脳内金魚さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

脳内金魚

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走れない人の走り方(2023年製作の映画)

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わたしは一からなにかを産み出す創作活動はしていないので、この作品の登場人物の葛藤は完全には理解できない。けれど、観終わったあとタイトルに納得。

構成ゆえか、話がぶつ切りになり若干集中力が途切れてしま
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見知らぬ人の痛み(2022年製作の映画)

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自分のなかでまだ消化しきれていない。二回、三回と見てみるとまた違うのかもしれない。

倫子は、誰かに省みられることなく「なかったこと」にされる彼らにシンパシーを覚えたのだろうか?

異人たち(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

かれこれ云十年前に原作既読、日本版の映画は未見。

SNSのフォロイーまわりで泣けたって話がちらほら流れてきて、かつて原作読んだ身としては「そんな泣ける要素あったか?」と疑問だった。なるほど、原作での
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密航者(2021年製作の映画)

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他のレビューを読んで、古典SF『冷たい方程式』とその着想となった思考問題である『トロッコ問題』を知っているかで印象が変わるのかなと思った。

ストーリーとしてどうこうではなく、『トロッコ問題』を映像化
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

5.0

たった12分の作品に、偽らざるアメリカの現実が詰められている。銃犯罪に巻き込まれるのは犯罪者だからではない。子供でも、それも学校で銃で殺されことがある。それでも銃を手放せないアメリカに巣くう病巣の深さ>>続きを読む

インヘリタンス(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

サイモン・ペッグ見たさに。彼の出演作、日本に入ってこないの多いのよね…。それこそM:Iシリーズで一般知名度も高いだろうに。そこら辺は、いわゆる「ハリウッド」ではないからなのかもしれないけれど。

普段
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メメント(2000年製作の映画)

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おもしろいけれど、ノーラン作品ってつくづく配信向けではないなと再認識。映画館で集中・没入して見てこそノーラン作品の魅力が分かる。

2001年と言う、まだネットとか記録媒体とかの発展過渡期だからこそ成
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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当事者でない者が当事者以上に分かったような口を聞く。案外身近にあるよなと思いながら見ていた。

誰もが何かしらカテゴライズされると同時に、カテゴライズされないパーソナルな部分がある。黒人だろうとクラシ
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.8

免責事項があるからこそ、高い倫理観が求められる仕事がある。それが人のプライバシーや命に関わる仕事ならなおのことだ。医療従事者や警察は職務上知り得たことを口外しない倫理観が求められる。医療者が他人の体に>>続きを読む

最悪な子どもたち(2022年製作の映画)

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数年前話題になった、演出ではなく実際に子役を殴っていたと話題になった邦画を思い出した。(調べたら小林勇貴監督『ヘドローバ』と言う作品だった)

あくまで劇中の設定はフィクションであるのだが、作中で監督
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

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ジェレミー・レナー目当て。

当時の移民、特に女性の立場の弱さを描いてもいるのだろうが、メインテーマはキリスト教の「赦し」に思える。多分、低いとも高いとも言えない評価は、日本人に馴染みのないテーマゆえ
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ザ・タワー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

確かにソリッドシチュエーション「ホラー」と言えなくもないが、メインはフランスにおける人種差別や移民、貧困の暗喩なんだと思う。

以前見た『ガガーリン』でもフランスの団地がテーマになっていたが、フランス
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

内容がちょっと思っていたのと違う…。

アニメーションは、日本でみないタイプの線画のアニメーションで、カラフルな画面と相俟って新鮮で興味深かった。が、如何せん劇中の大人(と言うかお母さん)が「いやいや
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.0

『クラメルカガリ』と同時上映企画があったので、そちらで鑑賞。

TCG系列の劇場鑑賞マナー+予告編で散々こちらを見かけ、すっかり見た気になっていたけれど。予告編でcv「神田伯山」と見て、「講談師の人よ
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

良心価格の二本立て企画があったので、そちらで鑑賞。

同時期公開の『クラユカバ』の方は知っていたのだが(某系列のマナー映像でww)、こちらの存在はまったく知らず。二作品で尺60分だと高いかなぁ…と迷っ
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貴公子(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

正直、心臓ほしいだけならヤミでいい気がするのだけれど。なぜ『息子』からもらう必要があったのか、そこだけがモヤった。稀血とか?

前半、なかなか真相が分からずひたすらマルコを巡ってのカーチェイスや追いか
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

パパ作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』がnot for meだったのだが、父と息子は別人格だしな!と言い聞かせ鑑賞。

あらすじからは面白そうなテーマだなと思ったし、実際前半は面白かった。先進国
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No.10(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじから、てっきりミステリーかサスペンスかと思いきや、あ、そういう方向性ですか。そうですか。でもわたしは好きですよ、こういうの。何て言うか、『宇宙探索編集部』とかこの作品とか、一見馬鹿馬鹿しい作品>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン監督のデビュー作と言うことで。わたしは別にノーラン大好き!トア訳ではないので、そのうち配信来るかな?とかで見るのを迷っていたのだが、70分と言う短さと、ちょうどいい上映時間があったので見てきた>>続きを読む

リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

わたしは子供がいないので、「子供ってこういうところあるよね」とはならなかったけど、まぁなんとなーく分からなくもない。そういえば、小さい頃に仲良しの子が他の子と遊んだりお話してると拗ねちゃう子がいたよな>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

昔の映画は未見。取り敢えず、悪魔の子ダミアンくんと、悪魔の数字666しか知らない。

取り敢えず、オチのところは「グッド オーメンズ!」って心のなかで叫んだよね。

自身がクリスチャンではないこともあ
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

結構序盤から猛烈な眠気に襲われてしまった。こう、少しでも惹かれるような展開がないというか…。う〜ん。やはりわたしには恋愛ものは合わないんだな、と再確認。

なんだろう。色々とっちらかっていて「で、何が
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