まずⅣから立て続けに見たので映像技術の進歩にビビる。
ダースベイダー一行の攻勢がより強烈なものとなり、そこにまたドラマが上乗せされ、漆塗りのごとき重み、みたいなものが感じられる。ダースベイダーがルー>>続きを読む
<高耐久のSFイメージを提示>
なぜか遠ざけていたスターウォーズシリーズの第1作目。その歴史的意義を語った方が話が早いと思われる。
なぜⅣが先に来ているのかが疑問ではあったけれど、視聴後すぐに解決>>続きを読む
<山で躍るイーストウッド的マチズモ>
ついさっき見た「オリエント急行殺人事件」(2017)のケネス・ブラナー同様、昔気質な映画人イーストウッドの初期監督作。しかしこの無骨さときたらどう言ったらいいの>>続きを読む
<教科書的な20世紀>
4年前のケネス・ブラナーの仕事を連想させる映画だった。それは「エージェント・ライアン」だったけれども、あちらは正に冷戦下の諜報戦をそっくりそのままエレガントに復古したものと>>続きを読む
「秒速」と「君の名。」はのちょうど中間を占めるようなウェルメイド小品。大人社会が新開世界に入り混じった結果膨張した「対人距離」挙句徐々に縮小していく。「会えない」から「会えるかもしれない」に至る、微妙>>続きを読む
◼︎フォロウィング、メメント、とノーラン節のエキスがほとばしった2作からのこのインソムニアだが、リメイク作ということもあってか、ノーランぽさは濃くない。しかし、この映画が持つあの、まともに寝れなかった>>続きを読む
サマーは悪女だろう。しかし驚異の美貌の持ち主だ。彼女はロマンチスト・トムと時に無邪気に戯れ、時には無邪気に突き放す。「シアワセ」を欲しない人間はほとんどいないだろう。それは時にある人に訪れ、時にはある>>続きを読む
2019 6/22
洗練された『スカイクロラ』(08)。ありそうでなさそうな一週間の日々の羅列。よくよく見てみると、パターソンが普通にスマホを持っていれば起こらなかったことが多い。ここは重要だろう。与>>続きを読む
◼︎まず、生でジャームッシュを観れる日が来るとは…という感慨。
◼︎キチッとした脈はあまりないと思われ、ストゥージズのそれに似た奔放な進行に任せて映像が繰り出される。言ってしまうと、自分は本作の主であ>>続きを読む
〈哀しむには惜しすぎるユーモア〉
チャップリン、とだけ聞いて荒唐無稽なコメディを勝手に想像していた。しかし、もはや「風刺」とはチャップリンのために出来た言葉なのではないか、と視聴後思われた。
まず驚>>続きを読む
個人的に「つかみ」が上手い映画は信用することにしている。『ベイビー・ドライバー』は惜しげもなくそのスタンスを披露した。
あれだけのどんちゃん騒ぎのあとに闇社会に接した「ベイビー」はヒロインを差し置いて>>続きを読む
つまるところ、この世の対極に存在する地獄を知り尽くしてしまった少女ミァハが世界を滅ぼす(と言っていいだろう)話なんだと思う。憂鬱な話だが、ゼロ年代と共に世を去った伊藤計劃の視座は広かった、と2017年>>続きを読む
おそらくこれは「自己啓発」を抽象化した映画なのではないか、と自分には思われた。日々の生活に疲弊した主人公の「ぼく」。“変わりたい”という願望がイカすな「タイラー」を創り。「ぼく」の自己の啓発は成功され>>続きを読む
かなり前からこの映画の悪名高さは知っていた。噂通り、後半に私が見たものは、所謂死より残酷なそれだった。この映画は誰も責められない類いの残酷さを持っていると思う。
マギーが家族から見放されたとき、彼女>>続きを読む
これは余りにも思い切りのいい、わかりやす過ぎてさえいるディストピア映画だ。
本狩りに忠実なモンターグの上司は繰り返し「本は人を傲慢にさせる、本は無価値」という類いのセリフを吐く。私は強い抵抗を感じると>>続きを読む