RadiationHouseTさんの映画レビュー・感想・評価

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グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

2.9

成金主人公と天才発明家が悪に立ち向かうヒーローバディムービー

結構原作に忠実なんだろうか?、登場するものは現代なのにいささか年代を感じる作品。
主人公は終始クズなのにそこに無表情で振り回されているよ
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.6

AIの自我”チャッピー”の成長を描く

今作もまた世間は見知らぬ者には冷たいという監督が第九地区で扱ったテーマに沿って展開する。
なまじ人型のロボットという見た目は前作以上に情に訴えかける作品になって
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パリより愛をこめて(2010年製作の映画)

3.6

堅物なエージェント見習いと型破りなエージェントが贈るバディムービー

スキンヘッドで破天荒なトラボルタの怪演が光る作品
それに振り回される主人公の情けなさがいい具合にマッチしたバディだった
爽快なサク
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荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて(2014年製作の映画)

3.2

さえない主人公が贈る西部劇コメディ

日本で言うところの新喜劇調のコメディ。
セスマクファーレンのダメ男感がすごくマッチしている
古典的なコメディ多めで笑いにパンチが不足してるような印象、ドカッと笑え
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

悪ガキ4人組の青春ロードムービー

お宝ではなく死体を探しに行く。というのがなんともスティーブンキングらしい一作

いつの時代も少年少女が冒険の中で培う成長ってのは美しくて、その美しさを1時間半に綺麗
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

ユーチューバー達が廃精神病棟"コンジアム"で見舞われる悲劇を描くモキュメンタリーホラー作品

韓国版グレイヴエンカウンターズといった所
結構和風テイストなホラーなので日本人に勧めるならこちらの作品が無
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

一ヤクザの生き様が描かれた作品。

ヤクザというコミュニティと言うよりは1人の男の人生が描かれていた
劇中この男には一切救いはない、黄金期があったのだろうがそこらへんの描写は一切無く、スカーフェイスよ
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イキガミ(2008年製作の映画)

3.5

政策により余命24時間を突きつけられ若者たちをオムニバス形式で描く。

若者のいない国家に未来はないなんて最もなことを言うのはさて置き、本作ではいざその命の有限を突きつけられた者の"死の受容への過程"
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.7

観るのも憚られるくらいのエゲツないしんどさを感じて子供の頃以来見ていなかった唯一のジブリ
大人になっても物語に秘めた伝えたい事の半分も理解できてはいないだろうが、それでも節子目線から清太目線には視野が
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ノーラン節炸裂タイムSF爆誕
何と無く「時間を超越=タイムリープ」と考える旧時代SF頭脳に喝を入れるタイムSF新解釈「時の逆行」
これを映像化する繊細さ大胆さを持つのはまさしくノーランだからこそではな
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.5

幼少時に観た為のトラウマからか"エレベーターから大量の水"と言えばシャイニングよりこっちの印象が強い自分。

寂しさが故の呪いという発端に恐怖より同情を誘う何とも言い難いホラー作品
当時ここまで湿度の
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.9

人を人たらしめるものの喪失がもたらす崩壊
このご時世だからこそ観たかった作品。
あって当たり前のものが突如消え失せた時の絶望と焦燥、オマケに感情の起伏をも狂わせる"何か"に、それでもと明日を生きようと
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キング・オブ・ニューヨーク(1990年製作の映画)

3.8

クリストファーウォーケンの寒気がするほどのクールさ、ローレンスフィッシュバーンの狂いっぷりに痺れる
ギャング映画のお手本の様な作品だがウォーケンの凄まじい演技力はまさにニューヨークの王に相応しい。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.8

ファーストインプレッションはマルホランドドライブ。
夢と現が交差する難解なストーリーにコーエン兄弟の技量をヒシヒシと感じた

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

静か過ぎる立ち上がりからのフルスロットルな山場山場
韓国映画の勢いは侮れない…
漢達の身を盾にした熱い家族愛がグッと来た。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

ただ色が違うだけでキャーキャー騒ぐレイシスト達を内部捜査という体でおちょくり倒す様がツボ

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.6

たった数百メートルに地獄を感じる臨場感と命の危機が迫る山場が炸裂し勢いが半端じゃない
アドレナリン全開からのクール過ぎる幕引きに最高に痺れる激アツ作品。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

おっさんの体臭に変な匂いとか鼻をつまむとかしないで欲しい。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

遺産をめぐり金に目がくらむ一族の屋敷で起こった不可解な事件に匿名の招待を受けた私立探偵
古典的なミステリーとガバガバな証拠隠滅がグッとくる。

マイハウス、マイルール、マイコーヒーのカップ欲しいなぁ…

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.5

詩的な狂言回しが前線の重たい一日をさらに重くする。
年寄りでは無いが歳をとった…

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.7

嗚咽混じりに叫びながらハンドルを叩きつけるジェシー
あの夜の直後を描くアフターストーリー作品

いつ死んでもおかしくない主人公、何度もピンチになってはハラハラする展開にブレイキングバッドらしさを垣間見
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.7

浅いとは言わせないが深いとは言えない印象の作品
二時間という短さで登場人物それぞれに均等に華を持たせたのが原因か…

しんのの"空の青さを知る人よ"は茶化し無しで聞きたかったところ

少し不思議な青春
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

"あ、このシリーズ望んでた方向に進んでないな"と
Chapter2で感じていた違和感が今作で確信に変わる

シンプルイズベストと言わんばかりの1は無駄を一切削ぎ落としたストーリーとスタイリッシュな殺陣
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

ヒーローが正義ヴィランは悪という概念を破り、ジョーカーの悲しい過去を描いた異色作"キリングジョーク"を踏襲した作品。

積み重なるゴミと駆け回るネズミ、腐敗した街で最低限の生活すらままならない主人公
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最早お家芸と化してる設定斬新の尻すぼみ映画と思いきや、
最後まで突っ走ってくれる稀な作品。
無慈悲な殺人と処刑シーンがスリルを助長する。

殺人鬼と主人公が相対する場面での会話が惜しい所、
会話する事
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.7

主人公の暗いモノローグが宇宙の暗さをさらに黒くする
宇宙と哲学的思想はもはやお約束。
淡々と進む展開は呆気ない程だがこれもまたリアリティなのだろうか…
親を模倣する子どもが自分を見つけるまでのお話。
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RE:BORN(2015年製作の映画)

3.6

"いや、ありえへんやろ"とか"銃使え、銃"とか無粋な言葉はナンセンス
洗練されたCQCとそれを映す無骨なカメラワークが男心をくすぐる。

反面ストーリーがあまりにも静かすぎた
少女の為に命を張る伝説の
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

主人公のぶっ飛び具合が最高にクール
惚れた女の為なら何が何でもと言うブレないスタンスに痺れる。
ヒロインもでしゃばり過ぎず、かと言ってお荷物と言うわけでもない良い位置付け
儚げな可愛さもあってこれは惚
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

このシーン撮りたかったんだろうなぁってのは全般的に感じたが、シーンとシーンの繋ぎ目が雑と言うか甘いと言うか…
終盤にかけてのテンポの悪さもマイナスポイント
もっとぶっ飛んでて良いのにという物足りなさも
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アイアンマンの叱咤激励、マルチバースへと繋がっていくストーリー、因縁のオズコープ登場、ミステリオのド派手な裏切り発覚演出
あったら激アツの展開がことごとく無くて肩透かしを喰らいMJとのあま〜いラブスト
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センコロール コネクト(2019年製作の映画)

3.8

気の抜けた会話とキモカワいいキャラの迫力ある戦闘のギャップが魅力的
全体的にアッサリした作品だがSFで最も大事な"語り過ぎないが故のワクワク感"がある
主人公&ヒロインの凸凹コンビっぷりもいい

そし
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

クドイくらい威圧感のある登場シーン、重量感ある一挙手一投足、耳をつんざくような咆哮、ど迫力の乱闘
巨大である事の魅力があます事なく詰まっていた。
そしてキングギドラの造形美にええやん…と思わずポロリ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

世の中を斜めからみる男の子もやっぱり男の子、スーパーパワーの前ではヨダレを垂らしてはしゃぐ犬の様
大いなる力に伴う大いなる責任の大切さを描く王道的ヒーロー映画に加えられたコメディがいい味を出す。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

敗北は勝利への道筋
ヒーロ達の激戦が積み上げた歴史が昇華される集大成
全ては3000回の愛のために

これが三時間鳥肌体験映画ちゃんですか…

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