やっぱり、クリントさんらしい映画でした。 この映画、私まったく予備知識なく見たもので、原作があることも、それがまた現実のお話であることも、その作者が映画製作開始時に殺されてしまったことも含め、すべて知>>続きを読む
本ドキュメンタリーの主人公ロジャー・コーマンは、ハリウッドで60年間も映画を作り続けた巨人に違いありませんし、全世界の映画業界人から尊敬を集める人であろうと誰しも認めるところでありましょうが、私、正直>>続きを読む
この時代のパトリック・スウェイジは信じられないくらい美しくて、もう登場するだけで圧倒的な存在感。特にこういったダンスものだとプロ・ダンサーとしての自意識か、他人を寄せ付けない凄みがある。
従って、ど>>続きを読む
この作品、今は亡き池袋文芸座地下で見た筈なんだけど、ストーリーにまったく覚えがない。見直してみて思い出した。私、ずう~っと寝てたんだっけ、何も覚えてない訳だ(笑)
まあ、そんな話は置いといて、本作、>>続きを読む
素晴らしい。そもそも子供相手のコミックを、コンセプトから組み直して丁寧に作り直し、大人でも充分楽しめる作品に仕上げるというその姿勢がいい。
シナリオの設計、アートディレクション全てが素晴らしいが、特>>続きを読む
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正直に言いますが、この映画は喰えません。私はダメでした。
製作直前までスピルバーグが監督することに決まっていたらしいんですが、シナリオが気に入らなくて断ったらしい。そこでピンチヒッターっていうことで>>続きを読む
ようやく【5】に辿りつきました。この作品だけは初見だぞ、と気負って見始めたのですが、見るシーンに記憶があるぞ。何だよ、これも見てたよ。何のことはないダーティハリー・シリーズは全て見てました、というお粗>>続きを読む
ハリー・キャラハン第4弾。初見だと思っていたのですが、見てました。またやっちゃいました(笑) まあ、このシリーズだったら何度見ても良いですけどね。
監督はクリント・イーストウッド自身がやっております。>>続きを読む
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今回の敵はリベラルの代表ヒッピー集団、と思いきや実はテロリスト集団、しかしその実体はただの金銭目的のチンピラ集団だった、というのが大筋のストーリーです。
【1】でリベラル、【2】で呼び戻しで右翼、そ>>続きを読む
トップ・クレジットからメチャクチャ格好良いです。赤バックにシズル感ばっちりの44マグナム、クレジットが終ると銃口が正面に向いてズドン、です。
どうでもいい話ですが、あんな重い拳銃をクレジットが終るま>>続きを読む
この作品、今さら改めて言うことでもありませんが、アクション映画や刑事映画の基本形を作ってしまったといっても良いくらいの映画であります。
犯罪に執念を燃やすデカ、アンチヒーロー、私生活のない一匹狼、な>>続きを読む
まあ、それなりに面白いし、時間潰しにもなるし、まあこれはこれで良いんでしょうけど、うまそうなナポリタンやとろろご飯やカレーライスを「見る」だけで1,800円払うお客さんは居る訳はないので、どうしても、>>続きを読む
ジョン・ファブローって、なんか冴えない中年のオッサンのイメージだったけど、この映画を見て見直しました。はっきり言って才人ですね、この人。
ロード・ムービーの焼き直しという感じもしなくはないけれど、今>>続きを読む
ヒッチコックが映画史上最高の監督というのは誰しも認めるところだろうが、私、正直に言うとあまりヒッチコックが好きではない。
確かに、扱う素材が当時としては何十年も先取りしたアイデアであったり、後世の見>>続きを読む
トップ・クレジットが結構洒落ていて、導入部からドラマに一気に引き込まれます。
ジョージ・クルーニーの映画って、なんか今一感というか、キャラクターに馴染んでない役が多いんですが、この映画はもうピッタリ>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロと言えば、『パンズ・ラビリンス』の記憶が強いせいか、なんとなくアート系の人かと思っていましたが、完全なオタクでした。そもそもディック・スミスの弟子ですからね。そうなんだろうと納得で>>続きを読む
原作は『ブレード・ランナー』『トータル・リコール』のフィリプ・K・ディック。原作は未読だが、国家が盗聴・盗撮するパラノイア的な怖さは伝わってくるものの、これといったプロットの面白さはない。
デジタル>>続きを読む
原題は『Lady in a cage』。この「cage」のニュアンスは「鳥かご」ではなく、実は「檻」だったんじゃないか、という謎かけ。邦題の『不意打ち』も主人公が「打たれる」んだろうなあ、という連想ゲ>>続きを読む
1982年製作の前作は見たのだけれど、果てしなく昔の記憶なもんで殆ど覚えていない。だけど、なんかその時代の空気感というか、来るコンピュータ世界の恐怖感みたいなものを感じたし、その当時としては最先端のC>>続きを読む
その昔、異常にミュージカル好きのテレビ業界のおっさんが居て、ハリウッドのパーティには必ず自分の好きなミュージカルのシーンを繋いだフィルムを持ってくる。それも、顔も見えないステップの画に違う曲で編集して>>続きを読む
殆ど記憶がないほど昔に見た映画なのですが、一部映像シーンの記憶があるばかりで全く映画の印象が無く、少しは大東亜戦争の意味が解りかけてきた所なので、見方が変わるかなあの再見なのですが、冷静に見るとこれは>>続きを読む
沖縄の空気感が良く出ているのが先ずいいですね。沖縄民謡もたっぷり聞かせてくれるし(ケルト音楽やカルメンが出てくるのはなんで?)、シチュエーションに合わせて色々編曲を変えていて「音楽映画」になっているの>>続きを読む
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『プロメテウス』の欲求不満の余韻も覚めやらぬまま、こちらを鑑賞致しました。
本作は3回目の映画化ですが、前2作目の物体Xはジョン・カーペンターの傑作でありまして、私も何回観たか数えきれないくらい観て>>続きを読む
先ず、開巻からずっこけました。考古学者が様々な古代文明に登場する共通の星座を発見し(とは言っても、人が6つの玉を差している壁画だけですが)、いきなり「これは宇宙からの招待状よ!」と確信を持ちます(何で>>続きを読む
ロバート・B・パーカーの『初秋』のコンセプトって映画で使えるよなあ、とずうっと思っていたのだが、やっぱりあった。それも、親父と子供の関係に終わることなく、家族全体の絆になっているところがいい。
前半>>続きを読む
よしゃあいいのに第2弾まで見てしまった。 アン・マーグレットが出てなきゃ観なかったんだが、失敗だった。(笑)
チープなアート・ディレクションはこの時代の味なんでまあいいんだけれど、アン・マーグレット>>続きを読む
いやはや、とんでもない映画に当たってしまった。 ディーン・マーチンが出てなけりゃ絶対見ない映画だが、それにしてもなんだこのセンスは・・・。
消音器付きの拳銃使ってるからって『沈黙部隊』って、あんたそ>>続きを読む
ストーリーは大東亜戦争後に引き揚げた日本人教師が台湾人女性に宛てたラブレターに書かれた恋愛物語と、地元観光地の町おこしライブのために素人バンドを立ち上げる奮闘記、といった二つのパラレル・ストーリーがベ>>続きを読む
ダーレン・アロノフスキーとナタリー・ポートマンじゃ見ない訳にいかない。なので、敢えて予備知識を仕込むことなく見ることにした。本来ならただの「サイケデリック映画」になり易い素材を重厚感のあるドラマにして>>続きを読む
原作は小説らしいが、このストーリーの着想は素晴らしい。開巻10分で18世紀のパリに引き込まれる。美術やアートディレクションも素晴らしい。汚物の匂いが伝わってきそうな薄汚い路地や市場も(だからこそ、パフ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作はロアルド・ダールの児童文学『マチルダは小さな大天才』。こんな話が児童文学で良いのかいな、と思うくらいの恐ろしいお話で、凄まじいストーリーが展開する。
何が凄いかって、マチルダのパパは詐欺師で、>>続きを読む
こういうゆるい映画はいい。ほっこりするねえ。老境に入ったロブ・ライナーなればこそ、若手じゃこういう企画には手が出ない。
モーガン・フリーマンが半身不随になった安っぽい経緯や、バージニア・マドセンとの>>続きを読む
「アニメの常識を覆した・・・」とは広告的惹句として考えても言い過ぎでしょうが、アドベンチャー・アニメとしては充分楽しめました。
もじりの中心軸としては(ジョン・ラセターの年代を考えると)、『鉄人28>>続きを読む
プロデューサーが『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロなんで多少は覚悟していたんだが、う~ん、暗い。 もう止めどもなく暗い。なんかスペインのイメージって、いつも陽気で昼間から大飯かっ食らって2時>>続きを読む
邦題の『白いカラス』とは、黒い筈のカラスが白いということで「白い黒人」のもじり。原題は『The Human Stain(人間のシミ)』。
なぜにシミとしているのかは、映画(原作)を見れば分かるよとい>>続きを読む
てっきり映画志望の青年に向けた「映画監督入門ビデオ」だと思っていたのだが、そうではなかった。
映画志望の若者に、ハリウッドで映画を撮りたいのであればこのくらいの能力がないと監督なんか出来ません、だか>>続きを読む