タイレンジャーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

タイレンジャー

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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

4.0

公開当時はあまり評判にならなかった印象だったんですけど、面白いではありませんか。

これ、ダンナ目線で描いた『ローズマリーの赤ちゃん』みたいな映画ですよ。

若い夫婦がニューヨークのステキなマンション
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

ワシな、クリント・イーストウッドいうねんけど。

次の映画の企画どないしよーて

ずっと考えとったんやけどな

終活をテーマにしよ思うてん。

日本ではここ数年、終活がブームやろ?

爺さん婆さんが死
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

先に言いますが、本作は現代人が観ておくべき意義深い映画です。
そのテーマはズバリ、格差社会です。

いまの世界は近未来ディストピア映画にも匹敵するえげつな〜い格差社会ですよ。

国際貧困支援NGO、オ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

1.0

ハリウッドでアジア系のスタッフ、キャストによる映画が製作されて米国内でヒット(3週連続1位!)したということは画期的。

でも、つまらない。
これはポリティカルコレクトネスという風潮に上手く乗っかった
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

スタローン、御歳73歳にして人間兵器ランボーを再びを演じるという、もはや無謀としか思えない企画が実現しちゃいました。大丈夫かよ?

しっかし、これが良かった!

事前の不安を吹っ飛ばす快作でしたねぇ。
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.5

嫁(カンボジア人)が「何か面白い映画が観たい」と言うので、気軽に楽しめそうなこちらをNetflixでチョイス。

僕は20年ぶりくらいに観ますけど、シリーズの中では本作がいちばん好きです。

その理由
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

青春リハビリ映画・第2弾!

イケてない少年時代を過ごした身としては前作はぜんぜん他人事じゃなかったですねぇ。

いじめ、虐待、人種差別、特殊な家庭環境などの要因で日陰で生きざるを得ない少年少女たちが
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.5

「地雷は完全なる兵士」 - ポル・ポト

カンボジアで4年足らずの間に200万人の自国民を死に追いやった独裁者の言葉です。

食料・燃料・休息を必要とせず、安価で(安い地雷は300円くらい)、いちど設
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斬、(2018年製作の映画)

4.0

題材としては監督にとって初の時代劇ですが、実は超〜王道な塚本映画でしたね。

すっごい単純な話をしますけど、塚本映画って男女三角関係の話が多いんですよね。

とは言っても単に恋愛の三角関係ではありませ
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フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

1.5

前作が予想外に楽しい映画だったので、続編もかなりやってくれるのではと期待ムンムンで観ましたー。

しかし、結論としては「ダメだこりゃ」です。

と言うのも、面白くなりそうな要素すべてがアッと言う間に解
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サスペリア(2018年製作の映画)

1.0

分からないし、腑に落ちない映画でした。

分からない理由は2つあります。
①単に説明不足で、物語の細かい展開が理解できない。
②教養が無いと、舞台背景や隠喩、作者の意図が理解できない。

しかも面白く
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

4.0

三分の二くらいまではかなり面白かったですね。ゴールデンラズベリー賞で最低作品賞を受賞しているけど、ぜんぜん酷い映画ではないと思う。

恋愛未経験の女子大生が億万長者でハンサムなサディスト王子と恋に落ち
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

2019年公開作品ベストワンは本作でほぼ確定。
エログロ描写がドギツイのですが、同時にこれほど心が満たされた映画も久しぶりなのです。

①表面的な作品評価

牧歌的な美しい農村の奇祭に足を運んだ若者た
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パーフェクション(2018年製作の映画)

3.5

女の嫉妬

同性愛(女性同士)

感染ホラー

てな具合に、ネタバレしてもいい範囲内でも十分に二転三転するので、この先いったいどーなるんよ?と惹き込まれますー。

アリソン・ウィリアムズは『ゲット
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.0

「ハリウッド映画は常に画面が動いているよね」とは僕の先輩の言葉。

活劇シーンでカメラがダイナミックな動きを見せるのは当たり前ですが、静的な会話シーンでもカメラは固定(フィックス)よりも動いていること
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サードアイ2(2019年製作の映画)

2.0

前作はあらゆるホラー要素をブチ込んだ、てんこ盛り感が魅力で面白かったんです。全編の大半が恐怖シーンで成り立っているんじゃないかという極端な構成と、過剰すぎるごった煮感。

「やり過ぎることがアイデンテ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

リベラルを気取る白人上流階級はキモいって話ですかね?
良識ある人とか、意識高い人の欺瞞を描いています。

ただ、それらを当てはめる「例え話」としては面白いんですが、ホラー映画としては展開が物足りなかっ
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

4.0

一般的には失敗作。でも個人的には好きです。
ざっくり言うと、人間たちの「身勝手な」理想郷が崩壊する話です。

主人公と同じくらいの20歳前後の頃に原作を読み、映画も観ましたが、現代の若者にとって手の届
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フロム・ビヨンド(1986年製作の映画)

4.5

「死ぬまでセックス、死ぬほどセックス」
これは週間ポストの人気記事のタイトル。団塊の世代をターゲットにこの特集を組んで以降、同紙は売り上げを伸ばしたのだそう。高齢者の性欲は侮れない。

本作を観ながら
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

『ライオンキング』を差し置いて嫁(カンボジア人)が観たいと言った映画。
ディズニー映画よりも人喰いワニを選ぶとは、嫁の映画センスは実に素晴らしい。

シンプルな話に、たったの89分というコンパクトな上
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シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

4.5

こりゃあプログレ映画ですね。

プログレとはピンクフロイド、イエス、キングクリムゾンなどの前衛的で長大な作風のバンドを指すロック用語ですが、映画にもプログレという概念があるなら、本作のような作品のこと
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.0

ざっくり言うと、ケビン・コスナーの名作「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のアメリカ先住民族を日本のサムライに置き換えたような話なんですよね。
ま、「アバター」も同様に舞台を変えただけで同じ話ですけどね。
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ウォール街(1987年製作の映画)

4.5

「金儲けは悪いことですか?」- 村上世彰

本作を観ながら、そんな平成の名言(迷言)が頭をよぎった。

基本的に本作の作り手の思想としては、お金至上主義に対しては否定的です。金の亡者になってはイカンぞ
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デイライト(1996年製作の映画)

3.0

これ、「クリフハンガー」の続編として観ることができますね。

というのも、スタローン演じる主人公の設定がほぼ同じです。自らの力が及ばず救出中に犠牲者を出してしまった元救助隊員。で、しばらく現場を離れて
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素顔のままで(1996年製作の映画)

4.0

これ、観客に対するおっぱい接待ですね。

話は支離滅裂、内容はお下品、で、ハリウッドのトップ女優がストリッパーを演じるという前代未聞の企画。

観客が観たいのはデミ様のおっぱいだけなのは明白。だから、
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.0

面白くない。でも興味深い。そんな映画です。

面白くないというのは物語そのもので、謎と伏線と小ネタの情報量が多すぎて、渋滞の果てに玉突き事故を起こしています。
一応、謎に対するある程度の回答は得られる
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吐きだめの悪魔(1986年製作の映画)

3.0

最大のみどころはグチャドロのきったなぁぁぁい人体溶解シーン。

ただし、それは話の本筋ではない!
本作の大半を占めるのが雑多な登場人物たちによるゆるいやりとり。
しかも、そのほとんどのシーンには本筋と
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

あくまで僕の解釈ですが、これは世襲制度を巡る家族崩壊の話ですね。
つまり、お家騒動です。

ほら、歌舞伎や狂言などの伝統芸能や、世界各国の皇室に見られるアレです。
守るべき伝統のせいで個人の意志や自由
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

1.5

怪獣バトルうんぬん以前に、映画としての基礎的な部分が下手クソすぎる!

・家族を失った主人公設定、またかよ
・絶対絶命のピンチには助けが入るというお決まり
・場当たり的な自己犠牲

とか色々とダメ要素
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.5

よくできた映画ですわ。誰でも楽しめるエンタメとしての完成度が高い。あんまり非の打ち所がないっすわ。
でも優等生的な作品すぎて、刺激を求める人にとっては物足りないでしょうね。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

肝心のライブエイドのシーンが今ひとつ。
ラミ・マレックは頑張っていたけど、フレディの狂気やカリスマ性まではさすがに再現ならず。ぜんぜん汗かいてないしね。

コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)

3.0

猛々しい武闘派が集結した映画。
シュワちゃんの濡れ場が3回もある上に、続々と登場する美女たちでお腹いっぱい。
強い男こそが女をとっかえひっかえできるのだ!という、ちょっと時代を感じさせる思想に基づいて
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

アクションと世界観だけで押し切る映画。こういうのがあってもいいじゃない。

基本的に前作と同じです。
ジョン単独での逃避行→アクション→怪しい人物からよく分からない啓示や援助を得て→アクション…という
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

2.5

嫁(カンボジア人)と一緒に安心して観られそうな映画ということで、ネット配信にて鑑賞。

くたびれたファミレス店長が女子高生に告白されるだと…?

誠に遺憾である。

↑最近、こういうことばかり書いてる
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ディスクロージャー(1994年製作の映画)

3.5

当時、全盛期であったデミ・ムーアが悪女に扮し、男に逆セクハラをするということで話題になった一本。

男がデミ様に逆セクハラされるだと…?

うう…

羨ましい!

なんて、お約束のリアクションはさてお
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グリズリー(1976年製作の映画)

3.0

グリズリーとは北米に生息するヒグマの一種で、日本名はハイイログマです。北海道に生息するエゾヒグマとは近縁にあたります。

で、このグリズリーは時速50km以上で走ることができ、人間はとても逃げられるも
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