貴婦人修行さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

貴婦人修行

貴婦人修行

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バリエラ(1966年製作の映画)

3.4

繋ぎ激烈かっけぇ〜!注意されて見上げる→別の場所で既に壁をよじ登っている→複数の鶏が宙ぶらりんになっている→ズームアウトすると群衆が見上げている→移動機が左からフレームイン→暗闇に消えていくと照明が点>>続きを読む

シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.5

もっとミュージカルしていいと思うけど面白い。ワニのでかい図体でばんばん階段降りするのが恐ろしく気持ち良い。四足歩行で夜のNYの裏路地を移動とか、思ったより勝算のあるデザインだった。
やはりコンスタンス
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肉体の悪魔(1986年製作の映画)

3.8

異常行動か対話しかないのでめちゃ見やすい。「ヤらせてあげて!」と檻の中に問いかけて退場させられるデートメルス、遠ざかるのに圧迫感のある正面アップ。すごい。
横からフェラ、あまり見たことないけど右手を添
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劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!(2003年製作の映画)

4.5

マジでどのカットにも動きがある。入射光、火花、雪、オーロラ…と常に煌めきながら疾走する2人の男を照らす。頭抜けた光の表現。
ハムクック船長の造形がどう見てもジョン・シルバー→エイハブ船長の流れだけれど
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ヴィオランタ(1977年製作の映画)

3.6

ひでえ画質で見たからか撮影の主張が抑え目に見えて楽しめた。イングリット・カーフェンの寄る方なさがたまらんの。
洞窟?のシーンでルー・カステルが赤装束の女の幻に向けて銃弾を放ったものの当たらないぎこちな
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

2.8

精神病棟編の方が面白い(病人の見た幻を可視化していく)ので、どうも企画の時点で合わないよう。
この頃のフィリップ・シーモア・ホフマンなのに嫉妬して激昂してしかめっ面させて主人公を立たせるディレクション
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劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険(2001年製作の映画)

4.5

宮崎が『千と千尋』ならば出﨑はこれと。ランド内を歌って騒いで走りまくるハムちゃんず。ほぼミュージカルなイカれた速度出てるが花火からの回想を経て泳ぐハム太郎で叙情性を担保。絶え間ない移動にはロコちゃんの>>続きを読む

Doki Doki ヴァージン もういちどI Love You(1990年製作の映画)

3.4

思ったより真っ当なエロコメファンタジーでびっくりしたが、童貞三人衆の目隠しレイプ未遂がギャグみたいなのがちょっと…。
成仏寸前の橋での切り返しの断絶、どれだけ手を振っても去ってしまうのがベッタベタなの
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黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

3.2

ローラースケートセックス思ったより実用的だな…。

明日はない(1939年製作の映画)

3.7

昼夜・室内外を問わずエドウィジュ・フィエールの顔の一部が常に翳っているハッタリ。これで80分やりきるのが端的にすごい。抱かれる男にキスされより翳っていく不穏。
単に霧の中に消えていくのでなく、出まかせ
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

1.5

これはわっかんねえ。おんなじ場所映してるだけなのになんでこんなぶつ切りにする必要が…?
と思ってたら不良が寄ってくるジャンプカットでマジで無策で編集してるっぽいのがわかって悲しくなった。

赤いカリーナ(1974年製作の映画)

3.3

アキ・カウリスマキのオールタイムベストのひとつということで見たがびびるくらいここからパクリまくっている。めっちゃカメラは動きまくるが。弱者男性と傍の乙女、暗いというより黒い室内撮影と、添えられたポスタ>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

2.9

サンタと子供の通話を重ねたドラマも一緒に見せたいのはわかるけれど、30分経ってようやく1人目の犠牲者出るのは遅すぎない?
ここでも特殊能力とかほぼ関係ない地に足付いた肉弾戦がイイ。が、レグイザモ以外の
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ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

1.8

これが遺作、まじかあ。リビングの様子を別のフロアから撮ってるカットを濫用してるが、そこに母すら映ってない時間が多すぎて弛緩しきっている。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.6

母以外の女性関係を恣意的に映さない上に支えとなるアン・ハサウェイが弱いのが不満なものの、相変わらず執拗に切り返しで断絶するのに好感を持ってしまう。金網による追い討ちのような断絶。
屋内から逃げていくバ
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.7

作画コントロールのために戦闘描写がほぼ省略されてるのが疵なもののとても面白い。食材探しから観覧車までの隙間ないイベントの乱立で無視されてきたアーニャのうんこ我慢展開に移行するの感動した。我慢するデフォ>>続きを読む

ホット・スポット(1991年製作の映画)

4.4

窓の反射と水と人肌が映えるってことで『バタアシ金魚』をセックスと犯罪で振り切らせたような映画でばか面白ぇ〜。製材工場?でのヴァージニア・マドセンとのセックス(未遂)が車→川→ベッド→工場駆け上がり→砂>>続きを読む

アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.0

幕間コントがゲロつまんなくて乗れず。内村主導のコントが恋しくなってきた。「美しい夜」って何回も喋らせすぎでしょ。語るに落ちる。
でも夜の波止場と雨と電球の相性がかなり良くて全然見れる。照明が落ちて暗転
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群狼の街(1951年製作の映画)

4.2

極悪すぎる…。ロイド・ブリッジスのボウリングシーンから奔放な物の放り投げが連発してボンボンの息子殺害へと…軽すぎて怖い。
いたずらに大衆を扇動した記者を情で諌めてはい終了、かと思ったらもう刷り終わって
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アンダーワールド・ストーリー(1950年製作の映画)

3.5

主人公以外の味方組が誰一人立ってないのは問題じゃない?と思いつつ、ハワード・ダ・シルヴァが強引に引っ張るからこその犯人組の葛藤が抜群に面白くて相殺。階段落ちも良いしそれを発動させた発砲の速度も良し。>>続きを読む

新宿乱れ街 いくまで待って(1977年製作の映画)

3.9

青年の挫折譚だけど基本は人物の上半身まで映るような引き画が距離を保ってるので感傷に陥らない。すし詰めの裸&ぶつかるようなセックス両方楽しむ。
悠々と海を歩く山口美也子と足を引きずる神田橋満の明暗がすご
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Valimo(2007年製作の映画)

3.0

再見。ほぼ80年代頃の手癖そのままに作ってて安心感ある。

Bico(2004年製作の映画)

3.6

再見。カウリスマキの短編のベストか?
牛の乱入、積雪の白色、土、苔・木の緑色、アコーディオンの赤、むちゃくちゃ鮮やかだ。

デンボー牧場の争い(1952年製作の映画)

3.4

パーティーの華々しさからデンボー家乱入の緊張、シェリー・ウィンタースをダンスに誘って敵役を待機させてから、酒場から抜け出したふたりを見かねて飛び出す敵役、その腰元から銃を抜き取るスーザン・ボール。視点>>続きを読む

ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

3.7

ムーミンの尻尾の毛が毟り取られて病にかかる、のでベッドに伏して父の過去が語られる、荒唐無稽と語りのスピードが一体になってやべー速度出てて楽しかった。
特徴・職業が状況打開のカギになるのは定番だけども同
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トラック野郎 天下御免(1976年製作の映画)

3.3

再見。松原智恵子の停滞と再起の映画の趣きだけども、それを見せる演出のどれもが松原の顔に急にズームするばかりで食傷気味。ハンドルを持つ手も収まって決意が固まるのが良いだけに!

ジョー、満月の島へ行く(1990年製作の映画)

3.3

年の変わり目にアンブリン・エンターテイメント作品の提供ありがとう…赤点のラストからどう見てもセット撮影の水面の眩しさ眼福。
オシー・デイヴィスとの会話の距離感がたまんなくて本音はずっとアメリカ編でいい
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