無何有郷さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

無何有郷

無何有郷

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学生野郎と娘たち(1960年製作の映画)

5.0

中平康&芦川いづみ、学生闘争モノといえば『あいつと私』のほうがおそらく知名度はあるかもしれない。が、『あいつと私』のあのリベラル男性知識人の憧憬感ムンムンの芦川いづみのヒロイン像より、本作のほうが苦味>>続きを読む

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

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女が主体的にセックスするとき、それは自傷行為にしかならないのだろうか。虚しいな

沈没家族 劇場版(2018年製作の映画)

5.0

土くんが映しだす”家族”が、1人でも多くの人に届きますように。

劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ!幻のプリンセス(2002年製作の映画)

5.0

ミニハムずモーハムずのシーンが最高だしシェーラ姫は天真爛漫かつ魔性の女で可愛い、なぜか強烈に記憶に残ってる映画

風たちの午後(1980年製作の映画)

5.0

予告編につられ「21世紀の女の子」に続けて観てしまったのだけど、いやぁまいった。20世紀のオジさんがこんな映画を撮ってたなんて。

「女が女を愛すること」がテーマだけど、これはいまを生きる”女の子”に
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

5.0

かつて初期社会主義運動の中から出てきた婦人解放運動のなかで「二十世紀婦人」という雑誌があった。そして100年後の今日こうして『21世紀の女の子』という映画が生まれた。婦人→女性→おんな、と来て、「女の>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

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「お前を乗せてこの坂登るって決めたんだ!」
小中学生の時私は天沢聖司ガチ恋勢だったので、先日テレビ番組であの聖司くんの声優が高橋一生だったことを初めて知りなんだか負けたような気持ちになった (雫はプリ
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

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私が遅れてるだけなのかもしれないけど久々に観たら字幕がマトモになっていた。イェーイ

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

慶應大学で起業でもしてそうな、キャリア志向の”自立したオンナ”風のイケてる女子が好みそうな映画、意識の低い私には合わないわぁと勝手にこの映画を敬遠していた時もあったけど、それでも容赦なく押し寄せる社会>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

1.3

この映画を観て「あのころ日本は良かった」的なフィクションとしての美化された高度経済成長をノスタルジックに消費して喜んでるバカは、この後続けてクレヨンしんちゃんオトナ帝国を鑑賞することをお勧めする。ヒロ>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.1

金子文子のキャラクター、ここまで真っ直ぐで生命力溢れるチャーミングな人物として描けたのは韓国映画だからこそなのでは。金子文子なのに朝ドラヒロインを観ているような、そんな気持ちになる。
仮に日本の監督が
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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若い女性がここまで熱狂できるのはゲイ、つまり絶妙な距離感のおかげかもしれない

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.3

大きいテーマを詰め込みすぎた挙句ファンタジー限界が見える『もののけ姫』の「生きろ!」比べ「適当」の2文字と共にケーセラーセラー♪なんとかなるよ〜と歌わせた高畑勲はすごい。生きろ!というより生きてりゃな>>続きを読む

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.0

自然/人間 の境界を荒らす女(自然)ポニョと男(人間)の宗介が愛でもってその対立を終わらし共に生きようという宮崎駿お得意のパターン。ハウプトマン「沈鐘」にもっとロマンを加えたような。当時小学生だったけ>>続きを読む

日本女侠伝 侠客芸者(1969年製作の映画)

5.0

これは私のためだけにある映画だ...と自意識過剰になってしまうくらい魅力的
芸者には芸者の仁義がある!
東京の学校を出たピンクのフリフリ着たお嬢さんがいい味だしてた

永遠の0(2013年製作の映画)

1.0

なぜ"命を重んじる"主人公宮部は結局死んだのかという理由として"国家"に対峙し
①死んでいく教え子、という同胞意識
②引き裂かれた家族への愛
を強調する(理由としては無理がある、「てんのうへいか」なん
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スクールガール・コンプレックス 放送部篇(2013年製作の映画)

1.0

オッサンの押し付けがましい百合妄想とフェチがギンギンで生理的嫌悪しかわかない吐きそう監督知らねーけどオッサン大嫌い,一回死ねばいいのにこっち来んなばーーかお前らが消費していいもんじゃない

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

5.0

公開当時今は無きバウスシアター(の1番ちっちゃいとこ)で観た。エンタメとして完璧。大根役者を演じる役者堺雅人もよい。

内田けんじは今どこで何してるの!!!!

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

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「賢者の石」だけは吹き替えのほうがしっくる現象

当時JKローリングだけがオチを知っていて矛盾がないように脚本を監修していたというのを踏まえてみるとグッド

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.1

無印良品着て新体操踊ってるような女より、パルコカードの支払いに追われながらジャニヲタをし夜職に励みつつインスタには香水を握りしめたネイルの写真をアップするような女の子のほうが私は好きだ!

新宿乱れ街 いくまで待って(1977年製作の映画)

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「八月の濡れた砂」が流れたあたりから"これビンパチが撮ったら..."と妄想し始めてしまった、でもビンパチだとしっくり来すぎるからきっと曽根中生で良かったと思う

ジョシュア: 大国に抗った少年(2017年製作の映画)

3.5

これはあまり本質的なポイントではないが、シールズ然りこのようなデモにおいては必ず「女の子」の指定席がひとつ用意され、その1つの席を巡って女の子たちは見えないところで競っているという。
“民主化の女神"
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.0

「ぼくのかんがえたさいきょうのはんせんえいが」感。
観た時の違和感をなかなか言語化できないでいるがとりあえず

①あまりにも"ほのぼの”がすぎる("普通の善良な庶民派女の子”ってなんだ、女の戦争協力を
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君の名は。(2016年製作の映画)

1.0

セカイも美少女もこれが極みだろう、もうこれ以上はやめよう。高畑勲が昔宮崎駿に向けた「ファンタジー漬けにしてしまう危険性」という言葉はきっと正しい。やけに綺麗な映像も、後ろで鳴り続ける音楽も、きっと私た>>続きを読む

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

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クローゼットとはセクシャリティ、だからナルニア国物語の根幹はとてもエロティックなのだ。小学生のときナルニアに熱中していて、隣の席の男の子とどちらが早く読んでくるか競争していたことを思い出した。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

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この映画を日本の観客が喜んで観ている理由がわからない。率直に気持ち悪いと思った

マイ・インターン(2015年製作の映画)

1.0

キャリア志望の白人中産階級異性愛女子のためのライフ&ワークバランステキストブック。
これを「男女同権」と誇らしげに謳ってフェミニスト面する白人美女に対しルサンチマンが抑えきれなくなる、が、それを解放さ
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

1.0

「魔法(科学)なんていらない!」という思考停止した幼稚園児のようなしょうもない宣言を意気揚々と見せつけられたので絶望しかない。その後に流れるセカオワがその絶望をそっと後押ししてくるからたまらない。
3
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.0

トルコに行く前に観ておこうと思って鑑賞🇹🇷
この女性監督、経歴をみるとフランスに留学していたようで
フランスといえば性に開放的で女性もセックスに対して主体性を持っている、そんなイメージだが、それとイス
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失楽園(1997年製作の映画)

1.0

ネットにはびこってる無料AVのほうがよっぽど出来がいい

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

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ディズニープリンセスがついに、これまでロマンチックラブには欠かせなかった王子様をぶっ殺しに来た!
アニメーションとしては古典に忠実でありつつも現代らしくシスターフッドの絆を描いている。
アメリカの女は
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