淡々としていてとても良い。原作の世界観を壊さず、適切に肉付けして物語世界を増強している感じがした。ラストシーン、もうほんとに見事だった。
ヴェンダースが東京物語の頃の風景を探して1983年の東京を彷徨する。パチンコ屋、食品サンプル工房など、冗長と感じるシーンもあるけど、ある種の酩酊感を喚起してそれはそれで心地よい映像表現だと思った。
音楽や言葉はない。ただ沈黙の行を行う修道士たちの情景。
布を広げる、食器の重ねる、時を告げる鐘など豊かな音の世界があることに気付かされる映画。
Netflixでも見られるんだけど、あえて映画館で見ました。ものすごく貴重なドキュメントだったと思う。
最初のシーン、伐採される木々からはじまる。デジタル最盛期にあって、写真集。紙、インクという旧来>>続きを読む
フィルムで撮る森山大道。最後のシーンではスタッフからデジカメを借りて面白がる森山大道さん。写真の歴史が大きく揺れ動く貴重な表現のような気がしてます。
よくここまで引き出した、という感じ。
タブーをタブーとして語らないという監督の姿勢に共感。隠すことなく故郷について語られるっていうのが、平等に誰しも与えられたものではないんだということを痛感する
ペーソス
pathos
たしかに新宿裏町にありそうな、
物悲しい雰囲気。
冬の夜中に見たらまたグッと雰囲気がかわりそうで、ある。
原作に震えた私。
映画版も健闘しているとおもう。
作中の調査が、
フィールドワークの手順を踏まえており
それこそがある種のリアリズムを生んでいるとおもう。
すき。
最高の部類。
やばいくらいいい映画。
運動とは、共同体とは、音楽とは。
1996
高校の頃みてもわからんかった。
今見たらきちんとした青春映画なんだと思った。とにかく音楽がいい。