たろさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たろ

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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

2.4

胡散臭い中国人に化けたコリンファースに期待し過ぎたかも。

ウディアレンっぽい皮肉野郎は面白いけど、お互いの魅力が「顔」だけ過ぎて浅〜いってなった。

ソウルガールズ(2012年製作の映画)

3.5

ジャケット的にただのサクセスストーリーかと思って見たら...
アボリジニへの衝撃的な人種差別について知れる映画だった。

差別問題ってほんとどこの国にもあるんだなと。日本人だから理解しがたいのあるけど
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アスファルト(2015年製作の映画)

2.9

んーハマらなかった。
なんか勝手に期待してたからかも。

孤独×孤独=歪な暖かさって感じの3つの話のオムニバス。
良くも悪くもフランスっぽいと言うか、カンヌっぽいと言うか。

もうちょっと歳をとったら
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まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.1

生き別れになった三つ子が偶然再会した奇跡のストーリー
と思いきや、人間の性格に影響するのは遺伝か環境か?を研究する人体実験のために引き離された被験者だったという実話。

それだけでも闇を感じるけど、映
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.0

ただのサクセスストーリーではない、沢山の人が観るべき映画。

結構衝撃だった。そもそも割礼なんてものがある事を知らなかった。
悪しき慣習って世界中にあるけど、まだものの分別もわからない子供に対してあま
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.7

精神病院の元患者さん達と、彼らと事業をする為に奮闘した男性ネッロのお話。
重めの題材だけどちょいちょいコメディが入るので観やすい。
けどめっちゃ泣いた。


元患者らの持つ優れた特性を見抜きつつ、対等
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.5

インド映画の主人公ってほんと人間出来過ぎとゆうか、生きることをよく知ってるなぁと思う

まぁどうこう言わずいろんな意味でめちゃ面白かった笑
最初の歌がほんと良かった。


人は大地を支配しようとする
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.3

イスラム国に支配されたラッカの現状を伝える市民ジャーナリスト集団RBSS。
自分の人生、家族までも犠牲にしながら、故郷の惨状をSNSを使って世界に発信し続けている。
彼らとISとの戦いを、誰もが理解で
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.2

ホドロフスキー監督の幼少期、両親を描いた?映画。なの?
私が観るには早かったかなー、いやこれを理解できる日なんて来ないか。

後半、歪んだ父親にフォーカスしたあたりからやっと面白くなってくるんだけど、
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

5.0

「ビートルズのいない世界はたまらなく退屈」
とにかくビートルズ愛溢れるっっって感じのまっすぐな映画で、ファンだからってのもあるだろうけどジーンとしっぱなしの2時間だった。

ビートルズのジャケットを意
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とうもろこしの島(2014年製作の映画)

3.7

両岸で戦争をしている川の中洲でトウモロコシを栽培する農家さんのお話。

シンプルな映画だからか、セリフが少ないことでかえって伝わってくるものがあった。
戦争映画だと思ってたらちょっと違ったな。

なん
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みかんの丘(2013年製作の映画)

5.0

今まで観てきた様々な映画の問題提起に対して、初めて腑に落ちる答えを教えてくれた映画だった。ラストの二人のやりとりは人類の真意だと思う。

人を人として扱えるってこうゆうことなんだなと。自分は出来てる方
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.7

流行りのサステナブルをこんな昔にやってたブランドがあったんだなぁ。

「人が服を作るの 服が人を作るわけじゃない」
流行じゃなく、個性を活かす服作りをビジネスとしてやるのってすごく難しそう。とても楽し
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.0

ラテンってこんななの?って感じの良くも悪くもイタリアっぽい主人公ケッコ。
公務員という安定を捨てたくない彼が色んな僻地に飛ばされながらも成長していくお話。

映画のテンポがすごく良くて、ストーリーがぽ
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一本の線(2016年製作の映画)

3.1

誰かと出会うことで単調な毎日が違うものになっていく。同じ景色も変わって見える。

モノクロのまっすぐな線に、色や奥行き、揺らぎが加わって、世界がどんどん面白くなる様が表現されている。

そっちに転ぶの
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.2

フランスの綺麗な田舎景色に、年の差53歳の二人のアーティストの掛け合いが可愛いロードムービー。

私のイメージだけど、アートってアーティストが「やりたい」と思った事だけを追いかけたもので、基本的に一方
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

4.5

スクリーンセーバーか?って感じの美しく広大なアカマタ砂漠と、その星空の映像が続く。
天文学のドキュメンタリーかと思って見ていたら、強制収容所で殺された家族の骨を探す遺族達の話を交えてくる。

天文学者
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

良くも悪くも脳裏に焼きつくシーンが多くてすごく疲れた。。
印象的な綺麗なシーンもあれば、目を背けたくなるシーンもあって、その振れ幅がしんどい。。

穏やかさは一瞬で、あとはもう辛いの連続。
良い描写は
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億男(2018年製作の映画)

3.7

評価低いけど結構面白かった。

大金を手に入れ全て好転すると思っている主人公に、お金とは何かを考えさせる映画。
まぁ結局、「お金より大事なものがある」って話で、正直そんなことあらゆる創作物の根底だしわ
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

5.0

レバノン人とパレスチナ人、二人のおじさんの揉め事が、国に影響する程大きな裁判へ膨らんでしまうお話。
何故そこまで意固地に...と思うんだけど、日本人には想像しきれない社会的な背景がどんどん明らかになる
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.4

思春期+バンド
この手の映画は色々観たけど、圧倒的オシャレさ。
思春期のくせに(笑)痛さがなくて洗練されてた。

日本人的には絶世の美女とは言い難い主人公役エミリーの、アンナカリーナ的な魅力がすごく良
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.5

母は偉大
それに尽きるな〜

これ子育て世代のママさん達に見て欲しいけど子育てママにそんな時間ないんだろうな。

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.7

サスペンス、コメディ、ミステリ、色々詰まった感じの一作。
登場人物がしっかり嘘つくので惑わされ、ずるいくらい二転三転するので鑑賞後は頭整理に忙しくなった。

テンポも良いし、画的にも(ちょっと笑っちゃ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

良い感じの三谷節がハマってずっと笑ってた。
三谷作品らしくキャストも豪華で、最後までずっと楽しい。
もっと政治色強いのかなーと思ったけど皆で楽しめるエンタメでした。
「この国の人間は、枠に収まらない人
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ミッキーのミニー救出大作戦(2013年製作の映画)

3.1

映画館にて、アナ雪の前座に。

クラシックミッキーがスクリーンを飛び越え現代と行き来しながらワチャワチャする楽しいショートフィルム

悪役への仕打ちが常軌を逸脱してて笑った記憶笑

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.5

何かを得たり失ったりした人生の終末に、自分は何を思い出すんだろう。

文字通り積み上げてきた人生の、まさにてっぺんに、1人でいるおじいさん。
私はまだ若いし、このおじいさんの感情は計り知れないけど、残
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紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.7

なんてことないんだけど愛おしい〜ってなる。
モノクロなので表情がより映えて可愛いくて、長編のキャラと同じくらい心に残る。

7分の中に、長編と同じ感情を持たせるディズニーすごいな。
余計なものがなくて
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.5

音楽に煽られまくったけど怖い描写はそんなになかった笑。

サイコ野郎にマインドコントロールされる主人公。
広大な農地なのに、終始息苦しい閉塞感と不穏な空気...

ギュッとしたら内容30分に収まりそう
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.9

なんでこんな評価高い?...と思ってたらいつのまにか引き込まれてラストは...
まさかこんな題材だとは思わなかった。

強い人がいつだって弱い人を引き上げるとは限らない。
多感な時期ならなおさら。
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.7

ジャケットに「驚愕&爆笑」って記載があるけど全然笑えない。アルゼンチンのブラックユーモアこっわってなった笑

怒りや負の感情のスイッチが逝ってしまった人たちの話で、まぁ現実にはあり得ない、狂気の沙汰ば
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ハロルドが笑う その日まで(2014年製作の映画)

3.7

IKEAに全て奪われたと思ってる家具屋のおじぃが、IKEA創業者おじぃに復讐するお話。

私はIKEAが好きだし、量産品が全て粗悪だとは思わない。
淘汰されるのは怠慢が故で、遅かれ早かれだと思う。
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

1980年、韓国で起こった光州事件についての映画。
民主化を求めた学生に対し、軍が武力行使、それに怒った市民も暴動に参加し泥沼化。沢山の方が犠牲になったと...
近代にこんなことがあったなんて衝撃だし
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.9

何気なく見たら良いお話だった...

死者の世界より現実世界の方がずっと暗くて闇が深い

死者のエミリーがどんどん魅力的になるのがすごい。
愛する人が、その人の愛する人と幸せになること。それを願えるエ
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告白(2010年製作の映画)

3.9

憎んだ相手をただ殺すなんて優しい。大切なものを全部奪って、壊して、その上で生かす。
究極の復讐劇だった。

序盤から犯人を特定してるので、この後どう落とし込んでいくんだろうと思ったらまぁ...
とにか
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.7

何故ボヘミアンのすぐ後にこれ作ったのか素朴な疑問。
大好きな洋画リトルダンサーの「ビリー」がイケメン且つ良い役柄で出てたから、神経がそっちに行ってしまった笑

お話としてはボヘミアンを踏襲しつつ更に辛
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.4

邦画でこんなに好きっ!ってなったの久しぶり。面白かった〜

売れない役者が、目の前で記憶喪失した男になりすますが、その男は実は殺人犯で...と言うところから始まるお話。

出てくるキャラ皆個性強めなん
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