rmhチョコがけさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

rmhチョコがけ

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花咲くころ(2013年製作の映画)

3.5

ジョージアという国、妙に興味が湧く。

それで観てみたけど、90年代の設定だがとにかくすごい国だなぁ…という印象。
酷く治安の悪い街、教育現場の崩壊、物資不足、えらく老朽化した建造物…
そして極め付け
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

4.0

セルビア人とクロアチア人。
「同じ人間だろ。」という台詞が響く。

90年代から10年刻みで、3つの物語が描かれている。
つまり、こんなに長い間、紛争は落ち着いたとしても民族間に入った亀裂は埋められな
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ローサ・チュンベ 奇跡の一日(2015年製作の映画)

3.0

面白かったけど、ちょっとご都合主義というか…
まあ、邦題のように“奇跡”だけど。
照明やエフェクトをかけて奇跡を表している。

主人公が露骨にあらゆる人たちを妬む表情が良かった。

ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

4.0

すごい帰着だった。あっぱれ。
あっぱれな内容ではないが。

言葉、顔、写真と3章に分かれている。
ラストの写真の章の本当ラストで、ああそういうことかとつながりを理解した。

なかなか壮大なストーリー。
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汚れなき祈り(2012年製作の映画)

4.0

“部屋に空きがない”の連呼で、居場所の無さを表し、ラストのフロントガラスで“汚れ”を表す。

痛烈な宗教批判ってこと⁈

面白かった。
今は何時代でしょうか⁈と問いたくなるくらいの前時代的な丘の修道院
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.0

恐ろしくお粗末な展開だった。
タイBLドラマ並み。
なんで今そのシーン入れる?ここ要らなくない⁈無駄なカットも多過ぎて間延びするし。途中若干意識が飛んでしまった。

内容にも気に食わないところがある。
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ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

4.5

気にはなっていたが、なかなか観なかった作品。
『君と歩く世界』の監督だったのか。

すごく良い映画だった。
ラストのカットが全てを物語っていて泣けた。

紛争を逃れてスリランカからフランスへ、フランス
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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.5

さすがラース・フォン・トリアー監督。
パンチが効き過ぎている。
98年にこれを撮ったのかぁ…

パンチが効いた作品が観たかったから、そういう意味では満足だが、やはりちょっと斜め上過ぎて絶賛はできなかっ
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.0

『私の少女』で刑事さん役の女性がかっこよかったから、また観てみた。
まさか、同じ名前の役で前作と繋がってる⁈って期待したけど、違った。

上に上にと責任逃れするのは、どの国もどの組織も同じ。
でも高校
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マザーズ(2016年製作の映画)

3.0

アリ・アッバシ監督作品。
評価低いけど、割と面白かった。
終盤でなんかごちゃごちゃになってしまうのが惜しかったけど。

思いの外、母親は狂気じみてなかった。
狂気じみてるのは、逆に父親のほう?

とり
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.0

『バルタザールどこへ行く』を観てないので、この作品の真意はちょっとよく分からなかったんだけど、面白かった。
やたら自然の中の人工物を強調してたから、そこなのかな。

イーオーが演技してるわけないのに、
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ターゲット・ナンバーワン/虚構のターゲット(2020年製作の映画)

2.5

アントワン・オリビエ・ピロンくんとジョシュ・ハートネットが出てるから観てみたが、普通だった。

実話ベース。
禅ってすごいね。って感想。

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.0

“子豚”っていうか、無自覚な“雄牛”では?

予告編だと、サラという主人公の女の子が猟奇的になるのかと思わせる編集だが、実はそうではない。

なんかね、もっとサラも意地悪く生きていいのにって思った。
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ジャンル的に興味なく、でも大好きなティミーが出てるしやっぱりスクリーンで観とかないと後悔しそうだなと、重い腰を上げてやっと観に行ったが…

くっそ号泣した。
なんだよちくしょう、ティミーのやつ!悔しい
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

長いけど、面白かった。
ユ・アインさんって、『声もなく』の役者がかぁ…めっちゃ良い役者さん。
この作品でも最高だった。
欲求不満の悶々とした感じが上手すぎる。

村上春樹あんまり好きじゃないけど原作、
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冬の小鳥(2009年製作の映画)

3.5

しんど過ぎる孤児の話。
親に文字通り捨てられてしまったジニが、観てて辛かった。

だけど、不思議と孤児院の雰囲気や子供たち、シスターたちや世話係の人々など、特別に温かく描いてるわけじゃないのに温かさを
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Winter boy(2022年製作の映画)

3.5

簡潔に言えば、父の死によって見えていなかった自分や周りのことに気付き、傷付きながらもそれを克服していこうとする少年の奮闘記的な?

予想より主人公の男の子が美少年じゃなくて驚くっていうハプニングが自分
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私の少女(2014年製作の映画)

3.5

興味引かれる要素しかない作品だった。
面白かった。
だけど、ラストがちょっと納得いかない。無理じゃないか⁈という…
もっと現実味あるラストが良かった。

しかしこの女性警官と被虐待少女の関係は、何なん
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オアシス(2002年製作の映画)

5.0

また好きな韓国人監督を見つけられた。
イ・チャンドン監督の「ペパーミント・キャンディ」が素晴らしかったので、今作を観てみたが…
非の打ち所がない作品だった。

とにかく役者陣が凄すぎて言葉が出ないくら
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.5

『ペパーミント・キャンディ』って韓国映画はめちゃくちゃ残酷なシーンがあるって大昔聞いた記憶があり、ずっと観てなかった作品。

なんとなくこの期に及んで観てみたけど、めちゃくちゃ秀作だった!
何これ。
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ぼくは怖くない(2003年製作の映画)

3.0

『シチリア・サマー』を観たし、イタリア繋がりで観てみようと。

可愛い少年たちが自然豊かな田舎で駆け回る作品だと思っていたし、秘密って言ってもたかが知れてるでしょうと観ていたら、なかなかヘビィな秘密で
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.0

ポスターヴィジュアルからめっちゃ『君の名前で僕を呼んで』や『summer of 85』の世界観がぷんぷんしていて、こりゃきっと刺さるだろうと期待して観てみた。

実際にあった2人の少年の死を元に作られ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.5

朝鮮族が出てくる映画を検索していたら出てきた作品。
あの治安の悪い地域にいた悪い奴らが朝鮮族だったのかな…?
そのへんよく分からんかったが、面白い作品だった。

警察大学校の学生2人が思わぬところで事
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ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)

3.0

広大な山々が舞台の作品が観たくて選んだ。
とにかくベル(犬)とセバスチャン(少年)が可愛すぎる。

涙腺崩壊的シーンもないし、壮絶な悲劇要素もないから、心に優しい作品だった。
のんびり観られて良い。

とべない風船(2022年製作の映画)

2.0

主演の女優さんが好みでなく、全く入り込めなかった。

典型的で古風な感動ヒューマンドラマ仕立て。

東出くんの朴訥とした演技は良かった。

方言もあり、音響良くなくて台詞聞き取れなくてイライラしたけど
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帰れない山(2022年製作の映画)

4.5

心洗われるような、美しい作品だった。
イタリアの山々の景観、2人の少年たちの出会いから成長、青年になっても続く友情。
長いけれど観ていて心地良く、ずっと観ていたいと思える。

対照的な2人の男性たちの
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

東出くんが観たくて観てみた作品。
面白かった。
日本はああいうスピーディーな分野って向いてないんだろうなって思える話だった。
着実性、連帯責任、一連托生がモットーの日本人だもの。…

常に宇宙へ思いを
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華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
ファン・ジョンミンの安定の演技力とカン・ドンウォンのカメレオンぶりが素晴らしい作品。
詐欺師のカン・ドンウォンが可愛い過ぎた。
何でもできるなこの役者さん。

暴力検事が濡れ
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
死者が生まれ変わりのために、冥界で自分の弁護をしてくれる使者を連れて関門を越えていく話。

冥界ファンタジー、ヒューマンドラマ、アクションなど様々な要素が見事に盛り込まれた秀
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連鎖(2018年製作の映画)

4.0

絶望しかない作品。後味も超絶な絶望感…
ずぅーんと心に響く。

偶然による負の連鎖、なのか。タイトルの意味は。
もっと大きな、いつの世も変わらない弱者への容赦ない仕打ちという意味での“連鎖”なのかと思
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.5

久々のダルデンヌ監督作品。
ずーん…と心に響く。

言葉少なで、社会的弱者にしか焦点を当てないこの監督たちの作品はやっぱり好きだな。

それにしても、一体人間を何だと思ってるんですかね?あの組織の人た
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赤ちゃんと僕(2008年製作の映画)

2.0

ポスターヴィジュアルが萌えだなと思って観た作品。
若かりし日のチャン・グンソクと赤ちゃんの戯れシーンを期待したが、案外それが少ない。
チャン・グンソクは常に不機嫌でキレ気味だし、赤ちゃんは泣いている。
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あの日、兄貴が灯した光(2016年製作の映画)

4.0

展開や要素は古典的だが、がっつり泣ける系韓国映画。
がっつり泣いて目が腫れてしまった。どうしよう。

KPOPアイドル界で“ヒョン”(お兄ちゃん)という語は萌要素でしかないが、この映画だととても神聖な
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.5

面白かった。
過激派組織ならぬ、過激な思想を持つ個人の行動が讃えられてしまう恐ろしい国、イラン…
本気で狂気だと思う。

アッラーはそれを望んでないって理解させるために必要なことはやっぱり教育だと思う
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マーシュランド(2014年製作の映画)

3.0

面白かったが、細切れで観たからこの人誰だっけ?みたいになっちゃってもったいないことをした。

スペインの民主化と警察の在り方を問うような作品だったんだと思う。

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
現代人の闇をうまく描いた作品。
本当、究極の承認欲求だなこれ。

主人公シグネがまた何の変哲もない平凡過ぎる女性なんだよなー…
そこに、窃盗品によってアートを騙っていた彼氏が
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