映画備忘録さんの映画レビュー・感想・評価

映画備忘録

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武器人間(2013年製作の映画)

3.4

武器人間のビジュアルが好きなセンスで良かった。
ホラゲー好きに刺さる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

類稀なる頭脳を持ち、マンハッタン計画の立役者でありながら、戦後間も無くして表舞台から葬り去られたオッペンハイマー。
ノーラン監督の不遇な目に遭う優秀な男に対する“癖”を感じて良かった。

およそ四半世
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

悪魔にはポルターガイストのような現象を起こす力と心を読み幻覚を見せる力しかないのに、人を恐怖させ、付け入るその手管に舌を巻いた。
悪魔の狙いと異端審問の真相が“邪悪”で良かった。
原作となった「エクソ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

タイトルやあらすじから期待していたものを提供してくれる作品。
ブラックコメディながら結構グロ表現は強め。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

破れた夢が依代を得て具現化したアイドルという偶像に物語。

誰よりも「アイドルの未麻」を愛していたからこそ、その妄信が理想の「未麻」を産み出してしまった、愛の末路。

平成初期の濃密な空気感にノスタル
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

母を失った少年眞人。そこに現れた亡き母に瓜二つの美しい義母。
亡き母への思慕と、淡い恋心に揺れ動く少年の苦悩が、戦時下の不穏な空気感と相まって見せた、白昼の悪夢のような不思議な世界の物語。
夢は終わり
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

とにかくパワフルで勢いがすごいエンターテイメントだった。
凄惨で残酷な場面もありながら、湿っぽくなりすぎず、明るく見られる。
ハイパースペクタクル走れメロスという感じ。友情が熱い!
ナートゥダンスに圧
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アニメもドラマも観ている原作ファン。
映画化と聞き、楽しみにしており、ようやく鑑賞。
改めて岸辺露伴というキャラクターの魅力や高橋一生の演技力を感じた一作だった。
岸辺露伴という破天荒なキャラクターに
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

好きな映画だった。
個人的に映画の番宣が上手いと思っていて、学校を舞台にした少年の残酷劇だと思って見始めたので、良い意味で裏切られた。
これから何が起こるのかと見入った前半、
その前半が別視点から描か
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.6

女の子のステゴロが大好きなので、最高!!!だった。
これが見たかったんだー。

殺し屋の女の子の日常感もよかった。
洗濯機に異物混入して壊してしまうような、ムカつくバイト先をバックれたくなるような、そ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.2

灰原哀が好きなのでとても良かった。
特に海中のシーン。
個人的にはピンガがどツボだった。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

ロードムービーのようなところが楽しかった。
九州から東北まで、リアルな筆致で、いつもの世界を舞台に繰り広げられる日常とその裏側にある非日常。
RADWIMPSによる挿入歌もとても良かった。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観て良かった作品。
物語の舞台となる湿地の存在感を美しい映像や音のおかげで強く感じられた。

ミステリの要素を持った恋愛映画、ヒューマンドラマだった。

暴力やレイプの表現は、物語において必要
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

評論家気取りの客、名前目当ての客、映え狙いの上辺をなぞるだけの客……痛烈で悪趣味な揶揄に笑いが漏れてしまった。

個人的には「混乱」までのどの方向で瓦解していくのかを考えるのが一番楽しかった。

アニ
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

カリオストロ公国の美しい情景が伝わってきてよかった。
クラリスの解放、財宝の秘密、カリオストロ公国の暗部が無駄なく構成されていて唸ってしまう。
幼い頃は伯爵のことをただの下衆な親父だと思っていたが、影
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全く事前情報なく鑑賞した。

自分の家が人間を捕食する上位存在の縄張りだった話。

……好きな人絶対好きなのに、ネタバレを避けるとプレゼンができない苦悩。

電気を無効化する
視認すると襲ってくる
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.2

Adoちゃんの歌が好きで、サブスクやYouTubeで配信曲を毎日聴くほど気に入ってしまったので、音響の良い映画館で観たくて鑑賞した。
映像と相まってライブのようで楽しかった!

今流行りのメタバースの
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

ヤングケアラーの過酷さ、決して少なくない子供たちに家族愛や肉親としての義務を理由に課せられている呪縛について考えさせられた。
主人公の美しい歌声や真っ直ぐさ、家族や友人、教師、取り巻く人々の温かさに溢
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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.5

帝政ロシア最後の皇帝とその時代。
絢爛な建造物、服飾、文化を堪能できる映像美。
個人的には美しく野心家なマチルダが好きだった。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

ゾンビパニック!
シチュエーションやギミックがパートごとに凝っていて2時間飽きずに楽しめた。
ゾンビの足がかなり速い。

マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

キアヌリーブスでないと許されないチート設定。
ラスト30分の格好良さアドレナリンで脳が溶ける。
しかも、エンドロールがマンソン……!格好良すぎ……る……。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.6

予想してなかった怪異の正体だった。
だから血が……。
ホラーあるあるの灯りや音の演出が楽しい。

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

殺人鬼とJKが入れ替わる話。
嫌なやつが無惨に死んでいくので後味良く楽しめる映画だった。
前作ハッピーデスデイもだが、前向きになれるホラー。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.5

従来のキングスマンらしい被害総額何百億?といった華やかなアクションや、皮肉とウィットの効いた応酬、人間ドラマ、濃い悪役はもちろんのこと、
20世紀を舞台に渦巻く謀略と諜報が描かれ、歴史映画や戦争映画の
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

規模の大きな痴話喧嘩だった。
巨悪との大迫力バトルを痴話喧嘩のスパイスにするな。
(食べたかった料理でした)

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.4

原作を丁寧にこれ以上なく高いクオリティで実写化した印象。
IMAXで観たのもあって、特に戦闘シーンにおいてはBGMと効果音が層的に聞こえ、かなり重厚感があった。
単体で観ても一人の少年の成長物語として
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

ゴジラという巨大な怪獣と国家という巨大な怪物の戦い。
コロナ禍に見るとメタファーのように思えてしまう。
カメラワークが独特で飽きない。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.4

或る殺人鬼の回想録。
上映中席を立った人が続出したという触れ込みであるが、納得。
グロテスクというよりも悪趣味、胸糞悪さがすごい。
特に〈ピクニックで家族ごっこ〉のシーン。
芸術を創りたいが、訴えるべ
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.6

ザックエフロン演じるテッドバンディの魅力に⭐︎5。
顔が良くて、弁が立って、傲慢で不敵。
彼がこんなおぞましい犯罪を行う人間なはずがないと思ってしまう人々の気持ちが分かる。
直接的な描写がなく、当時の
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