那須妙子さんの映画レビュー・感想・評価

那須妙子

那須妙子

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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子どもの時、金曜ロードショーで見て以来。アンソニー・ホプキンスうますぎるだろ。ずっとこの人はこういう異常者だと思っていたようで、他の作品でまともな役やってても、「いつ仲間に噛み付くのかな」って思ってた>>続きを読む

氷の花火 山口小夜子(2015年製作の映画)

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かぐや姫が降りてきたみたい、がほんとにそうって思えた。

真面目に山口小夜子を見たのは今回が初めてだったけど、美しくて美しくて。
幸せな時間だった。

あと呼吸が苦しい(肺炎)ときは寝ても治らないから
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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やばかった、なんだこれ。
バンドも構成もバッキバキに決まってて、若い頃これを見ていたらあのランプを使った芸(これのオマージュ山ほど見た気がする)を永遠にやってたと思う。

欲しい音が出せるドラマーをわ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

失っていく方にフォーカスされる老境。過去と再会しても、それはもう終わってる。これからに続かない。
これは自分?リアルに友達も恋人も家族も死んだり去っていってるのエリセ、と思ってしまった。劇中劇でも言っ
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欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)

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白ランニングにビッグサイズの白いトランクスでかっこいいって奇跡。レスリー・チャンの映画は美のサプリメントだな。

ストーリーもサッパリだし、共依存じゃんとか思うのは大人になって知識つきすぎた弊害。この
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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ナンセンスなのは分かってるけど「LINE交換しろよ〜」とつっこんでしまった。

ロック歌ってる太っちょはZZtopだし、俺の歌見つけてくれないかな(鳥羽一郎かよ)、という呑気な日常がゆっくりと零落して
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

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最初はあら筋通りにことが進むんだけど、勝負に出てからのイリスがちょっと普通じゃない。夜の植物園みたいなところで本を読んで口元が緩むシーンが印象的。
踏み外したけど、正気。

最高にハッピーなクリスマス
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

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ついてないな〜
淡々といろんなことが起きる。こんなふうに人生が一変することもあるのか。

真夜中の虹、ってラストでわかる。

音楽がいい。
わたしの人生にも、この伴奏をつけてほしい

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

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なんだよこれ、すげぇ良いじゃん
暗くてモテない人の恋は温度高いんだよ、忘れんな!
こどもの貯金箱もひと肌脱ぐ(脱がせる)んだよ!

ビンゴ!!!

デートにスーツ着ていくとこやら、Cherが帽子取った
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ジェーン・エア(1944年製作の映画)

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うまいこと90分にまとめてある!
オルダス・ハクスリーさすが。

原作読んでる観客向けだと思う。ロチェスター家出てからも結構面白いんだけどね。
リアル・ロチェスター様にオーソン・ウェルズは夢がなくてい
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ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

令和たぬき合戦ぽんぽこ、だった!
(ほんと、すいません)

ブラジルのぽんぽこは仕方ないね〜、って流れに身を任せないで自分たちの未来を選び取るってところで終わった。清々しい、我と彼の差を思ってしまった
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ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

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ムーミンのアニメを観て興奮していたのは、何十年前?
高山みなみのムーミントロール、懐かしすぎる。改めてムーミンってすぐクヨクヨするけど勇敢でいい奴だな、ムーミンが大好きだよ!!!!いま観るとリトル・ミ
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メーヌ・オセアン 4Kレストア(1985年製作の映画)

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めちゃくちゃ良かった。
ずーっと見ていたい。言語がわからなくても、わかる!いる!「迷惑で大体失念しちゃういいおじさん!」っていうのが毎回ある。
ロジェって、昔話とかおばあちゃんの話す「それほんとか?」
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

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ハッピーエンドの『アギーレ神の怒り』
バナナのくだりは爆笑だった。

欧州の男性には、アマゾンをコントロールしたいっていう欲があるのかな。
ストーリーは違えど、アギーレとボナヴァンチュールは似たような
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地獄に堕ちろ

驚くほどの投げっぱなしジャーマン。
都市と地方、郊外、スピード感が全然違うんだと改めて思う。

全ての絵がヨーロッパ絵画のなんかだと思う。それが拾えたらな〜、またちゃんと絵画史とかやっ
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キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

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時間とタイミングが合ったので、何の気無しに入ったら、良すぎて危うく号泣しそうになった。
180キロの豪速球を心臓目掛けて投げてくるような真剣さと愛。あと笑顔、人生いろんなことあった後の笑顔。

真剣に
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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こう言う話なの〜!
家だったらキツくて最後まで見られなかった。幸福が楽しいとは限らない〜!!

アリの職場に行って、絶望でキラッと光るエミの涙。

セリフがどれもすごく秀逸。
訳がいいのか、原本がいい
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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とにかく混んでるので、行く方は事前にいい席予約した方がいいです。平日も関係ないっぽい。

ふわーん、ブチャーン、グジュグジュ〜ってストップモーションアニメが動く。
壁から出てきたり、気味悪いとこからヒ
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(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白いとか面白くないじゃない。
すごいよ、チリに行きたい。
ストーリーと全く関係ないんですが、蘇った片方・股間の手のひらが気になってしょうがなかった。


てか、これも風刺じゃん!!
結婚しないで子ど
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

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勢いで1も観る。
こっちの方がふざけが少ない。ラストの倒したと思ったら…のとこでギャッて叫んでしまった。スピルバーグ、お前の仕業か?
田舎の夫婦のガッサガサな会話とか、ダイナーでの殺しは皿にべちゃ!と
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

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初めて見たけど、めちゃくちゃ面白いじゃん。なんだよ、1も見なきゃ。
短パンのトミーリー、最高だった。

今更だけど、BOSSはこれか〜。
BOSSで貯めた金でまた映画とか撮ってねトミーリー。円弱いけど
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ジャン・ルノワールの小間使の日記(1946年製作の映画)

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なんだこれ、めちゃくちゃ過ぎる。
主要メンバー全員がやれることを全部・全力でやるをモットーに暴れまくる感じ。大尉のハイテンション。旦那様も落差が激しい。計画性があるようで無いジョセフ。ジョルジュ様、元
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

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一年中朝から晩まで庭で作業して、植物園や森に行くとテンションMAXになって、植木市では持ち帰れないほど買おうとして、公園課がやらないから小道の雑草刈ったりしているおばさんの中にはメアリーがいる。
理解
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水を抱く女(2020年製作の映画)

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沼の精かな…と思っていたら神話が題材なのか。この原題は日本だったら、『清姫』みたいなもんか。なんか山椒太夫みたいだな、って感想はあながち間違ってないと思う。
ラストもハッピーエンドで良かった。

スト
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私の殺した男(1932年製作の映画)

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出オチの題名とおもいきや、ラストこうなると思わなかった。すごく面白かった。
傷痍軍人の足の間から見る凱旋パレード、あー砂糖が足りなかったんだぁ、肉屋の「ラム5切れ」からの街中の噂話、あんたには奢られた
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

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名刀(銃のこと)が人手に渡るとその人の物語が進むのと、追跡劇が同時進行してめちゃくちゃ面白かった。
名刀が持ち主を選ぶように、射撃大会、インディアンの襲撃、酒場、断崖と場所がうつる。全く飽きない。今日
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

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5年前にムショに入れた極悪人が戻ってくる、「何があろうと戻り、お前を殺す」。
保安官が自警団を作ろうとするにも、男はみんな逃げて(やっぱ無理って人も含めて)、教会で言われる「あんたは出てって下さい」。
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怒りの河(1951年製作の映画)

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あれ〜、このまま行くのかなぁ…
「毎晩 俺の影に怯え 恐怖で眠れなくなる    必ず会いに行く」
おおっと、おっぱじまりましたぁ!
え?!徒歩?!どうやって殺ったの?!
ライフルだ!!などなど、上がる
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西部の男(1940年製作の映画)

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西部の人と間違えて観る。
淡々と進むなかで、絞首刑とか焼き討ちが入ってくる。畑とセットは本当に焼いたと思う。すごい。副流煙で倒れた人とかいなかったのかな…と心配になる。
ストーリーも思った方向に進まな
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青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

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編集部に着いたエレベーターが開いて、ノーラが向かってくるとき外のネオンchronicleが点滅しているところ痺れた。彼女が来たとしか言えない、すごい絵。

悪いことした時に出くわす特に関係ない人にもギ
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9デイズ(2002年製作の映画)

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面白いとか面白くないとかじゃないんだよ、ボケ。車乗れ!!
この時間・この作品・家で見られる幸運。
激ハッピー。

プラハあり、ロシアあり、アフガンあり、クリス・ロックでゴキゲンな全部のせ。
期待通りの
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

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夏が始まった感じがする、金曜日のナウシカ。いいよ〜、最高だよ。

駿の好みの女は穢れないまっすぐな姫か、その姫が穢れて手負いになった女。コインの裏表。あと、おもしろババァ。

勲はもう鬼籍に入っちゃっ
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

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食前・食後は見ない方がいい。

実写版RPG。

途中から音楽も喋りもなくてカメラがスゥーっていくだけなのに面白くなってきて、何これと思う。
松尾伴内のオケツみたいなのがいたぶられていて失笑。
おじさ
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

死ぬまでにしたい10000のこと(には入るだろう)、猿の惑星全部観る。②作目。


つー訳で、地球は消えてしまいました!


またしてもオチは知らない方がいい展開。
核弾頭が神になって、アメリカン・未
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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あまりにも美しかったので返却する前にもう一回見よう。こんなもん見せられたらまともに働く気が失せる。天候不順の連休後半で良かった。
最後は爆破からの大団円だと思ったら、想定外の方向にいってしまった。
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