SNGさんの映画レビュー・感想・評価

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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

4.0

香港人である黃精甫監督の台湾初作品ということで、香港映画と台湾映画のイカれ要素がいい意味でミックスされていた。
終盤になるまでその良さに気づかないのもまた魅力かもしれない。とにかく走る戦う。

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

「青春」という、言葉にすれば安くなってしまうかもしれない人生のピースを、人は色彩豊かにとっておきたいのかなと。
それが痛いほどに伝わってくる映画の構成要素、特に日台両国を代表する俳優である主演2人の演
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Tale of the Night(英題)(2023年製作の映画)

3.9

長らく行けてない中国の、行ったことない長沙という街のことを、映画を通じて知れて嬉しかった。
ちょっとフェミニズム的な要素あったり、長沙語なんてあるんだ、と新たな発見も。舞台の長沙と同じ湖南省出身の張婧
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そばかす(2022年製作の映画)

3.7

結婚出産育児が是とされる田舎・東海地方のとある街で、人と違う感覚を持ちながら生きていく主人公との対比は、同じ田舎出身として共感性羞恥みたいなものを感じた。
羊文学/塩塚モエカさん作のエンディング曲と前
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バービー(2023年製作の映画)

3.6

ここまで徹底して典型的な男性の記号を叩きのめさないといい方向には向かえないのか、という残念さを感じた。皮肉の仕方は笑えるもの多かったけど。
劇中の音楽はめっちゃ好き。

ソウルの春(2023年製作の映画)

4.7

ものすごく恐ろしい出来事を時折コミカルさを以て不気味さを添えているのが印象的だった。
民主主義の重みを忘れてはいけないな、と。題材の韓国12.12事件を予習していくと良いかも。

How to Fall in Love with the Worst Neighbor: Untact Love(英題)(2023年製作の映画)

4.0

暗いニュースが続く中、明日も頑張ろうと心が温まる作品。フランス映画のリメイクだそう。

#マンホール(2023年製作の映画)

3.4

マンホールに落ちた男の1人寸劇、というか道徳感的に背筋が伸びる物語?

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

ぜんぶウェスアンダーソン。英語字幕により話理解の難易度高かったけど、変わらず最高です。

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

4.1

アイデンティティの苦悩を、薄い氷を扱うように描いていて凄かった。

程度に差はあるが自分もアイデンティティに悩むことはあるので、共感もした。そして韓国は隣なのにまだ知らないことがたくさんあるなと。

ママボーイ(2022年製作の映画)

4.2

長い夜を過ごして、翌朝ちょっとだけ前に進むような、好きな台灣映画のペースだった。

タイムリーな某卓球選手日台元夫婦の件に通じる、台灣側事情もちょっと誇張とリアルを混ぜながらですが学べちゃう。

モテキ(2011年製作の映画)

4.9

大学生の頃に擦り切れるくらい観たこの作品を今さら何故夜中にまた…。
カルチャー、Twitter、iPhoneなど今からすれば最早歴史遺産。演技も描写も好きな部分多し。
大勢のサブカル男子が感情移入して
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

広島原爆の日に鑑賞。
"Hiroshima"も"Nagasaki"も言葉として出てくるが視覚的要素は排除され、あくまでアメリカ目線での思惑、葛藤、苦悩が全て。

同じ回を共にした台湾台北の人たちが、被
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流麻溝十五号(2022年製作の映画)

4.2

台湾で起こった、中国国民党による弾圧を女性目線メインで描く、限られた予算でここまで歴史の生々しさを描いている映画はないかも。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

2.2

正義とは何か、俳優に濃いめが多いのは何故か。展開が早いです。

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.3

俳優陣皆さまのお芝居には只管に感服ですが、物語自体は有りがちな輪廻転生モノでCGが気になるタイプ。早稲田松竹!

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.8

外から見た日本の印象とかまんま反映されてて面白い、クールジャパン政策の賜物ですね。頭空っぽにして観る系。

アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

4.3

アメリカからの帰国し2000年代当時のやや前近代的な台湾に馴染めず母にも素直になれない思春期の少女を演じた方姷婷(ケイトリン・ファン)の名演、必見。

この作品も良い意味での台湾映画の抑揚のなさをバッ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.1

過去の恋愛追憶と自分探しを儚く演じられる森山未來さまの演技力への圧倒的脱帽と、同郷の森監督の映画デビュー作へのエールを。オザケンをうまく使ってた、自分が生まれた1995年って何か好きです。

とんび(2022年製作の映画)

2.7

小説と同じ感想かなあ。。。
重松清の瀬戸内頑固親父のfatherhood物語。流星ワゴンと大枠は似てる。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

2.5

必要以上にグロい。。。
そしてそれ以外は殆ど頭空っぽにして観ることができる。あ、でもアメリカの闇をちょいちょい皮肉ってるのかな、そこは興味深かった。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

IUのお芝居がいい。
展開や描写は是枝監督のソン・ガンホやポン・ジュノへのリスペクト?憧れ?が詰まっているなあ〜と。。。

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.5

沖縄へ向かう機内でテンション上げるために観たのだが、ただの青春映画かと思いきや少年少女視点からの基地問題みたいな色もあり、問題は問題、でも地元にも基地にも居るのは心を持った「人」で、、、確かにな〜と思>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.9

人生讃歌として素直に心動いた。藤井監督の言う通り、死ではなく生き様に焦点があった。

よくある物語として片付ければ楽なのだろうが、原作者、監督、役者、スタッフそれぞれが映画を紡ぐ素晴らしさがある作品と
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

写実的な部分と、演劇みたいな部分が入り混じっていて良いなと。かなりの確率で比較されるであろう「花束みたいな恋をした」含めて、近年観た恋愛映画の中では一番好み。
というか、少女漫画原作恋愛映画が全盛期だ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.6

クスッと笑えて、優雅で、何故かジーンとくる。映画って良いなと思わせてくれる。あと数回観たいです。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.3

お家騒動系時代劇或いはアメリカン・サスペンスとして捉えるといいかもしれない。比較的長時間で所々描写が雑で「あれ?リドリー監督息切れ?」と思うことも。
アダム・ドライバー&ジャレッド・レトの演技は期待通
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私たちの青春、台湾(2017年製作の映画)

4.2

太陽花學運(ひまわり学生運動)の中心となった人々をあまりにも生々しく映し出す。永遠のカリスマなど存在せず、結局はその時代の主人公が立ち上がるしかない。
民主主義という命題に対して、もし自分が時代の主人
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.7

「unconscious bias」が生々しく炙り出される展開で、男性として胸が痛くなる。

まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

4.2

当時大学生だったのですが、金もないのにタバコの銘柄をラキストに変えました。それくらい世界観に引き込まれました。

先に愛した人(2018年製作の映画)

4.0

残された妻、息子、そして夫の内縁の夫3人の人間模様と心理描写が良い台湾映画。

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.3

佐久間由依さんのスタイルが良くて。。。え?誰もそんなこと聞いていない?

タイガーテール -ある家族の記憶-(2020年製作の映画)

4.0

進むに連れて言葉が台湾語→華語→英語と移ろうのが変化を象徴していて、良い。

ニューヨーク、アイラブユー(2008年製作の映画)

3.6

ニューヨーク行きたくなる。スターウォーズよりこっちのヘイデンの方が良いな。。。

クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

エマ・ストーンとディズニーの化学反応...良いです。
街並みの描写が一番好き。

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