貴婦人修行さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

貴婦人修行

貴婦人修行

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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

1.0

まさか継ぎ接ぎ構成の前作より時間制限のあるこちらの方が緩慢な芝居が浮き彫りになるなんて。
「ドラえもんに休日を!!」から拝借したのび太が不良にリンチされてしまうサスペンスを自我を失うサスペンスにすり替
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

1.2

こんな活劇寄りの設定でクライマックス極左引きこもりお爺ちゃんの説得ってマジ?
のび太が怠惰すぎて洗脳できないよ〜で中盤回してるの正気疑っちゃったよね。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

2.2

2回目の土曜日があの時こう思ってましたよ〜って説明以上の何にもなってないのに、バスで設定ひけらかし始めて卒倒しそうに。

義足のボクサー GENSAN PUNCH(2021年製作の映画)

3.8

手持ちで顔の接写ばっかやってこの面白さすげーな。それでいて絶対長回しに陥らないし。
vsカーウィン・シバルリー・タン戦の客席視点ローアングルとラウンドガール越しの360°パンの生々しい緊張感にやられた
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パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

大作志向に振り向きすぎて寂しい(飛べるならスカイがヘリ乗る必要ねーじゃん)が、見てて全く疲れないカット割りは健在。こういうのが職人仕事。
リバティの能力開示にグッとくるのは引っ張りに引っ張ったからじゃ
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六つのバガテル(2001年製作の映画)

3.3

カフカ編はなんで残さなかったんだろうか?「「カット」は言わない」の後の無駄話が正しくストローブ=ユイレの時間感覚。

あなたの微笑みはどこに隠れたの?(2001年製作の映画)

4.1

暗すぎわろた。表情にも運動が〜なんて言葉を残すわりに2人の表情が全然見えない!
ストローブの無駄話もユイレの指摘も投影されている視覚/音声情報に基づいた具体的な話なのでめちゃ楽しい。「アクション」が発
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シチリア!(1999年製作の映画)

3.0

強度はわかるけど、ずっとその場にいない人の話されてもな…という気持ち。

パウ・パトロール ザ・ムービー(2021年製作の映画)

3.5

オリキャラ出しつつ全員活躍させつつ実質75分で回しきっちゃうのやば〜。市長の悪党ぶり全然ギャグになってないのに簡単処理で即座に救出・解決に向かう。安心して見てられる。
チェイスの過去と復帰を伸びる影と
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レスラーと道化師(1957年製作の映画)

3.7

フィルムの色味やば〜何分でも見てられる。
スタニスラフ・チェカンのドラマが客席の狂騒と切断されちゃってるのが難点か(『騎手物語』なんかはそれを克服してるように見えたが)

タイムリミット(2003年製作の映画)

3.6

再見。性欲に負けたおっさんが証拠を揉み消し逃げながら真犯人追い回して結局妻に尻拭いされてへたりこむ様がたまらなく情けない。映画はバカが身ひとつで逃げ惑うメディアであるべきだと襟を正してくれる。
口座の
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

2.4

経済効率の高いコンテと質の良い撮影に役者が見劣りしてしまっている。90年代キッズ映画の方法論でサイコサスペンスできるわけないよな〜
岡田将生が葬式でカマかけられて泣き芝居かましてるとことマーラー交響曲
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騎手物語(1940年製作の映画)

4.3

アンナ・コモーロワの快活では済まされないハイテンションぶり!起き抜けで爺がこっそり帰宅するのに気づくまでの時間表現だけでも素晴らしいのに、そこから馬盗み出して追走劇になるし、盗まれた飼い主がショートカ>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.2

全然悪くない。やはり停滞(睡眠)していた男が現在事象に向けて動き出す映画はどうしたって強い。
エマ・タミはこれが長編二作目みたいだが、父娘の映画を作りたいのだろうか。妹との関係が解決している時点で黄色
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トルブナヤの家(1928年製作の映画)

3.8

なんといっても白眉はOPよ。朝日が昇ると清掃が始まり、アパートの様子を爆速の縦移動で見せきってからすっとぼけたアヒルの登場→逆再生…。
労組礼賛な強引さはアヒルのフェードアウトが不満なくらいで、田舎娘
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セカンド・コーラス(1940年製作の映画)

3.7

久々のアステア作品。こんな品なかったっけと思いつつモップに足をよろけるも立ち直る足捌きすらエンターティナー。
指揮とタップと演奏まとめてこなすラストレビューやば〜

カメラマンの復讐(1912年製作の映画)

3.5

1日に鍵穴覗き視点ある映画3本も見ちゃった。
映画内映画のスクリーンさえぶち破る。

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.6

過去に見た人物を今・そこに・息づいた存在として現在と同等に映し出すのが素晴らしい。それだけで傑作と言いたくなる。
サミー・フレイの子供時代の視線が主だが不自由さはなく、寧ろ子供だからこそ手すりを柵にで
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デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.7

ラウラ・ベッティが二言目には矛盾した発言をするのに分かりやすいシナリオ。台詞はどれも誘導させるだけ。謝肉祭シーンの現在の狂騒を挟んだ上での時空飛びから四者の切り返しで矛盾が最高潮に!痺れた。
明らかに
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Suspense(原題)(1913年製作の映画)

3.8

めっちゃくちゃ面白い。夫が帰るまでの追走劇がほとんど同時並行のサスペンスになっててそんなんアリかよと驚く(サイドミラーで距離を見せる効率性!)
夫が着くでなく銃声で悪党が逃げるスラップスティック、これ
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博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

3.9

全然博奕関係ない笠原脚本だが、至高のドス映画でもある。
任侠を捨てざるをる得なかった鶴田浩二の刺殺の連鎖にゾクゾクする。
金子信雄の絶命後に駆けつける部下の勢いで飛ぶ襖も良い飛距離。

暴力の街(1950年製作の映画)

3.5

無個性な民衆よりもひたすら追われるメキシコ人青年が怯えうつむき続ける姿が痛ましく胸を打つ。
遂に前を向いた青年とゲイル・ラッセルの初の切り返しの情感!彼らの距離と感情を爆発させた抱擁をワンカットで決め
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

2.6

一人ずつ殺していくねちっこさを泥混じりで捉えていく粘度は好みだけども、過剰なスローと捕虜の女性横並びがいくらなんでも古さ狙いすぎ。
自業自得で戦車に轢かれた兵の欠損描写は良かった。

ディシジョン・アット・サンダウン(1957年製作の映画)

3.0

結婚式ぶち壊して逃走劇、かと思いきや小屋で籠城戦が始まるのにはがっかりしちゃった…ランドルフ・スコットのあほ面活かした元から間抜けで何も好転しない以降のシナリオはそこそこ。

白い足(1949年製作の映画)

4.2

白い足が町に到着した後、シーツを張り直す動作から素晴らしい緊張感。落ち着いた演出なのがめちゃくちゃ異様だ。
『高原の情熱』同様ロケ地(港町)を活かし転落するけども、こちらは崖の下が見えず、白いベールが
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Helpless(1996年製作の映画)

3.5

2連続で移動しても移動しても逃げらんない映画見ちゃった。乗り物のフレームインの全てにサプライズ感がある。
フライパン振り下ろしで光石研の自殺(未遂)に繋げるのにおっとなったが、音があんまりで一長一短。

拳銃を売る男(1953年製作の映画)

4.5

ポール・ムニが店主を窒息させて隠れると、ミルクを盗んだガキが自分が追われてると勘違いして先に逃げる。するとムニが後を追い街の裏道を知る。一緒に逃げるだけで交流が成立してしまう。なんと効率的な。2人と逃>>続きを読む

ある日、ピナが…(1983年製作の映画)

3.0

捉え続ける姿勢は好みだけど、リズムまで捉えてたかというと微妙。
社交ダンスかと思ったらお互いの肩にむしゃぶりつくとこが良かった。

世界を彼の腕に(1952年製作の映画)

3.7

船出まで50分以上かかってるのにみんな狂ったように飲めや騒げや酒瓶放り投げるわしててとても楽しい。腕相撲に負けても軽い!
しかし艶のある撮影のせいでアン・ブライスより濡れたメスのオットセイが可愛い映画
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遠い太鼓(1951年製作の映画)

3.6

いやこれは面白い。水中撮影でぶち上がる。
ウォルシュは両手の数ほどしか見ていないがこれも刺殺が生々しくて良い。

ラブホテル(1985年製作の映画)

3.5

湿っぽくてあんまりだな〜と思ったらラストの階段長回しの子供達!