歌麿さんの映画レビュー・感想・評価

歌麿

歌麿

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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

現在アウシュビッツで働いている人達の慣れ感、焼却炉を素手で掃除する慣れ感よ。
人は慣れる。

能力高いクリエイティブで面白い作りだけどれど映画として好きとはいえない不思議な作品。

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

「それは薔薇のつぼみさ!」と、これから言えるので大人のインテリジェンスを身につけた。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

強い父も救ってくれないし、敬虔な母も救ってくれない。

異人たち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

おじさん同士の身体が触れ合う映像に感情移入できなく。

オーメン(1976年製作の映画)

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悪魔の数字666が身体に刻まれていないか確認しながら、人と接しようと。

ZOO(1985年製作の映画)

3.9

シンメトリーは人間の意図なので飽きもくる。動物の死骸の定点観測映画。映画とは観測なのかも。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

面白く観てしまったが、アメリカの免罪符映画。オッペンハイマーの罪は言ってしまえばアメリカの罪。個人のヒューマンを利用し上手に言い訳を表現しているが、原住民の土地で核実験をし、莫大なお金をかけて完成した>>続きを読む

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.2

壮大なパノラマから広がる大自然。古代日本ならそれこそが神であり人間より上位概念。それに引き換え神事に携わる人間は、愚かで人間のままであった。

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

4.1

民主主義や資本主義を疑いなさい。というゴダールの遺言に感じた。ラストはユダヤの策謀はオスマン帝国の時代から続いてる(うるおぼえ)

劇中コラージュのプラハの春など民主革命の裏には正義の名のもと奇妙が見
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

消費社会の陰謀(策謀)をエイリアンに被せて表現していて好きな世界観。
無駄に長い喧嘩、見せ場。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.2

夜の街を彷徨うハディージャが大陸を彷徨う移民のようだ。娘にとってはヨーロッパは地元だが、海を見ても「この海の先にどんな未来があるか」なんて坂本龍馬みたいな野心や希望は見えない。楽しんでる友達達の表情と>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

そろそろ動物にもアカデミー賞を加えた方がいいのでは?

主観でしか事象を捉えない現代人の問題を
一夫婦から説いていくストーリーは見事だと思う。ただ地味だった。ドラマを求める事への皮肉でもあるだろうが。
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

車の免許持ってないのかな?

地下に入ってから楽しくなってきたけどもっと謎めいて欲しかった。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

早送りや演劇など面白い箇所もあったのだけれど、基本ただ流れていくコント。

Here(2023年製作の映画)

4.0

画でここまで驚き感嘆したのはケリーライカートのミークスカットオフ以来。森の写真集を撮って欲しい、発見だ。

画に見惚れて内容は忘れた。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.3

老いもいいね。
娘と父の映画だが撮りたいものが明確で時を描きたかったのだろう。時間は相対性でしか現れせない。そしてそれが映画とも言える。「ここで終わって!」と心で唱えた瞬間にエンドクレジットが始まるシ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

優しくていい世界だった。
正直映画としては物足りなかったが
世の中が求めている薬みたいだった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ベラが最終的には管理する側であり、船から世の中を俯瞰してみてる側であり、モンスターと呼ぶゴッドと同じであり、皮肉で終わるストーリーに有無を言わさぬ説得力でした。あっぱれ。

船で会った黒人の男性はラン
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

ゴジラ映画であることは元より監督個人の映画でもある。重い腰をあげてまで観る価値があった。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.9

オールドジョイとミークストカットオフを合わせて2で割ったような映画。

いつも発見を見せてくれる彼女のカメラ、本作はドーナツに並ぶ列を腰の高さで撮った画が特にお気に入り。

最初に結末を見せているので
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

話は面白かった。

ストーリーは水木しげる先生の意思を継いでいるが絵が違う。
先生が描いていたら胸骨もキャラクターとして興味が湧いたと思う。
それを言っても仕方ないけどさ。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

泣いたよ、泣くけどさ
新しい世界を出してはない。
勿論傑作なんだけど

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

夢みた世界が現れる一瞬が見れたら、それは素敵な一生。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.1

航海中に飲酒して後悔。
公開中に未鑑賞で後悔。
韻を踏みたくなる程面白かった。

人物と出身国の設定が上手い。

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