トムヤムくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

4.0

死刑囚のカウンセラーをすることになったカトリックのシスターの話。

俳優ティム・ロビンスが監督・脚本を務め、当時の妻であるスーザン・サランドンが主役ヘレンを演じた。またスーザン・サランドンは本作でアカ
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夫たち、妻たち(1992年製作の映画)

3.1

ニューヨークに住む2組の中年夫婦が、ペラペラとあーだこーだと言い合う映画。

長回しの多用やインタビューの様子を挟むなど遊び心を忘れない。少しひねくれてるような会話もあるけど、そこも含めてウディ・アレ
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.4

レビュー投稿してたはずなのにまた勝手に消えてる…。(勘違いかも)。

ケイト・ウィンスレット演じる39歳の女性が、15歳の少年に手を出す話…。と見せかけて後半から一変してホロコーストの話になる。
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.3

のび太たちが、誰でもパーフェクトになれるユートピアへ行く話。テレビで放送されていたので鑑賞。子供向け作品だけどしっかり書いていくぞー!

以下全てネタバレ。

開始早々これは洗脳だなと分かりきってしま
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.8

大人の男性に恋をした17歳の少女の成長物語。

主人公が未成年ゆえに若干しんどい映画ではあるのだけど、全体的にドロドロさが薄いのであっさり見れた。この手の作品って気持ち悪さが勝っちゃうからね。そのギリ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

売れない黒人作家が典型的な黒人小説を書いて大ヒットを飛ばす風刺コメディ。

嘘で塗り固められた物語に「今の時代に必要な作品だ!」と絶賛する白人が皮肉すぎて笑った。

家族ドラマやラブロマンスを絡めてく
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.4

転落死した夫。殺人容疑をかけられる妻。視覚障害のある息子。犬。

法廷モノとしても素晴らしいのに、夫婦間の問題が浮き彫りになってからの面白さがえげつない。夫婦喧嘩のシーンなんてリアルすぎて恐ろしい。あ
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REX 恐竜物語(1993年製作の映画)

3.1

安達祐実が恐竜の赤ちゃんと仲良くなる映画。

お母さんが小さい頃に好きだった映画らしくて、寝ようとしてたのになんか無理矢理見させられた。深夜3時なのにおばあちゃんも乗り気で怖かった。

最初の洞窟探検
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.4

ゾディアック事件を追い続けた男ロバート・グレイスミスの伝記映画(?)。久々に観たけど思ったより微妙だったなあ。なせ「いけそう!」→「だめだ」→「いけそう!」→「だめだ」の繰り返しだからね。

でもデヴ
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.6

自らの過激な発言によって銃乱射事件を起こしてしまったラジオDJと、その事件のせいで妻を失って精神障害を患ったホームレスの友情物語。

ファンタジー映画じゃないのにファンタジー映画みたいな世界観になって
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いとこのビニー(1992年製作の映画)

4.1

殺人容疑をかけられた従兄弟のために新米弁護士が奮闘する法廷コメディ。

ジョー・ペシの絶妙なコメディ演技が光る光る。展開もスピーディで小気味良いし、全体的には馬鹿馬鹿しい話だけど、終盤の捲し立てが圧巻
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.0

18世紀のアイルランド。平民だった青年が英国貴族にのし上がっていく話。何年か前に観たけど、フィルマークスするの忘れてた。

映像が華やかで美しいっていうだけで、内容がつまらなさすぎて全然好きになれない
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インサイド(2023年製作の映画)

3.9

美術品泥棒が盗みに入ったペントハウスに閉じ込められてしまう話。

食料は少なく、水道も使えない。空調は壊れていて暑くなったり、寒くなったり。ずっと屋内に居るはずなのに、なぜかサバイバルをするはめになっ
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

2.8

絶対プーさんでやる必要なくて好き。クリストファー・ロビンが「やめろ!殺すな!」って言うだけで全然抵抗しないのツボだった。どうせなら黒幕とかの方が面白かった。

友達と集まって観たからギリ笑えて最高だっ
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最後の追跡(2016年製作の映画)

3.7

銀行強盗を繰り返す兄弟と、それを追いかける老テキサス・レンジャーの話。

よくある追跡劇のクライムものかと思ったら、貧困問題や人種問題、そして資本主義への皮肉などがテーマになっていて、しっかり現代西部
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.8

1960年代に実在した双子のギャング・クレイ兄弟の伝記映画。

よくあるやり口とはいえ、トム・ハーディが一人二役演じるという遊び心がもう面白い。例え見え見えのトリックだったとしても、なぜかそれをすんな
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バグジー(1991年製作の映画)

3.3

ラスベガスを生んだ伝説のギャングスター、ベンジャミン・"バグジー"・シーゲルの伝記映画。監督は『レインマン』や『グッドモーニング、ベトナム』のバリー・レヴィンソン。

うーん。伝記映画なのに主人公にあ
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

4.0

警察を名乗る男からの電話にファストフード店の従業員たちが次々洗脳されていく話。実際に起こったわいせつ事件が基ということも相まって、この世の映画の中でもトップクラスに胸糞な作品なんじゃない?と思った。>>続きを読む

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

3.5

珍しくトム・ハンクスがマフィアの役をしていてかっこいい。ポール・ニューマンも渋くてかっこいい。世界観・ビジュアルもかっこいい。サム・メンデスの演出が良い。でもそれだけ。

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.3

スティーブ・ジョブズの半生を描いた映画と見せかけて、新製品発表会直前の緊迫した舞台裏を再現した会話劇。Macintosh、NeXT Cube、iMacとそれぞれ三つの時代に分けて描いている挑戦的な作品>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.7

三味線の音色で折り紙を操る少年が、一族から命を狙われたことをきっかけに「三つの武具」を探す旅に出る話。

折り紙を駆使したアクションや、旅の途中で出会った仲間たちと家族のような関係になっていく過程が良
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テス(1979年製作の映画)

3.5

その美しすぎる故に不幸ばかりが付き纏う少女の物語。冒頭でいきなり「シャロンテートに捧ぐ」というテロップが出てきてめちゃくちゃ感動した。元々テス役はシャロンテートで撮る予定だったんだね。悲しいね…。>>続きを読む

足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.6

森の中で暮らし続けるPTSDの男と、その娘の話。開始早々に警察に見つかって街での暮らしを余儀なくされるのだが、何より不安で今にも消えてしまいそうなトーマシン・マッケンジーが美しすぎて胸を打れた。

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ビルビー(2018年製作の映画)

3.8

金曜ロードショーで『ペット』と同時に放送してたやつ。なにこれめっちゃ!かわいいいいいいいいいい!愛おしいいいいいいいいいいいいい!!!

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

母の葬儀へ出席するための過酷な里帰りの話。
意味不明なのにめちゃくちゃ面白い。答えのないウミガメのスープをさせられた感じで、ずっと何見せられてるんだろうって笑いが止まらなかった。

どうせならもっと不
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エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

3.7

『愛の讃歌』や『バラ色の人生』などで知られるフランスの歌手エディット・ピアフの伝記映画。

主演のマリオン・コティヤールはフランス語の演技でありながら、本作でアカデミー主演女優賞を受賞。フランス人女優
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.1

当時ウッキウキで映画館に行ったのに、めっちゃ序盤で寝ちゃって目が覚めたらもう月に立ってたやつ。ようやく再鑑賞。めちゃくちゃ面白いやんけーーー!!!!

『セッション』『ラ・ラ・ランド』 と音楽映画で2
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.3

別に嫌いじゃないのに何回挑戦しても途中で爆睡する。日本公開から5年の歳月を経てやっと最後まで観れた。

壮大なスケール感で、ブラピが父親との確執について内省的に物語る。これって舞台が宇宙になっただけで
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ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

3.4

友達にDVDを借りて鑑賞。

1961年、世界初の有人宇宙飛行に成功したユーリ・ガガーリンの伝記映画。ガガーリンに関しては「地球は青かった」の人っていう認識しかないから気になった。

正直、映画として
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.2

友達にDVDを借りて鑑賞。

海で遭難してしまった男の106分。ほとんど台詞や説明がなく、ただ男の奮闘を眺め続けるだけ。もし遭難系YouTuberがいたら大体こんな感じなんだろうなって…。

ほとんど
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.6

大恐慌時代に活躍した実在のボクサー、ジェームス・J・ブラドックの伝記映画。

ロン・ハワード(監督)、ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガーとオスカー受賞者が勢揃いしたことで、全員が変に力んでいるよう
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マルコムX(1992年製作の映画)

3.9

キング牧師と双璧をなす黒人解放運動の指導者マルコムXの伝記映画。非暴力を掲げる公民権運動を批判し、白人に対して攻撃的な発言をすることで注目を集めた。

とにかくめちゃくちゃ長い。いい意味で長い。内容が
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

4.0

MCU版『スパイダーマン』を手掛けるジョン・ワッツ監督の作品。ちょっとした好奇心でパトカーを盗んだ少年二人が、訳あり保安官に追いかけ回される話。

茂みに放置されたパトカーをタッチして帰ってきたら勝ち
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

金曜ロードショーで観た。

子供向け作品ながらいじめが題材になっていて、人によってはかなり救われる映画なんじゃないかなと思う。しかも意外な展開があってちゃんと面白い。友達とラストを予想しながら観るのが
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.7

あの重苦しい原作をここまでのエンタメ作品にできたことが凄い!完全にシスターフッドに舵を切ったのも良かった。

ただ人種差別や男尊女卑などの問題意識が若干薄れているような気がして、この作品はあくまでブロ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

初対面の男女がウィーンの街を練り歩きながら恋に落ちていく話。基本的には長回し多めの会話劇で展開される。

短時間でこんなにも愛について、恋について考えせられた映画は初めてだった。『カサブランカ』並みに
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