ヲタさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヲタさん

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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.5

死を考えさせられると同時に「生きる」ことの意味を己に問いたださせられるようなその熱い想いに心を揺さぶられる傑作です。
第二次世界大戦後まもないロンドンの雰囲気も渋くて良かったです。
黒澤明監督版は以前
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

もっとイヤな感じの主人公かと思いきや、憎めない感じのイケオジをトム・ハンクスが好演してました。
隣人のメキシコ人女性役の俳優さんも良かったです。
様々なつらい過去を周りのみんなと乗り越えようとする心が
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

お金をかけた豪華な自主映画という感じですが嫌いではないです。
浜辺美波さんが抜群でした。緑川ルリ子はまんまエヴァにいそうなキャラクターでしたが、ビデオメッセージの所はグッときました。
エンドロール見た
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

今注目の女優河合優実さんの初主演作ということで鑑賞しました。
山梨の校舎が取り壊される高校の卒業式までの二日間を四つのストーリーをベースにした群像劇です。
高校時代、楽しいこともそうでないことも色々あ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

余命幾ばくもないシングルファーザーが幼い息子のために里親を探そうとするストーリーです。
説明を控えめにしてあまり悲観的にせず淡々と親子の日常を描いていますが、そのことにより還って親が子を思う気持ちが痛
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.1

スティーブン・スピルバーグ監督が自らの若かりし頃をモデルにした自伝的映画なのですが、映画界の裏側やどのように大ヒット作品が産まれたかなどを描くというよりは(個人的にはこちらの話も見たかったですが)、幼>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

個人的にはノレなかったというかついていくのがやっとで、中々頭を使わされた印象です。考えるな感じろ系なのかはわかりませんが、好みの別れる作品のような気がします。
後半のまとめ方や石のシーンとかは割と好き
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.0

映画愛とフィルム愛(物理)に溢れた心温まる作品でした。
自力で映写機つくるのはすごいですね。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.2

豪華客船が難破して、生き残った金持ちの客と従業員というパワーバランスが逆転するという痛快なストーリーかと思いきや、そう単純な話でもなく、一筋縄ではいかないラストもふくめて人間の嫌な部分が見え隠れする割>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.3

胸にモヤモヤを抱えた人たちがちひろさんの何とも言えない不思議な魅力によって少し前向きになれる気持ちの暖かくなる作品です。
何と言っても有村架純さん演じるちひろさんの愛くるしい魅力が素晴らしかったです。
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

大手都市銀行の一支店を舞台に小さな綻びがやがて大きな事件に繋がって行く様子を豪華な出演者陣の魅力とともに堪能できる中々見やすい作品でした。
銀行の裏側が見られたり、コンゲームの要素があったりと面白かっ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.3

刑事と容疑者との駆け引きがふたりのロマンスと事件の真相を追うサスペンスとの間で揺れ動いて行くのですが、今一歩伝わってくるものが弱い感じがしました。期待していた作品だったので少し残念でした。
ソレ役のタ
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

2.5

ちょっと抽象的すぎて何かセラピーの映像を見ているみたいな感じがして私には合いませんでした。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

個人的ベスト級の「少年の君」のデレク・ツァン監督と主演のチョウ・ドンユィさんがタッグを組んでいる中国で過去(2016年)に公開された作品です(日本公開は2021年)。
少女から大人になる過程の女性ふた
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

約100年前の映画創世紀の無声映画から音声付き映画に変わる頃までのハリウッドを舞台にした作品です。当時の映画づくりの舞台裏やそれに伴う人々の欲望などが垣間見えます。
ただ今から見るといろいろと緩い時代
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

些細ないざこざからやがて取り返しのつかない争いになることをテーマにしているのかな(戦争とか!?)と個人的には思いましたが、説明がほぼないので全てを受け止めることが出来ず難解に感じてしまいました。
俳優
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ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

4.3

1966年のビートルズ日本武道館公演の裏側を関係者の証言で紐解くドキュメンタリーです。
ひとつひとつのインタビューが非常に興味深いもので構成されていて、日本の音楽芸能の歴史的資料としての価値が見出だせ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

TOHOシネマズ特別試写会にて鑑賞。

織田信長と濃姫と結婚から本能寺の変まで描いた壮大な歴史ドラマです。3時間近くの長編ですが信長の人生の濃さと相まって見応えがあり、長くは感じませんでした。
コメデ
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.8

松本穂香さんと玉城ティナさんによる軽妙なやりとりや不思議な関係性が良かったです(おばあちゃんも◎)。
ワンシーンで爪痕を残す中島歩さんは今回も流石でした。

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.5

前半のクズっぷり良かったのでもっと最後まで究め続けてクズの完成形を見せて欲しかったと思う自分がいます。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.5

終始胸がザワザワムカムカする何とも言えない一品です。
ラストも後味悪すぎて…
でも雰囲気とかは嫌いではないです(小声

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

実際の映画の撮影現場の大変さをこの作品がどれくらい表現しきれているのかは分かりませんが、それでも映画づくりの裏側の苦労と喜びを
楽しみながら教えられた映画愛あふれた90分でした。

運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.3

以前から気になっていた作品。
低予算でチープな雰囲気もありますが、それを気にさせないくらいのストーリー脚本の面白さ!!
時系列をイジりながらの巧みな伏線回収は見事です(ラストのラストは一瞬?となりまし
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

4.0

アルゼンチンの軍事独裁政権に対する裁判を検察官の視点を中心に描いた重厚な法廷ドラマです。見応えがとてもありました。
数々の脅迫にも屈せず国家の闇の部分を明らかにしていくフリオストラセラ検事の情熱と信念
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左様なら今晩は(2022年製作の映画)

2.8

コメディとしてもラブストーリーとしてももう少し起伏があったら良かったかなと思います。
広島弁を喋る幽霊は可愛らしかったです。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.2

Filmarksオンライン試写会にて鑑賞しました(ありがとうございます)。
ドライビングシーンが迫力満点なのは勿論、その他のアクションシーンやサスペンスドラマやロードムービーが絡んだりしていて最後まで
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.8

ウェールズの片田舎で競馬の素人の村人たちが共同で馬主になり最高峰のレースを目指す実話です。
数々の困難を乗り越えレースに向き合うことで各々の人生にも変化が訪れます。ストーリーは王道ですが、レースシーン
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そばかす(2022年製作の映画)

3.7

個人的には主人公には共感できませんが、色々な考え方や思いを皆それぞれ持っているということを理解するだけで世界が広がっていくのを感じさせられた映画でした。
ただマジョリティの側もマイノリティの側も主張が
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

アマゾンプライムビデオの見放題に来ていたので鑑賞(早い!!)。
セリフや登場人物、音楽も少なく北欧の山間で羊飼いの夫婦と「何者」かとの生活が無機質にそして不気味に映し出されて行きます。
雰囲気は嫌いで
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Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

4.5

Mr.Childrenの30周年ツアーの裏側やライブ映像、そしてファンの声を繋げて構成されたドキュメンタリーです。思っていたよりライブ映像が多く、有名な曲も多いのでファン以外の方でも見やすいかなと思い>>続きを読む

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.7

新年一本目の映画鑑賞(あけましておめでとうございます)

本作はイタリアが舞台に男性3人と女性1人の恋と友情と人生を1980年代から現在までの40年にわたり描いた群像劇です。
輝かしい青春を謳歌したあ
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.7

Filmarksオンライン試写会にて鑑賞しました。ありがとうございます。
娘を誘拐された母親が警察に相手にされずやむなく自らひとりで娘を探し出そうとするストーリーです。実話ベースとのことですがメキシコ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

巧みな足のステップと細かなリズムでミットを叩くパンチの音。このシーンだけでも画面に釘付けになりました。それくらい岸井ゆきのさんが本物のボクサーとして違和感なくスクリーン全体に鎮座していました。
耳が聴
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

森や海などの自然の美しさを余すところ無く表現したHFRの映像に驚愕しました。アクションシーンも含めて今までに無い映像体験でした。
確かにストーリー的にはもう一段階上のレベルのものがほしかったのと3時間
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.8

多少展開が同じで長いなぁとか警察もっと頑張れよとか思ったりもしましたが、カーチェイスや銃撃戦などマイケルベイ監督らしい迫力満点のものだったので、リラックスして見る分には充分楽しめる作品でした。
映画館
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

心に傷を抱えた者どうしが「家庭内別居」という形で共同生活をしていくうちに心の再生を諮っていく物語です。
荒れ気味の前半から後半は息子をかすがいにホッコリさせてくれる方向に進んで行って良かったという感じ
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