KtkTさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

2.8

アン・ハサウェイ主演で期待値高かっただけに残念な印象。基本的に重くて暗くて退屈な映画だった。恋愛もののような印象を与えながら7割方弟の事故を悲しんでるし、観てるこっちが病んできそう。何というかストーリ>>続きを読む

ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

4.4

これはかなり良作。
個人的に凄く好き。
序盤、幽霊を怖がるファビアンヌが描かれたと思ったら不意に不可解な行動をとり始める。その不可解さが妙に頭に残るのにあまり気にならない絶妙な加減で、中盤で物語が一転
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

3.2

エンターテイメント映画。
別につまらなくは無いけど、特に良い映画って訳でもない。何も考えたくない時にボーッと観るのはいい。この映画は何というか右肩下りで、出だしからどんどんと緊張感がなくなり面白みが薄
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.0

これは何というか最低ラインって感じの映画。ウィル・スミスの格好良さとかセレブ感あるお洒落さとか作り出してる世界観は良いんだけど、何というか『オーシャンズ11』のような華麗さのようなものが感じられにくい>>続きを読む

テレーズの罪/テレーズ・デスケルウ(2011年製作の映画)

4.3

これは結構好き。
オドレイ・トトゥが出てるってだけで観たけどストーリーの完成度が高い。
積もり積もっていく"ズレ"や好奇心というか気づきというか、いわゆる"芽生え"の瞬間がふっと伝わってくる。凄い淡々
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

1年越しにようやく観れた。『セッション』を抑えてのアカデミー賞だったので期待大だったが、率直に言うと期待は下回った。
撮影賞に関しては文句なし。実際にはカットを割っているのかもしれないけど割ってるよう
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.2

初っ端から不遇。観ているこっちが辛い。ああいう時に周りは先走るけど本人が挫けてしまうあの感じは何だかわかる気がする。また何度も挫けそうになる妻を励まし続ける夫も良かった。
正直、全員の説得シーンをきっ
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.7

サービス精神旺盛!
随所に見られる過去作のオマージュにはテンションが上がる。序盤に出てくるT-1000の警官、パッと見で怖いと感じたのは何でだろうと思ってたら2の時と同じ人だったのか。
ストーリーは何
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.5

ロビン・ウィリアムスの軽快な喋りとは裏腹にちらほらと見える戦争の影。登場するベトナム人たちが全員腹に一物抱えているような雰囲気でしゃべる。特にムカつくウェイトレスの話の時のベトナム人の返答の裏の意味を>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.2

人間が社会に対して何か不満を感じても、取れる行動としては適応するか、変革するしかない。観客の人気を考えれば変革する映画にすべき所だが、現実と見比べれば適応する方が自然な行動であることが分かる。色んな感>>続きを読む

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.8

嫌いじゃない。
元々コメディチックなだけあって任侠ものが苦手な人も抵抗なく観れると思う。2つのストーリーが交わって加速していく展開はワクワクするし、凄くテンポがいい。最後の方は加速しすぎて観客置いてき
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.3

ビフォア・サンライズを観る前に観てしまった。全編会話でそれを長回しを多用しながら写していく。ふたりが会話しながら移動していく設定で、それに伴い移りゆくパリの景色が綺麗。映画で100分間、特にコメディと>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.1

淡々としているように見えるのに、きちんとその内側で渦巻く感情も感じ取れる。テレーズがキャロルに出会うことで人として変化していく様子が丁寧に描かれていて、人間としては良い方向に成長してるのに人生は崩壊へ>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.3

酷評の割には良かった気がする。映像綺麗だし、お金かけた分の出来ではあったと思う。画面内の暗さを上手く使ってみせる範囲を限定してたし、それによる見えない不快感というか不安感が表現されていた。ただ、ホラー>>続きを読む

アメイジング・グレイス(2006年製作の映画)

4.0

あまり有名ではないけど、結構いい話。実話をもとにしてるみたいだけど展開も起伏があってずっと観てられる。だけどこの映画はやっぱり中身がいい。凄い使命感や苦悩、そしてやるせなさが伝わってきてラストはちょっ>>続きを読む

デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

4.2

ローランド・エメリッヒと言えばこれとインデペンデンス・デイ。ディザスター系の代表的とも言えるこの監督の作品の中でも特に共感しやすい人間ドラマが描かれている。やっぱり生きる!っていうくらい本能的な欲求は>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.6

IMAX3Dで鑑賞。
音と映像の迫力はハンパなかった。この映画は演出しか無い。ストーリーだけみると全くもって普通のよくある話だが、キャラ付けやビジュアル的な演出、そして何よりもあのアクションでブッ飛ん
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信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.1

ドラマ好きだったし、まあ楽しかったと言えば楽しかった。原作ありきの作品にありがちな詰め込みすぎじゃなかったから話は分かりやすかったし良かったけど、逆に言えばそれで間延びしてた気もする。感情カットという>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.3

無茶苦茶なドタバタコメディっぽいけど結構いい映画なんだよね。
ずっと最低野郎だったジャック・ブラックが怒るシーンとか結構グッとくるし、子供もあんなにもいるのにきっちりキャラが立ってる。"反抗"っていう
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建築学概論(2012年製作の映画)

2.8

良さが分からないのは素直に観れない自分が悪いんだろうか?
なんというか全体的に間延びがちなのに、引っ張って引っ張って最後に消化不良。切なさを狙っているんだろうけどあれは中途半端としか言えない。大体、キ
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.6

荒唐無稽って言葉がぴったり。基本的にストーリー展開は雑で、それはないだろうとツッコミたくなるが、無茶苦茶な(いい意味で)アクションでカバーしている。特にラストの長回しでの大立ち回りはキングスマンを思い>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.1

悲しくて仕方ない。観たら切なくなるのは間違いない。デウス・エクス・マキナというどんな困難も最後に神様の力で解決するというストーリーの手法があるが、この映画は真逆。これでもかというくらい数々の困難を重ね>>続きを読む

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.4

白鯨のシーンは文句なし。現代CGの技術をふんだんに使った映像は迫力満点。物凄く怖いシーンでも夕焼けとか綺麗な景色だったりして、白鯨に対して雄大さというか畏敬の念をおぼえた。それだけすごい映像を作ってい>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.3

こんなやるせない話はない。敵が最強過ぎて誰もかなわない。淡々と人を殺していく敵。しかもそいつに追いかけられる対象を作って観客に感情移入させている。本来なら音楽を使ってさらに観客の恐怖をあおるものだが、>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.3

これはちょっと笑えない作品だった。ホラーだけどグロさはほとんど無い。ただただ不気味。そもそも家の中っていうのは安心できる場所なはずなのに、設定のおかげで袋小路になってしまい、むしろ不安になる。ゾンビを>>続きを読む

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.0

真ん中あたりまでは全然飽きずに観れた。62分で衝撃が訪れる的なことを言ってたから、そこまでで引っ掛けて物語をひっくり返すんだろうな〜って思って観てたけど特に伏線とかも張ってなくてただただ、そういうこと>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

2.6

なんと言うか、よく分からん。前半、役者は迫真の演技を続けるが展開している話が分からないというか人間関係がよくみえなくて早々に飽きてしまった。なんて言うのか、全然物語が始まった感じがしない。後半は色々と>>続きを読む

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.7

もうぐっちゃぐっちゃで人間関係は2転3転するし、1人のキャラクターの心情もコロコロと変わっていく。自分の持ってる価値観とか一般常識的なものを通してこの映画を観ると訳が分からなくなる。そんなけカオスな状>>続きを読む

マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.0

いや、まあ面白いけど、あのキャスト陣で映画を作ったら面白いのは最低限だと思う。冒頭は大好き。普通の人々を演じてる狂気じみた家族たちがすごく賢く暴れててハラハラしたし楽しかった。特にクインの印象が強いダ>>続きを読む

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.1

まあ、つなぎって感じ。
出だしから過去の優勝者を集めるあたりまでの流れは自然で良かった。アクションも観てて楽しいしいいけど、終盤の運びが雑だよね。クライマックスって感じが一切なかった。ラストはまあ以外
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アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)

3.0

凄いゆったりした中でジーンと感動させてくる。ただ、原作はどうなのか知らないがそんなに有名になるような話?って印象。もっとしっかり感動できると思ってみてしまったから少し残念だった。ただ、主役の演技力には>>続きを読む

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.5

流石ディズニーの名作。いつ何度みても飽きない。今回は『ウォルト・ディズニーの約束』をみた後だったのでメリー・ポピンズは誰を救いに来たのか?とかちょっと違った見方ができて面白かった。あとはやっぱり絵の中>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

にわかではあるがCGを勉強してみて、この映画を観ると半端ないことが分かる。ディズニーは表情のCGがだんだんと確立されてきたなーとか、主人公が開発した機会とかベイマックスの動きや質感がかなりつくり込まれ>>続きを読む

ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.8

好きなジャンルの映画だし、きちんと感動する。ただ、どうしてもタイトルはいただけない。どう観てもこの映画の主役はウォルト・ディズニーではない。その点、原題の方がいいのかもしれないが、あれはあれで惹きつけ>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

4.1

いや、もう言うことなし!序盤の華々しい感じから次第に追い込まれていく心境の演技が凄い。観てるこっちまでピリピリしてくる。トラブルが起きまくって絶望的状況にしておいて、何とか解決していくのに最後は運って>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

3.8

切ない。レンタルビデオ店ではホラーっぽい感じで置かれてたのに観てみると切ない。2人の間でだけ通じるやりとりの作り方や、観客の持っているイメージ、一般的によく知られている設定の活かし方が上手い。配役をク>>続きを読む