東京キネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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恋のじゃま者(1986年製作の映画)

3.5

1986年製作だから、私のイメージにある(外資系の)広告代理店の姿そのまま。なんと懐かしいことだろうか。

古くは『アレンジメント』から広告業を舞台にしたドラマが沢山あったが、2000年を境に全くなく
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.5

噂通りの骨太大河系シリアスドラマ。見る分には楽しいけれど絶対友達にはなりたくないライアン・ゴスリング、いつの間にかオババになってしまったエヴァ・メンデス、もうこんな悪党役以外に仕事のないレイ・リオッタ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.0

若い人が目一杯真剣に映画を創っているのが伝わってくる。水風呂のないサウナのようにクールダウンのない不快さはあるものの、映画的高揚感と音楽的高揚感で満腹。

まったく紆余曲折も起承転結もなく、麻雀で言え
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.5

まさかダイ・アントワードがメジャー映画で、それも主演級で堂々と演技するのにはちょっとびっくりしたが、ならば当然の壊れっぷりを期待したのだがどうも普通すぎだ。

南アフリカ風バイオレンスがちょっと新しい
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.0

この手の企画は続編になると大体が寝ぼけるもの。案の定、中途半端で座り心地が悪い。まあ、解っていたことではあるんだけど、せめて人間電子レンジや、人入り車体プレスを超えるファニー・グロのアイデアを期待した>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

3.5

この映画に関しては、戦争賛美だ、特攻美化だという批判があるらしい。
もしこういった非難がこの映画を見て言ったのだとしたら、そういった人たちの頭は本当に大丈夫なんだろうか。むしろこの人たちの大好きな反戦
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編笠権八(1956年製作の映画)

3.5

原作は川口松太郎、監督は三隅研次。雷さま25歳の作品。

とにかく雷さまが若い。線が細いし、台詞回しも朴訥。後の眠狂四郎のスタイルは完全に出来上がっているが、雷さま独特の言葉の粘り強さがないもんだから
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題の「GAMBIT」はチェスの捨て駒戦術の意。ただし、これは思い付きの捨て駒じゃなく、定石のパターンがあるらしい。っつうことは、オーソドックスなどんでん返し、引っかけ映画ですよ、というサインを最初か>>続きを読む

美しすぎる母(2007年製作の映画)

1.0

何度も途中で見るのを止めようと思いましたが、結局最後まで見ました。気持ち悪い映画です。これが実話だったというのをエンドクレジットで知って余計に気持ち悪いです。見終わって、こんな話を映画にしようとする製>>続きを読む

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

3.0

アメリカの映画評論サイト「ロッテン・トマト」では、支持率38%とボロクソですが、そうヒドい映画でもありません。

まあ、良くある話っつったらその通りなんですが、設定の面白さとアル・パチーノ、クリストフ
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.0

暇つぶしエンターテインメントとしては充分楽しめますし、アクション映画としての見栄えもグッドです。これ以上何かを求めるのは酷でありまして、何しろシアーシャ・ローナン演じるハンナのキャラクターが面白くて、>>続きを読む

女の中にいる他人(1966年製作の映画)

3.0

製作は藤本真澄、1966年製作の成瀬巳喜男監督作品です。原作はシリア人作家エドワード・アタイヤの『細い線(The Thin Line)』、脚本は井出俊郎です。

成瀬巳喜男でサスペンスか~、と思って観
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メリンダとメリンダ(2004年製作の映画)

3.0

監督はウッディ・アレンです。撮影はヴィルモス・ジグモンドがやっておりまして、地味ながら相変わらずいい仕事しています。

勝手な想像で言えば、日本人でウッディ・アレンのファンというのは相当少ないんじゃな
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

DVDでの鑑賞でしたが、噂にたがわず圧巻でした。無重力空間の演出力が素晴らしいですね。

まあアトラクション・ムービーと言っちゃえばそれまでですが、ほぼ一人劇でこれだけ感情移入できる映画もそうはないか
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

面白かったです!何が面白かったのかと言われると、何とも答えようのない映画でしたが、映画的高揚感満載の映画でした。

フォーシーズンズを知っている人であれば当たり前のことかも知れないし、音楽好きであれば
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

原作は同名の日本のライトノベル。今やハリウッドは日本のライトノベルにまで手を伸ばしているのに驚きです。

タイム・ループものながら、ループするたびに主人公が学習していくというのが面白い。劇の構成として
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