izumoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.4

途中までは大人の目線で若干冷めてるのに、
気が付いたら子供の頃の熱い思いを思い出して
興奮しまくっている作品。

マジンガーを観ていた人たち、スパロボからマジンガーを知った人たち、
そして建設にかかわ
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.7

エディ・マーフィじゃないほう。
子供と声優に詳しい方々向けの作品。

今見ると、藤原啓治さんのロバート・ダウニー・Jrの声だけで
もう泣ける…。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

悲しい感情はだいたい面倒くさいけど、これと向き合わないと
人間として成長出来ないよねっていう、そんな話。

日本人は「ヨロコビ」の力がちょっと弱いような気がする。
個人差はあるだろうけど。

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.8

カンバーバッチ、今度はエジソンになる。
相変わらず、偏屈なインテリをやらせると彼の右に出るものはいない。

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.6

こういう映画にジム・キャリー(と山寺宏一)を持ってくるんじゃない!
そこにしか目がいかなくなるでしょーが!

プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

凄い良質な推理小説みたいな映画。
どんでん返しの作り方が上手すぎる。
まぁ突っ込みどころは結構あるが(言うとネタバレになっちゃうのが
タチが悪い…!)そんなもんはラストの展開がすばらしいのでどうでもよ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

アニメ版は観た覚えがあったけど、ぶっちゃけ8割がた忘れていたので
思い出すために。
気づいたところを何点か。

・意外とダストンはそんなに悪い奴じゃないんだなって。
多分彼なりの正義があるんだろうな。
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

3.9

漫画版のPVっぽいけど、無茶苦茶オシャレで無茶苦茶カッコいいので
続きが知りたすぎる点で販促として大成功しているであろう作品。

もうね、なにもかもがいちいち意味のある無駄だらけでひたすら久保帯人って
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

例えるなら、「それぞれの真実」というボディブローをひたすら受け続ける作品。
推理小説やドラマみたいに、ホワイ・ダニット、フーダニットを判明して
一見落着みたいな話からはこの作品はかけ離れている。

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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.5

おっさんが自身に「わからせ」を行うために死に戻りを繰り返す話。
つまり、おっさん版「Reゼロ」。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

草彅剛の圧倒的な演技力が点数のほぼ全て。
トランスジェンダー、かつとうのたった人間を
見事に演じきっている。
表情がせつなさみだれうちである。

ただ、構成が全体的にはしょりまくりなので、
「ここから
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

話は割りとありがちだが、映像と
広瀬すずが綺麗な作品。

庵野秀明の「自分の好きなことしかしないおっさん」感は凄く好き。
あれはあの人にしか出せなさそう、流石
エヴァの監督。

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.9

ピクサーのなかだと結構子供向けだけど、
大人も全然楽しめるのがこの会社の作品の凄いところ。
推しのモンスターが絶対見つかるはず。
僕は清掃班?の凸凹コンビが好きです。

あと、NGシーン集が本番。
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

ドラッグ、ダメ、絶対。
ということを、無茶苦茶身体能力の高いダンサーたちと、ヤバすぎる映像と音声演出で
全力で伝えてくる映画。
日本じゃ絶対出来ないよ、これ…

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.2

脳死判定を受けた娘の母親が愛娘の死を受け入れるまでの話。

多分状況が状況だったから、この作品の母親は娘の死を受けいれられなかったんだろう。下手にお金や技術があったから娘を生体的に生かすことが出来、結
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

「考えるな、感じろ」を地でいく時間逆行系
アクション。
細部について考え出すと頭こんがらがるし、
むしろ空っぽにしてなんとなく追っていくのがこの映画の見方な気がする。
途中で伏線が回収されて「あー!」
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

死ぬほど悪趣味で気持ち悪い映画。
色彩が明るすぎるのが気持ち悪さに拍車をかける。

言ってしまえば「上田と山田が出てこないTRICK」、「ダイナミック失恋からの立ち直り」、「カラフルな八つ墓村」って感
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.9

限界まで丁寧に描かれた、超王道ヒューマンドラマ。
多分、個々の話はどこかで見たものなのだろうけれど、
それがあまりにも緻密に、繊細に、そして美しく描かれているので
わかっていても涙が溢れ出てきてしまう
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ダニー・ボイル版「なろう」作品withビートルズ。

ビートルズのない世界でビートルズを歌って一躍大スターという
「おれ、何かやっちゃいました?」を歌でやる映画だった。
今の時代に、果たしてまっさらな
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.6

点数のほとんどは藤原竜也氏と吉田鋼太郎氏の圧倒的な情念の表現が占めている。

蜷川幸雄の系譜を歩んでいる彼らを作品に呼ぶ=彼らの独壇場である。

話はジェネリック「カリオストロの城」。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

絵に描いた様な、探偵映画。

序盤から中盤のありとあらゆるシーンが最後への伏線になっているという
推理小説好きにはたまらない作品だ。
何気なく見ていると最後に「あぁ~!なるほど!!」って強烈なパンチを
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初恋(2020年製作の映画)

4.2

いやぁ、面白かった。
タイトルだけで観た人には「タイトル詐欺じゃねぇか!」ってなり
物騒すぎるポスターから入った人には「確かにな…」ってなり、
全部見終わるとタイトルで「あぁ…」ってなる映画。

とり
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

5.0

ある意味、ものすごくニッチでコアな作品。
Fate作品自体はスマホゲーム「Grand Order」の人気もあって
認知度は非常に高いが、この作品をきちんと理解するためには
劇場版過去二作が必要、かつ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

いやぁ…しんどい映画だった…。
一言で表すと「エクソシスト」×「血の轍」。

ホラーなんだけど、ホラー以上に「家族の呪い」要素がエグく、
観る側のSAN値をゴリゴリ抉ってくる。
人によっては(人によら
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HUMAN LOST 人間失格(2019年製作の映画)

3.0

「太宰治かと思ったらデビルマンだった」的な話。

正直何故このテーマを「人間失格」でやろうと思ったのか。
皆目見当がつかない…。
キャストとCGワークは良いのだけれど、
冲方丁脚本の悪いところが出てし
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

個人の、個人による、個人のための衆人環視のディストピア。
「作り物の芝居」にうんざりして目指した先は、他者の人生への冒涜と
操作だった、という話。
正直無茶苦茶気味が悪く、無茶苦茶面白かった。
あの世
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.2

上映時間を見た時は「なっっげぇ」と思っていたのにいざ始まると
あっという間だった。これが、命を削った芝居がもたらす時間感覚か。
ただ、観終わった後ヘトヘトになる。体力があるときに観ることを
おススメし
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.6

ヤクから逃げようとする者とヤクから逃れられなかった者たちに捧ぐ挽歌。

「人間の在り様はその友人関係で分かる」とはよく言ったもので、
悪友に捕まってしまった場合、その層から抜けようと思っても
コンフォ
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.3

クリスチャン・ベイルのヤバすぎる体つくりとヤバすぎる芝居がヤバい
映画である。語彙力が無くなっているが本当にヤバいのだからしょうがない。

不眠によって現実と妄想の区別がつかなくなった男が、
イマジナ
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.4

アクションシーンに全振りして他ががら空きになってしまった、
惜しい作品。
無茶苦茶お金かかってるんだろうなぁ…というのが容易にわかるシーンが
多く、実際見ごたえたっぷりだし、俳優陣も名優ぞろいなのに
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.1

話は最後のほうえらくぶっ飛ぶのでよくわからないが、
もう背景と動くバイクと
爆発やらなんやらの描写が凄まじいので
それだけで観る価値ありありのありな作品。
金田のバイクの模型が欲しい。

「さんをつけ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

前作と比べて様々な要素を1.5倍くらいに強化し、かつ
「シュタインズ・ゲート」みたいな世界線移動をテーマに加えた、
SF・コメディ・ホラー。
もはや闇鍋みたいなファクターたちを、圧倒的陽キャパワーで
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.9

大恐慌直前のバブルに狂ったアメリカで、金には愛されたが
人には愛されなかった誇り高き、哀れな男の生涯を描く。

全体的にすんごくきれいな映画。CGを多用し、如何にあの頃の
アメリカを美しく魅せるか考え
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

「シャイニング」の続編ということで、
今度はどんな怖い目に合うのかと
ワクワク半分、コワゴワ半分で観てみた。

結論からいうと、これはホラーではなく、
サイキックバトルものだった。

「よく分からん現
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

社畜の半沢ロビンが「なにもしないことをする」という禅のような教えを
プーさんから思い出してもらう話。
仕事で疲れている人が観るにはうってつけだと思う。
子供にはあまり身に沁みない種類のストーリーではあ
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