ShintaroOooooooさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ShintaroOoooooo

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メランコリック(2018年製作の映画)

3.3

秀逸なコメディ。

銭湯なのに殺人が行われているというギャップが面白い。
この「○○なのに」というギャップが至るところに散りばめられてある。
殺人に加担するようになってから、どこか生き生きとして、ほの
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.0

近年の作品の中ではまあまあな出来の作品。

オープニングは近年で最もアレンジされていた。
メインテーマも過去作のどれにも当てはまらないアレンジのされ方で、良くも悪くも個性的である。
20回以上走らされ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

長回しにうっとりさせられる作品。

景色の美しさも戦闘シーンの見事な演出も全てが芸術的。
エマニュエル・ルベツキは「ツリー・オブ・ライフ」も撮影しているものの、テレンス・マリック作品よりももっと魅せら
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

2.8

キャスティングで損している作品。

前作の主役2人を別の俳優が演じているため分かりにくさがある。
今観ると、香港がイギリスから中国へ返還されることと、組織のボスが変わることをかけていることに、意味深な
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.1

文句無しの良作。

この映画がシンプルに報道倫理を問うものだったら、良作にはならなかったと思う。
大衆に現実を知ってもらうことで次の人命を救う、なので報道することに意味がある。
いや撮影をしている間に
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

2.4

ティム・バートンのフリークへの愛が感じられる作品。

マイケル・キートンが可哀想になるくらいにはペンギンが目立っている。
社会から除け者にされてきたフリーク達には同情してしまう。
ただ、記憶には残るけ
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ガンズ・アンド・ギャンブラー(2011年製作の映画)

1.5

どう擁護したら良いか分からない作品。

とにかくB級感あふれる作品。
ゲイリー・オールドマンを無駄使いしてそうだなと思いきや、ほとんど登場せず使ってすらいなかった。
最後にはネタバラシがあり、それなり
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.2

どうしても気になって観てしまうオカルト作品。
前半の撮り方は良かった。
悪魔は出てこないけど日常に不穏な空気があるところは画面に惹きつけられる。
後半は今観るとほとんど悪魔がコメディでちょっとしつこい
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

2.5

どう観たらいいかよく分からない作品。

過去作と比較するとだいぶ雰囲気が変わりシリアスになったようである。
本家「007」とかぶってしまうので「キングスマン」らしさが薄くなってしまう。
アクションは相
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アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)

3.2

設定が似ているため「レナードの朝」を意識させられる。
ただ今作は音楽やセックスを使って、知能は一時的に上昇しても心が未熟な状態というのをうまく表現している。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

ありがちな「自由とは何か」をテーマにした哲学的な作品。

自由とは自分で勝ち取るもので、自分が自由と感じていれば自由なのだが、それすらもプログラミングされたものだとしたら自由と言えるのか。
胡蝶の夢に
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ザ・シンプソンズ MOVIE(2007年製作の映画)

1.7

何故映画にしたのかと問いたくなる作品。
ホーマーのクズっぷりやブラックジョークは大好物なのだが、やはりフューチュラマと比較するとギャグが子ども向けという感じがする。

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

2.2

映画史に革命を起こした歴史的作品。
が、さすがに「オデッサの階段」以外は古すぎて見れない。

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.4

カラッとした爽快感ある作品。

ベスパに乗って自由になることを夢見たルカとアルベルト。
しかし、ルカは学ぶことに興味を持ち始め人間になろうとした結果、アルベルトと袂を分かつことになる。
それでもラスト
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

1.8

都合の良すぎる展開に辟易させられる作品。

終始なんでもありの展開が続く。
前作でだいぶ散らかった風呂敷を畳むのがいかに難しかったかを感じされる。
悪い場面が目立つ上に、特に魅力的な場面は無く、戦闘シ
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.0

キャスティングが秀逸な作品。

エマ・ストーンのキャスティングは素晴らしい。
「小悪魔はなぜモテる?」や「女王陛下のお気に入り」のように、目的のためなら手段を選ばず悪に徹することもできるのがエマ・スト
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

コメディ色を強めた「イヴの総て」

作中の男達はみな滑稽に見える。
議会でステッキを握る姿も、アヒルを撫でる様子も、まるでマスターベーションをしているかのよう。

最初はただのおばちゃんにしか見えなか
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.4

20代後半から30代前半の女性の心に突き刺さりそうな作品。

レッサーパンダ化が生理のメタファーとして使用されている。
少女が大人へと成長する過程で、母親に反発しながらも、母娘がお互いを理解していくと
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

ドキッとさせられる実話を基に脚色したコメディ。

実話を基にしていると言いつつも、ところどころ脚色してある。
映画評論家の町山智浩氏曰くKKKへの潜入自体もフィクションの可能性があるとのこと。
何故な
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

バットマンがヒーローになる映画。

ヒーロー映画あるあるの「大いなる力には大いなる責任が伴う」。
常にヒーローとヴィランは紙一重で、映画冒頭ではバットマンも一般人から恐れられていた。
動機が復讐である
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逃走迷路(1942年製作の映画)

3.7

ストーリーよりも逃走中に出会う人達が素晴らしいと思える作品。

主人公が逃走中に多くの人に遭遇し助けられる。
全員が全員主人公に協力的というわけではなく、多様な意見を持っていてアメリカらしい。
戦時下
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.4

善悪は先天的なものではなく自らの意思で変えることができる、という救いのある作品。
ただ、原作の前半をカットした作りになっているので、映画を観ただけではしっくりこないところも多少ある。

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

2.9

ロッキーシリーズの有終の美。

オープニングがお馴染みのロッキーのテーマで始まる。
なんか違うなと思わせてしまう「ロッキー5」とは異なり、これこれこういうの待ってたんだよ!と言わせてくれる安定のシナリ
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ザ・クーリエ(2019年製作の映画)

1.3

難易度の高い設定に挑戦したものの、あらゆる点で失敗に終わった作品。

映画内の時間と実際の時間の経過が同じリアルタイムもの。
しかし、当然のことながら場所をコロコロ変えることができないのである。
常に
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

3.8

窮地に陥ったときは誰も助けてくれないと世の中に訴える名作。

敵が映画残り10分までほとんど動かず、アクションシーンも全く無い西部劇。
しかし、主人公を取り巻く環境は多くの人に心当たりがあるのではない
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疑惑の影(1942年製作の映画)

2.8

撮り方が素晴らしい作品。
ストーリーは今だとありきたりな感じがする。
わざわざ取材の必要はあるか?とツッコみたくもなる。
叔父を疑うチャーリーが階段を上り、部屋の中で指輪を探すところまでワンカットで撮
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

2.5

悲しいほどの駄作。

原点回帰を強く意識したのか、富豪から元の貧乏な暮らしに凋落させられたロッキー。
そこで出会ったかつての自分と同じような闘志を持つトミー・ガンを兄弟のように可愛がり育成するものの、
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

2.5

前3作とは雰囲気の変わった作品。

大きな挫折や苦労が無いので、よく分からないけどなんか勝ったという印象だった。
舞台もロシアなので当然ながらロッキー・ステップも出てこない。

スキャンダル(2019年製作の映画)

2.6

実名を出したままセクハラスキャンダルを扱ったことで話題になったものの、映画としての見どころはあまり多くない。
普段からFOXニュースを観ている人には刺さるポイントはあるかも知れないが、そうでない人にと
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波止場(1954年製作の映画)

3.8

普遍的なテーマを扱った不朽の名作。

権力や組織に屈するのか、正義を貫くのかという主人公の葛藤には誰もが共感する。
葛藤し、白い目で周囲から見られながらも不正を告発したのが今作のマーロン・ブランド。
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

2.9

「ディパーテッド」の鑑賞後だと物足りなさを感じてしまう作品。

今作は3部作構成なので「ディパーテッド」と単純な比較はできないものの、今作は重厚感が足りない。
音楽も少し安っぽい。
「ディパーテッド」
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パワー・ゲーム(2013年製作の映画)

2.3

脚本家にもっと勉強しろと言いたくなる壊滅的につまらない作品。

シナリオに粗がありすぎてつまらない。
スティーブ・ジョブズを意識したようなキャラクターをハリソン・フォードが演じるものの、鬼畜度が全く足
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僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

2.4

当たり障りが無い平凡なドラマ。

実の父親とは疎遠で、叔父さんが父親みたいな存在になっているという設定。
だが、叔父さんは良いところしかないただの良い人で、まるでファンタジーのよう。
主人公も空っぽで
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インフィニット 無限の記憶(2021年製作の映画)

1.7

さすがラジー賞にノミネートされただけある、絶妙につまらない作品。
アクションでCGやスローモーションを多用しているだけの中身の無い話。
マトリックスとかが流行った頃だったらウケてたかも。

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

2.9

なんとなく展開は読めてしまうものの、見どころのある作品。

1人7役を演じるという興味深い設定。
正直なところ演技分けがどうこうと言うよりは、化粧が大変そうだなという印象しかない。
普通の映画だと絶体
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バットマン(1989年製作の映画)

2.2

ジャック・ニコルソン劇場。

公開当時マイケル・キートンが筋肉隆々でなくて原作バットマンとイメージと違うことで批判されたらしい。
ティム・バートンはヒーローの二面性を再現するために、あえてマスクを被っ
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