無何有郷さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

無何有郷

無何有郷

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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

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カメラマンに撮られる夏芽をコウちゃんが連れ出して追いかけ回る2人のシーン、森にて
成熟前の少女の身体のユートピアがあるとしたらきっとこれだ
ずっと踊ってるみたい

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

5.0

女の子たちはたとえば結婚、出産などの節目ごとそばにいつづけることがきっと困難になり別れがくる。
北海道に嫁いで遠くにいってしまうお姉さんと、戦時中に軍馬として駆り出されるめんこい仔馬、
この二者を大胆
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ジェーン・エア(2011年製作の映画)

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「屋根裏の狂女」こと、ロチェスター夫人バーサを観るためだけに鑑賞した

聖なるもの(2017年製作の映画)

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「聖なるもの」とは「聖なる」「もの」、聖化でありモノ化であるという二重の仕組みを持っている
「モノ」として、客体として他者からの視線を完璧に内面化してしまったように見える南美さん、彼女は語ることはない
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

1.0

原作はカナダ人児童文学女性作家らしいが、西洋のフェミニストが「家父長制」という概念を安易に普遍化し、イスラーム=本質的に女性抑圧的で誤ったものとする、そのようなオリエンタリズムをこの作品の中に感じる。>>続きを読む

天使の恋(2009年製作の映画)

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ラブ&ポップとなにが違うかってこれは文芸おっさんが書いたものではなく、ケータイ小説原作の、"援交少女”当事者世代のギャルが紡いだ物語だということだ

斎藤美奈子はラブ&ポップを「おやじによるおやじのた
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花井さちこの華麗な生涯 インターナショナルバージョン(2004年製作の映画)

5.0

「太陽を盗んだイメクラ嬢」
偉大な哲学者であり反戦運動家であり日本国憲法9条大好き、愛に憧れ人類の苦難を憐れむノーム・チョムスキーへのリスペクトを感じました (?)
ぜひとも彼に観てもらいたいような、
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Mr.レディMr.マダム(1978年製作の映画)

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Butler ; a little bit of a throwback to the “La Cage aux Folles” idea of transgender

バケモノの子(2015年製作の映画)

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影の演出がゲド戦記を思い出させるが
ゲド戦記がエディプスコンプレックス、父殺しの話であったのに対し、
『バケモノの子』では 父殺しどころか、さほど辛い修行もしていないのになぜか人生イージーモードな主人
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生きものの記録(1955年製作の映画)

5.0

橋本忍追悼
橋本忍脚本で特に好きな映画のうちの1つ

狂ってるのはどっち?

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

5.0

おおかみによるレイプ、シングルマザーへの感動ポルノ、都合のいい母性愛神話、仲良し助け合い田舎の共同体というファンタジー

恐怖の2時間だった、ホラー映画として満点!

死闘の伝説(1963年製作の映画)

3.0

村の権力者に抵抗し猟銃をぶっぱなす加賀まりこ、文革プロパガンダのヒロイン白毛女を連想させるものがある

シネスコがよく似合う映画だった

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

1.0

この映画のヒロイン余紅はまさにイプセン『人形の家』ノラの中国版というにふさわしく、反逆のポーズ、出て行くという動作、純粋な利己主義の実践(めっちゃセックスする)が表象されているがそれはあくまで中国のオ>>続きを読む

木靴の樹(1978年製作の映画)

5.0

エルマンノ・オルミ追悼
ギンレイオールナイトにて鑑賞した

なんて美しい小宇宙のような映画

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

5.0

高畑勲追悼

久しぶりの鑑賞
「太陽の王子ホルス」というタイトルだが、この物語の主人公はやはりヒルダだ
『白蛇伝』の白娘に通ずるこのヒロイン像をパヤオジブリは継がなかったが『アナと雪の女王』において再
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

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当時私12歳、崖の上のポニョ公開時に宮崎駿に対して抱かざるをえなかった「なんだお前ただのロリコンだったのか」という気持ちがこの映画でも アジアの少女に何を夢見てるんだお前ら でもいい映画

肉体の門(1977年製作の映画)

5.0

アメリカへの従属、その屈辱の象徴としてのパンパンをこのロマンポルノという空間において性的主体として再構築することで戦争と敗戦により傷ついた「日本の男たち」の自尊心、ナショナルアイデンティティを取り戻さ>>続きを読む

君に届け(2010年製作の映画)

5.0

七年前も今日も、色あせることなく.....

キスシーンも濡れ場もない、傑作ポルノ映画

従軍慰安婦(1974年製作の映画)

4.0

「帝国の慰安婦」

“傑作”とはいえ、韓国のフェミニストがこれを観たら怒るだろうということは頭の隅に置いておかなければいけない

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

絶賛コメントが数多く寄せられるのかと思いきや?ここまで観た人の(批評というには及ばずとも)感想がわかれる映画だったとは!点数はどうでもいいんですがとりあえず、適当レビューを書きます

もちろん歌も踊り
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