深みのある素敵なヒューマンドラマ。スリリングなサスペンスを期待するとがっかりするかも。
犬って殺人現場を見ていなくても主人を殺した人間を嗅ぎ分けられるんじゃないかな。その意味でラストカットは真実を暗>>続きを読む
主人公の内面、葛藤の描き方に物足りなさを感じるのは、被爆国国民だからなのだろうか。
病んだ精神が描く恐ろしい妄想なのだけれど、それはまったく不可解ではなく共感できるがゆえに生々しく痛々しい。怖いと言うよりキツイ。
社会規範や倫理やジェンダーなどの刷り込み無しの無垢な少女。知への好奇心と快楽への探求心の赴くままに生きると何が起こるのか。
この映画はフェミニズムの思考実験のようなものなのかなと思う。
その人生は崇高>>続きを読む
キャストも費用も話題性もトップクラスの作品だが、脚本や編集は貧相と言うか二流感が漂う。最初から最後まで物語の世界に引き込まれることはなかった。
ゴジラを獣とせず破壊神あるいは天災として捉え、目的も感情も不明に描いたのは日本ゴジラとして由緒正しくて良かった。人間ドラマの方はあまりに優しすぎて不満。
ステキで楽しい映画であることは間違いないけど、ダールらしい奇妙さやダークネスがもっと欲しいかな。
1920年頃の保護されたネイティブアメリカンの裕福で不自由で悲壮な現実について初めて知ることが多く、自分の無知に恥じ入った次第。
ビークルのデザインにシド・ミードっぽさが感じられた。80年代ごろまでの哲学SFの懐かしい味わいがある、けど最新のバトルSF映画。
スパイアクションものだけど、ストーリーとアクションよりも、ユーモアとかリズムとかセンスとかで勝負してる感じ。
実話ベースだけど幻視のシーンのおかげで、絶妙にファンタジー感が醸し出されてて好きだなー。
終盤は良かった。序盤、やけにスタイリッシュにカッコつけたけど悲しいかなダサダサ。中盤までややダレ気味でこりゃダメかもと思った。
狂気的な創作エネルギーを感じる、だのになんだか脱力感。ウェス・アンダーソンワールド炸裂。
うーん、ウェス・アンダーソンの映画はもうちょっと軽い感じのやつの方が好きかなぁ。
オリジナリティもクオリティも間違いなく高いんだけど、そんな評価は別にして、好きか嫌いかが全てな映画。なんだと思う。
で、大好きです。
主人公は女性だが、やってることはセクハラパワハラ親父と何の違いもない。。。時代に迎合しただけでジェンダー問題に本気で向き合ってはいないと感じた。
フェミニズムの話って、これぐらい軽く無邪気な感じで扱うのがとても良いのではないかな。ケンカしないで話し合えると言うか。
君の人生における困難は、誰かの悪意などが原因ではないんだ、自身の心の持ち方次第で越えて行けるんだよ、、、と言う優しいお話。
インディシリーズに求められるものをすべて揃えた上で、2020年代のトレンドに応える新しさも追加。なんて言うか、、足りないものが何もない。
予想通り、それでいて期待に応えて面白いってスゴいことだと思う。
尖ったグラフィックが刺激的で素晴らしいのだが、恐ろしくテンポが速くて情報処理が追いつかず、脳のブレーカーが落ちて、、、気付いたら寝ていた。3回も。
海底の様子を徹底してリアルに描いたCGによって、深層心理に水圧をかけられてしまったのか、アンダーザシーで心からはしゃげなかった。。。
頭をまっったく使わずにただ興奮して観られるって楽しいよね。
スナイダーカットのジャスティスリーグを知った今、もうこのレベルでは満足できない体になってしまったのだなと痛感。
なぜか何度観ても『ぷぷっ、なんだこれ?』と初見のような新鮮さで笑える。