SAKAさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

初ウェス・アンダーソン監督作品。同監督の特徴とも言える小気味よいテンポと、
左右対称を意識したカメラアングルなど見ていて紙芝居のような感覚を得られる。

作品内の時代ごとにアスペクト比が違っていて、物
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

2.1

愛すべきバカ映画、そしてクソ映画である
もはや狙っているとしか言いようがない。前半30分で見る人を選ぶことは間違いない。

あまりにも有名なホラー映画の皮をかぶったストリップ映画で嫌いではない。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

3回劇場で見ました。

まずは映画館でなんの情報もないまま、宮崎駿作品に触れられたことに感謝。
結論、映画ではなく映像アートだった…

特に最初の10分間は圧倒的な描画でした(単に見たことないジブリ作
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

万引き家族よりも映画好きが好きそうな映画。
ローコンテクストで、展開にかなり緩急がついている。魅せるところは時間をたっぷり使い魅せないところは早かった。

「怪物」という題で怪物を探そうと視聴者はする
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

勧められたので干渉。テーマは「記憶」と「愛」と王道。
終始意外な展開やハラハラする決断などはあまりなく、あっても数分後のシーンで和解していく。

これでもかというくらい真っ直ぐに向き合う二人を見ていく
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.0

原作の知識はキングダムハーツのみで、ちょこっとだけ曲知っている程度の人の感想。

もとの脚本がしっかりしているだけあって安心安全の展開かつ、分かりやすいヴィランが際立つ。

話題のポリコレ要素だが、ト
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テトリス(2023年製作の映画)

4.5

テトリスのノンフィクション映画。
アップル純正映画が個人的に刺さるものが少なかったので期待してなかったがメチャクチャ面白かった。

ゲームチックな演出や随所にテトリスbgmがある作品愛を感じると共に、
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.9

SF映画の中では設定はもちろんのことだが、かなり制作費が低いことで有名。CGもほぼなく演技と小物だけでリアルな近未来を映像化できている。
また吹き替え篠田麻里子がひでえことでも有名。

確かに吹き替え
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

2.4

凄い面白いって強引に誘われたのでタイプじゃないが見た。
すごいシンプルなアクション映画だった。主人公はクズばっかりだが向かう先は正義。
マーヴェルとかよりは好みに感じたのはブラックユーモアが結構落ち着
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.9

個人的に映画館まで行ったのにクソおもんなかった。
映像表現は凄い良いのだが、展開が散漫かつ唐突な下ネタ、時間のバランスもしっくりこない。

俗に言う意識高い系映画で人を選ぶことは間違いないし、ばーさん
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ゲーム代表による壮大なアンチ映画映画だと感じる。
まずこの映画は過去にマリオのゲームをやっている前提じゃないと支離滅裂でカラフルなムービーを見続ける事になるので評価が大きく分かれる(もちろん知っている
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

要約するとインド版、トップガンマーヴェリック。リアリティとか衝撃の展開とかじゃない、筋肉映画だろう。
ただ、見せ方や展開に関しては丁寧に作られており、シンプルな友情の活劇といえるだろうが、背景や心情表
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あらしのよるに(2005年製作の映画)

3.0

祖父に連れ行ってもらった思い出の映画、見返してみたけど定番ウルッとアニメーションだった。
鑑賞年齢を低めに設定しているのかオチはなんとなく予想できてしまうが、家族で見るのにちょうどよい時間と内容。

嵐の中で(2018年製作の映画)

4.0

オリオル・パウロ監督の掌の上で踊れる映画。
現代版バタフライエフェクトの名に相応しい。映画を見ながらこうなんじゃないか、ああなんじゃないかと受けては考えるが当たる気がしない結末が待っている。

時間が
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.8

映画全体がコース料理のようにチャプター分けされている。オチを見て壮大な一つのメニューだったのだなと。

映像先行型映画で物語の必然性や論理性は薄い。上映時間があればシェフも背景も書けたのかな…
ただな
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

3.8

電車に乗れたか乗れなかったかで分岐する映画。斬新な演出は面白い。
個人的に物語中盤の中だるみなどはなく、最後まで楽しめた。

モンスターハンター(2019年製作の映画)

1.9

銃を乱射してるのが体感8割でしゅ…しゅごい眠くなる…
まぁ映画のPVから期待はしていないが、カプコン映画にとってバイオハザードって凄く恵まれた題材だったんだなと。

モンハンの華はモンスターである。な
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.2

ドラゴンクエストの大ファン(ナンバリングだけだけど)
評判の悪さだけ聞いたのでワクワクして視聴した。
最初の展開はコレコレ!! となること間違いないだろう。ドラクエの革を被った映画「シーハルク」。メタ
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

1.5

ジブリの名がなければ未完成でござる。
ごろーさんは見せ場を作るのが下手である。さながら壮大な調理場(設定や舞台)で1分半のカップ麺である。

映像構成がひどすぎてそのへんの大学生に作らせてほしい。ダラ
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.0

普段見ないタイプの映画を見た。

映像や映画の雰囲気がイギリス映画っぽいと思った。監督はスペイン人の女性という。

どことなく清潔感漂う、品の良い作風は原作、脚本家も女性である事からくるのかも。

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バビロン(2021年製作の映画)

3.3

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全体的にオレンジの光が眩しい劇画調で、随所にド派手な音楽、新鮮なカットで3時間を飽きさせない作りになっている。
実話をもとに作ったらしいが、アメリカ映画でよくあるド派手で大雑把なハリウッドドリームを多
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.2

沢尻エリカというアイコニックすぎる主演とレベルの高い助演が蜷川実花映像に落とし込まれた映画。
前半パートはグングン吸い込まれる。ただ伝えたいテーマとして後半の盛り上がりに欠けた。原作再現なのかな? も
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デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

3.5

ライトなホラー。赤を際立たせる映像美術が良かった。
全体的な雰囲気(音や視線、カメラワーク)は良いのだが、展開が盛り上がりに欠ける。
サスペンスではないがホラーすぎない宙ぶらりん映画。

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.2

ワイルド・スピードの同監督ということで鑑賞。邦題が残念だと思ったが1969年製作の同名の映画をリメイクした、2003年製作のアクション映画ということで納得。

同監督もあってエンターテイメント性は抜群
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.2

2022年のクリスマスにitunesでレンタル100円だったため鑑賞。
正直ありがちな恋愛映画には留まっていなかったが、オチは読めてしまった。ただこういうのは気分をあげるものなので、浮足立ったホリデー
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

舞台は今より40年以上前の実話を元にした映画。
アメリカの社会問題を描きながらも、二人の主人公の性格に引き寄せられていく。

大きなどんでん返しや衝撃的な出来事はないが、あったかい気持ちになれる丁寧に
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.3

うーん。キューブリック臭が濃い映画。ただただ新鮮な映像と描きたいシーンが並んでいる。
奇想天外で、挑発的で、人を思い切り不快な気持ちに陥らせる場面も多い本作には、今見ても常人には真似できない色彩、美術
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

まず、これは映画ではない。観戦に近い。
あのお馴染みのキャラクターがヌルヌル動き、山王戦というスラムダンク最高の素材を再現した作品。

全体構成やタッチに今作は原作やアニメと比べ写実的になっている。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

まずはほしのこえから応援している身として圧倒的物量のエンドロールに感動した。新海誠として集大成ともいえるカットやストーリー構成だったと思う。なにかとジブリと比較されがちな日本アニメ映画業界だが、ようや>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.5

引き算しすぎて人を選ぶであろうホラー風北欧映画。
作品は章仕立てになっており、起承転結がわかりやすく作られている。全体的にフランス映画っぽいゆっくりした展開と演出。

不妊の話かと思っていたが、何伝え
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.1

ビジネス教訓かと思いきや人間性を教えてくれる映画。テーマがぱっきりしてて分かりやすい。

レイ・クロックがマクドナルド兄弟のバーガー店に出会い、その徹底した流れ作業による製造システムに感銘を受ける過程
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

2.7

最初はなんか安っぽいし可愛くないチャッキーだったけど、これはこれで良いリメイクだった。

劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

2.9

ファン向けです。単体としては微妙な作品。
クリスティーナ好きなら見ていて楽しい。アニメ24話はバカほど面白かったのでお布施として見た意味合いが強い。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

2.5

世界三大ファンタジー小説の映画化ということで鑑賞。
正直なところ小学校のときに見てたら好きになれたんだろうなという作品。随所の展開が稚拙というか浅い。
同時期に見たロード・オブ・ザ・リングが化け物級に
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

2.6

シリーズのまとめとして評価してしまうが、展開スピード、登場人物の魅力、後半の盛り上がりがロード・オブ・ザ・リングと比較すると弱い。
演出面は時代もあって強化されているだけに残念。

自分は今シリーズは
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

2.6

ワイルド・スピードで初めて見たのが今作。
良くも悪くも、賛否両論ある作品のようで微妙だった。主人公に共感できない。大味だが熱いアメリカ映画感はあるけど、車に興味がないせいかつまんなかった。