールドレーン」のようにクロエ(レクシー・コーカー)監禁された状態で始まる。

最初はどういうことかわからず、クロエ(レクシー・コーカー)が超能力のようなものを使ったり。でも、少しずつ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

この映画は「性悪説」を体現した作品です。

最初のいじめの映像は生々しい。補聴器を盗られて投げ捨てられたり、水をかけられたり。それに、西宮 硝子(早見沙織)が障碍者だから、手話を教えるのだけど、これが
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

3.0

悶絶するぐらいつまらなかった「ロング・グッドバイ」より全然面白かった。

ハリウッドの映画スタジオの重役であるグリフィン・ミル(ティム・ロビンス)は多忙な日々を送っていたが、ある日一通の脅迫状を受け取
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狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

4.5

いつも通りのジョン・ウーでした。

ジェフリー(チョウ・ユンファ)は殺し屋だった。任務中に歌手のジェニー(サリー・イップ)を誤って撃ってしまう。失明したジェニー(サリー・イップ)を救おうと、彼は任務の
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

サウンドトラックというのは好きでよく聞くのですが、やはり映画の音楽というのは素晴らしいんだなと思った。

映画の音楽ってあまり注目が浴びにくいし、やっぱり音楽家の名前も聞いてもハンズ・ジマー以外 誰?
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人魚伝説(1984年製作の映画)

3.5

人魚が出てくるホラー映画なのかなと思ったら、意外な映画でした。

海女である白都真理(佐伯みぎわ)と江藤潤(佐伯啓介)は夫婦で漁を営んでいた。ある日、いつも素潜りをしていると突如、夫が殺されてしまった
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ティングラー/背すじに潜む恐怖(1959年製作の映画)

2.0

面白そうなテーマなんだけど、ツッコミが出てしまう作品でした。そのせいで、ホラー映画屈指の雑魚キャラになってしまった。

脊椎にいる微生物のことをティングラーという、それが巨大になり人を殺すレベルになっ
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

3.5

良くも悪くもいつも通りのサウスパークでした。

アメリカで有名なテレビアニメ「サウスパーク」の劇場版。
スタン、カイル、ケニー、カートマンは大好きなテレンス&フィリップの映画が公開され、見に行く。しか
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アルカディア(2017年製作の映画)

2.0

発想と脚本だけで勝負した感じのよくあるインディーズ作品。

開始5分ぐらいでつまんなさを感じた。意識高い系のSF作品で、ストーリーがどうよりよくわからない感じがおもしろいていう方は向いてるかもしれない
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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

5.0

テレンス・マリックの自伝であり、すべてのものに感謝しようねっていう映画だと思った。家族の愛を描いた映画が好きなので、ものすごく満足した。こんなに一つの映画にハマったのは結構久しぶり。

意味が分からな
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

5.0

戦争映画の中でも、スローテンポでとりわけ変わった作品なのだが、この雰囲気がとにかくいい映画です。

自然と戦争の対比が素晴らしい。あまり戦争映画では自然を写すことがない。虫食い葉っぱの隙間から出てくる
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

4.0

コメディでありつつも、日本特有の生々しさが表現されてて、とても魅力的な映画でした。

始まって早々、飛び降り自殺でびっくりした。最初から飛ばすなっと思って、少し期待度が上がった。

節子/ルーシー(寺
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ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)

4.5

国交問題の解決の難しさを感じる。

1757年に起きたフレンチ・インディアン戦争。そんな中、コーラ(マデリーン・ストウ)とアリス(ジョディ・メイ)の姉妹がフランスと共闘しているヒューロン族に襲われたが
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.0

人づきあいが苦手な方や、自己表現が苦手な方は好きかもしれません。

話すことができないエイダ( ホリー・ハンター)とその娘フローラ(アンナ・パキン)は、ニュージーランドへ移住した。

この映画、ピアノ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

これも「回路」同様、日本人のための作品だと思います。考え方によればこれは病める日本を救う作品にも感じる。

この映画は何回か見てるので、いろんな考察をしたり、サイトとか読んだりした。そして、催眠で内な
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回路(2000年製作の映画)

5.0

この映画はホラー映画にみえますけど、僕は日本人のために作られた映画に感じました。

これはJホラー映画のように生々しい、不気味な怖さもある。そして、人の想像力を利用したホラー映画です。

Jホラーブー
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ロボコップ(1987年製作の映画)

5.0

アクション映画としても面白いのですが、当時のアメリカ批判が含まれてるのもこの映画の魅力。

ロボットの造形とかも結構いいデザインしたますよね。ロボコップとかも細かく見れば配線とかも忠実に作られてるなと
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血と砂(1965年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

正直、何が面白いのかよくわからなかった。単純に日本のコメディ映画が苦手なだけなんですけどね。

個人的に一番の戦争映画は「西部戦線異状なし」で、これは戦争の恐ろしさをリアルを細かくかつテンポよく描いた
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アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.5

なんかすごい映画を見たって気になる作品です。この映画、手振れがひどいから、特に最後とか何が起こってるのかよくわからなかった。もしかしたらストーリー解釈を間違っているかもしれない。そこらへんはご了承くだ>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.0

ミニシアター系の作品は苦手だけど、この作品は面白い。

宿題を届けに行く映画それだけの映画なのだが演出の仕方が斬新。基本子どもに焦点を当てているが、周りの大人たちが全く子供に関心がわいていないというの
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グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー(2019年製作の映画)

1.5

この映画はインドネシアのコミックが元で、MCUやDCEUのような、いわゆるユニバース(同一世界)映画シリーズの第一作品目。

すごい微妙な作品で完成度も微妙。主人公は貧乏な子供で、途中いろんなことを経
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

2.5

「マインドハンター」みたいに殺人鬼の意外な一面という意味でみれば、面白い内容の作品だと思う。

すごい顔がキモくて、最初の階段を降りてくるシーンがめっちゃ怖かった。こんなキモい顔の俳優見つけたなと思い
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.5

ウェス・クレイヴン監督だから、最後までちゃんと面白くて、スカッとする映画だった。

ジャクソン・リップナー(キリアン・マーフィ)が謎の美青年的な感じでよかった。

飛行機の中、人々がいる中で助けが呼べ
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

4.5

「七人の侍」を現代によみがえらせたらこんな感じになると思う。

ぼく、時代劇あんま好きじゃない。理由はいろいろあるが、一番は言葉遣い。たまに何言ってるのかわからなくなる。だからストーリーを理解できずに
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スーヴェニア 私たちが愛した時間/ザ・スーベニア 魅せられて(2019年製作の映画)

3.5

この映画は監督の半自伝映画だから、嫌な予感しかなかったけど、意外な展開もあって面白かった。結構ありのままを描いているからこれもまたいい。

割と裕福な家庭で育ったジュリー(ホーナー・スウィントン・バー
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