rmhチョコがけさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

rmhチョコがけ

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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

2.5

結局20回くらいに分けて観るとこになり、途中からだんだん訳が分からなくなり…
寝落ちしてしまうんですよね、20回ほど。

ラストに向かって神がかってくる司祭が良かったけど。しかも顔可愛いし。

って、
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.0

何か聞いたことあるタイトルだと思ったら、今リメイクの邦画上映中なのか。

面白かった。
さすが韓国サスペンス、ターミネーター並みのしつこさ。
いい塩梅の間隔で、ドカンドカン来るからハッとするし、飽きさ
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ジョイライド 幸せへの道(2022年製作の映画)

2.0

陳腐過ぎて、飽きる。
なんでこんなの観たんだろう?

オリビア・コールマンの演技はやっぱり良いけど。

苦い涙(2022年製作の映画)

3.0

切な……
笑える大人の恋愛ドラマ的なコメント多かったから、まさかラストでこんなに胸が締め付けるほどの切なさを覚えるとは思わなかった。

あの主演のおじちゃんが抜群なんだよね、結局。
(有名で何度も観て
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愛する人に伝える言葉(2021年製作の映画)

4.0

名優同士の競演、って感じの凄まじく演技のクオリティの高い作品だった。

ブノア・マジメルくん(もう"くん"という歳ではないが)がさすかだなぁと思った。
カトリーヌ・ドヌーヴは言わずもがな。
その他演技
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あのこと(2021年製作の映画)

3.0

60年代フランス、少女が望まぬ妊娠に対処していく姿を容赦なく淡々と描く。

胎児への思い入れや罪悪感は皆無。
堕胎の過程の描写も容赦なかった。

何だろう、たぶん女性がいかに虐げられていたかがメインテ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

2.5

陰湿な女の復讐劇。
決して前向きに生きようとしない。
けど、あの環境なら前向きになんてなれないか…

暗くて好みではあった。
挿入歌がなかなか良かった。
楽園を追いかけても、所詮辿り着かないって曲が胸
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山の焚火(1985年製作の映画)

4.0

閉鎖的な空間で、閉鎖的な"家族"という最小の共同体内で起こるタブーを描く。
いやー、だいぶ狂気だったな。彼らは狂気とは思ってないんだが。

坊やと呼ばれる聾の少年が、"坊や"でありながらもやたら青年に
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親密な他人(2021年製作の映画)

2.5

異常な話だったけど、なんか分かるなーと思う瞬間がパラパラと散りばめられた、中年女性の共感を若干呼ぶ作品だ。

でもとにかく主人公の中年女性の描写が生々しく、言い方悪いけどキモい。
衰えた肌にレースのス
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幻滅(2021年製作の映画)

3.0

胸糞悪い149分間だった。
本当に149分間"幻滅"しっぱなしの、文学を志す田舎出身の青年の話。
この内容で149分間はきつい。
途中何度も意識が朦朧としかけたが…

それにしても、ドラン先生、全てを
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白いリボン(2009年製作の映画)

3.0

よく分からなかった。
ストーリーテラーの立ち位置がいまいち。

閉塞的な村の中で渦巻く負の感情を描いたのか。

BOY A(2007年製作の映画)

3.5

重いテーマをなかなかの深い演技で描いた作品だった。
これアンドリュー・ガーフィールドくらいの上手い役者さんじゃないとくだらない作品になってた気がする。

展開はまあ定番中の定番だが、彼の演技がとても良
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ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

4.0

辛い話だった。
戦後、違法に困って女性たちを助けた人の話。

学がなく違法だと知らないわけじゃないんだよなぁ。
知りつつも、それでも助けたい一心で。

家族構成の設定に無駄がない。
展開にも無駄がなく
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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

えっと、これいいのかな?
老犬(老人の比喩)と障害者を殺すって。
途中までは社会のお荷物的な人たちで作るユートピアを夢見る美しきヒューマンドラマ的展開なのに。
ラストまで観て、過激な言葉を使うなら、こ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

めっちゃくちゃ面白かった‼︎‼︎
何これ最高レベル。
鑑賞中から感じていた爽快感は、「Don't Look Up」に類似したものだと気付き、ずっと頭から離れなかった。

何だろうこの痛感な"逆転"現象
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秘密と嘘(1996年製作の映画)

4.0

面白かった。
こういうのめちゃくちゃ好み。
やっぱりカンヌ受賞作系が好きだと、今更ながら思う。

イギリスを舞台に、家族の不協和音を描き切った作品。
最高。
本当に不穏な音楽が終始流れるのがまた良い。
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.5

これは分かりやすいストーリー展開だった。
因果応報、てやつ。

これ戦時中に撮ったとか信じられない。
ルキノ監督の、芸術にかける情熱!

WOLF ウルフ(2021年製作の映画)

2.0

めちゃくちゃ評価低かったけど、マッケイくんの演技が観たくて観てみたが…

確かに駄作だな、こりゃ。
マッケイくんのオオカミ役は凄かったのになぁ。もったいない。

種同一性障害という描きがいのあるテーマ
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異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

2.5

すごく難しくて、一度観ただけではさっぱり…

とりあえず全ては太陽のせいで、終始登場人物が汗だく。

眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

3.0

若かりしジュリアン・サンズとルパート・グレイヴスがカッコ良過ぎる。
水浴びシーンが最高だった。

フィレンツェの暴力沙汰シーンのカットとかすごく良かった。劇的で。
その他カットが美しい。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

サスペンスの王道を行くストーリー展開で途中若干飽きかけるも、真相を最後の最後まで引っ張るもんで、で結局犯人は誰なのさ?と観てしまう感じ。

しかし湿地の娘が清潔&美人過ぎるだろー。
そしてあんな良い男
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家族の肖像(1974年製作の映画)

4.0

とんでも家族だけど、世の中の家族って実際こんなもんだよね。

突然政治体制の話題をぶっ込んできたのは驚いたが、あれがコンラッドの正体の種明かしとなる?
若干唐突過ぎる気がしたけど。

ルキノ・ヴィスコ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5

メニーはハンクで、ハンクはメニー。
きっと最後は一体化してメニーはいなくなるだろうと思い、どこまでファンタジーなのかなぁと観てたけど、案外ラストまでメニーはいるっていうねw

孤独な男の描き方にしては
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

思ってたより、ホラー感満載でハンニバル並みのグロさ。
もう一歩グロかったら、うぷってなるレベルw
ティミーもテイラー・ラッセルも、よくこれ引き受けたなーと思うくらいのグロさだった。

愛と、孤独。
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若者のすべて(1960年製作の映画)

4.0

ルキノ・ヴィスコンティ作品を観てみようと観始め、何このイケメン…アラン・ドロンに似てない⁈でもイタリア語話してるし、と思ってたら本当にアラン・ドロンだった。

とにかくアラン・ドロンの顔面の迫力が凄す
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

2.0

あなただけじゃない、と言いたくなる。
とにかく被害者意識強めなメッセージに終盤うんざりし、眠気と闘うのに苦労するような作品だった。

いや、分かるよ。
70年代なんて人権無視だったろうし、ビョルンは何
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いとこ同志(1959年製作の映画)

4.0

シャルルがあまりに不憫だが、いるよねああいう人。
強運の持ち主ポールと、悪運が強いシャルル。
2人の関係が兄弟でなく、いとこという絶妙な距離感があるところがまた…
シャルルもポールを憎みきれないところ
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.5

"世界一美しい少年"を観ようと思ってそのままにしていたが、その前に偶然今作を観る。

確かに世界一美しい少年だった。
この作品において、彼は演技をするというか、絵画や彫刻のようにその場に存在するだけで
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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

確か20年くらい前にも観たけど、ほとんど覚えてなかった。

クロスオーバー感が見事。

個人的には"キスしたことないんだ、お前は?"のくだりが最高だった。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

ヌーヴェルヴァーグなるものに挑戦していかなきゃなぁと、王道から入る。

邦題は『勝手にしやがれ』だけど、原題翻訳すると『息ができない』なんだ。

うーん、予想してたよりストーリーがちゃんとあるんだなと
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ある会社員(2012年製作の映画)

3.5

これ面白かった。

会社=闇組織
仕事=殺し
会社員=殺し屋

が徹底されてて、面白い。
社会風刺なのかな。

"会社とは、愛憎だ。去れば戻りたくなり、戻れば憎みたくなる。"
名言過ぎて痺れるわ。これ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わー、めちゃくちゃ怖かった…
邦画には珍しく、描写が容赦なく残酷。

ちょっと待て、ラストが消化不良。
えっと、彼女も被虐待者または虐げられた子供で、榛村のモルモットであって、…?
で、結局9番目の殺
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

なかなかメッセージ性の強い、面白い邦画だった。

"楽しみがなきゃ、生きてる意味ないんですか?"

"東大出たら、いい会社入って幸せにならなきゃいけないんですか?"

って問いが面白い。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

面白かったけど、ちょっと惜しい感じがした。

マリアと母羊をもっと重ねれば深みが出たのにな。
あっけなく序盤にマリアが母羊に銃口を向けてしまったので、ちょっと残念だった。

マリア=母羊、として描けば
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愛情萬歳(1994年製作の映画)

4.0

ツァイ・ミンリャン監督の3部作、最後に観たのはこれ。

またシャオカン出てきた‼︎
しかもちゃんとセールスのお仕事してる‼︎

3部作全部観ると、まるでシャオカンのお母さんになって気分で観てしまう。
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

4.0

15年前くらいにも観てるんだが、よく分からなかった記憶しかなくて観直してみた。

ガエルくんがぴっちぴちで可愛い。
さすがアルモドバル監督、彼の肉体と妖艶さを余すことなく撮ったよね。

ストーリーもア
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