ヘアバンド侍さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヘアバンド侍

ヘアバンド侍

映画(228)
ドラマ(16)
アニメ(0)

さがす(2022年製作の映画)

3.8

テーマがひたすら重く尚且つストレート。
病気やあらゆる理由で自ら死を望む人へ
自分だったらどういう立場で接するか。
そこにある救済は果たして救済なのか。
そもそもそこには各個人によって正当化された結論
>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

大好物のライトホラーコメディ。

殺人鬼と女子高生が入れ替わるってだけで
設定勝ちしている。
どう見ても、コメディなのに、コメディコメディしてないのが、また良い。

最高のキャストと無駄が無いストーリ
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.2

鮮烈に記憶に残るシーンが多い訳じゃないのに、
ずっと印象に残っている映画。

一つの選択でどれだけでも分岐はあり得るし、
主人公の性格次第でどうとでもなる物語。

それぐらい主人公のキャラが立ちまくっ
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.4

結局、こだわりに近いんだろうな、と。
ただ怒りをぶつける相手や
自分をより優位な存在と思いたいが為に
何かの違いに意味を持たせる。

そういった始まりが連鎖になり、
正しくないから、誰もよく分からない
>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズワンのホラーは必ず観ないと
損をする。
そう言っても良いほど、ハズレがない。
この設定は間違いなく、唯一無二だと思う。
今後類似作すら作れないんじゃないか。

怖くないとか、そっちかいとか
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

如何にもアメリカらしいブラックジョーク
満載のコメディ。

分かりやすいおとぼけな古き良きアメリカンコメディではなく、
社会風刺の効いた因果応報。
他国民が及び聞いたイメージでも十分に皮肉を感じられる
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

MCU版のスパイダーマンを完成させる作品として完璧だったと思う。
前スパイダーマンから全部観てきているファンのエモをぶち抜く神展開の応酬。
批評家ぶって毎回4.8とかポイ点数にしてきたけど、今回ばかり
>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

4.0

原作未読かつ事前情報ほぼ無しで
タイトルとジャケット写真だけに何となく惹かれて視聴。
スピンオフのある夜、彼女は明け方を想う
まで観て答え合わせ含めたワンセット。とりあえずアマプラにあるのでGO。
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

凄いサイコホラーを観た。
完全な没入型映画。

エドガーライトの映画が好きな自分からすると、
正直少し驚いた。
こんな怖い映画作れる人だったんですね。

テーマがしっかりしていて、
恐怖についての表現
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

すまん、アンティークギアゴーレムにしか見えなかった。

世界観がついに宇宙とかそっち規模になってきた、かつ横文字の説明が多くて、
しっかり予習しておくべきだったと後悔。
全MCU作品を観ている自分でも
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ不器用な男が娘を失った話
空虚な日々を生きる男がある日の空白に囚われ続ける話

序盤の展開からまさか泣かされるとこまで持ってかれるとは思わなかった。
スーパーでの空白の時間を置いてけぼりに
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

二度と見れる自信がないけど、
壮絶なまでに記憶に残る映画。
オバケより人間、
人間よりもさらに狂気という概念の方が
怖いという新発見を与えてくれた。

主人公のトラウマにまとわりつく現実と
そこに起因
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

ヤクザ映画と侮るなかれ。
任侠映画と言われてもピンとこない。

『極道』という日本の歴史の1ページの最盛期を
時代の流れという至極シンプルなプロットに置いて、
対比するかのように時間の止まった1人の男
>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.4

相当グロいというか強い描写は多いが、
先の読めない終始不穏な空気感を
脳天からひっくり返す展開が発動してからの
ハラハラ感は中々良かった。

伏線がしっかりしているからこその
サイコサスペンスで
集中
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.4

marvel+カンフーハッスル+モンスターハンター
って思ってしまった一瞬があったが、
基本今までmarvelではそんなに多くは無かった
家族愛系の映画。

世間一般では悪でも、
家族間では完全悪とは
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

序盤の展開が最強過ぎる
予想を裏切る序盤、というより
ガン監督ファンからしたら、
『あ、どーもお久しぶりです』と
思わず声に出してしまいそうなくらい
ハイテンポアクションから成る絵面での
死に様ピタゴ
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.5

邦画で1番好きなシリーズ。
リアリティの中にある爽快さが絶妙。

残酷な現実を劇中まざまざと見せつけられ、
辿り着く結末が本当に爽快。

これを爽快と言える自分がもはやバグってるのかもしれないが、
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.7

改めて観て良い映画。
手から糸が出るわけでも
ハイテクスーツ来てる訳でもない
地味に見えるかも知れないけど、
曲がらない信念にひたすら燃える。

エンドゲーム観た後だからこそ、
クライマックスのキャプ
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

アインシュタインが『常識とは18歳までに積み上げた偏見の堆積物に過ぎない。』と言っていたのを聞いた事がある。
主人公三上の持つ正義感や純粋さはそう生きていくしかない後天的環境のせいのようにも思えた。
>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.6

人は幸福についての価値観が上振れたり下振れたりの瞬間風速で時に突拍子もない事をしでかす。良くも悪くも。
そんな当たり前を嫌な方向に極論詰めた映画のように思えた。

序盤から前フリぶんぶんでこういう話で
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

如何にも映画な、こんな運命的な偶然あるかよ!がいつの間にか自分の中で溶け込んでいた。ノスタルジーの塊の様な映画。結論最高です。

ど王道のフィクション的プロットからリアリティ満載の皮肉効きまくった心の
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

これぞ映画体験と言える作品だった。
アクションもストーリーも逆行していたり、
アクションは逆行しているのに、ストーリーは順行していたりするので、
とにかくそこを場面毎で整理するのに苦労するが、
その分
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

※見た人にだけ伝えたいレビュー

全編通じてラストシーンへの壮大かつ濃密な前振り。
その前振りがテンポ良く、小刻みにギャグと緊迫感を絶妙なラインで行き来していく展開。

きっと序盤は貧富の差をギャグパ
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.3

ジャックの話ではなく、
真の地獄に行く人間を描いた映画だと思う。
完全にサイコパス視点に振り切っており、
その一端と顛末が描かれる。

意図的に二度と見る事は無いが、(見たくないが正しいか)
日常生活
>>続きを読む

ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

2.5

設定は絶対に面白くなるもの使っているのに、
個人的にすんなり入ってこなかった映画。

ネットフリックスてちょいちょい
こういう設定一本勝負映画作ってくるよね。
たまに物凄い当たりがあるけど、本作は正直
>>続きを読む

いま、輝くときに(2013年製作の映画)

3.8

ベタでありがちな高校生の恋愛話に見せかけた良作。【以下完全主観の考察】
映画って何らかをテーマにした誇張の極みだと思うけど、この映画もまさに将来への葛藤や何処からともなくくる終わりない承認欲求、初めて
>>続きを読む

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.5

中々良かった。

何だろうこの感じ。
たまにこういう空気感の映画に出会う。
空気感に関して、言えばまるでこのクレイジーさが当たり前かの様な視点。
それ程サイコパスというものが世の中に浸透してきたからこ
>>続きを読む