問題作、なのは確かなのだろうが、それは描写やストーリーなのではなく、テーマとその形にあるのではないのかなと考えました。
本作には、4人の表現に関わる人々がでてきます。そのうち2人は作品を生み出す苦>>続きを読む
ダイバーシティ、多様性、最近はそういったことを認めることが当たり前の正しさとされていますが、それは所詮建前。この作品に出てくる人々は、どちらの側にいる方も嘘をついています。いま世界や社会は乱暴にマイ>>続きを読む
「君の名は」「天気の子」に続く本作は典型的なロードムービーです。しかし、ファンタジーとリアリティが見事に調和し、また単純な成長譚や冒険譚とは一味違ったものでした。
たとえるなら、光沢のあるすべすべ>>続きを読む
何度見ても素晴らしい。
僕は、色々語ってばかりだけど、この作品を語る言葉はもうないです。
前のレビューも捨てました。
とりあえず見てほしい。
そして、見た気持ちを色々話してもいいし、話さなく>>続きを読む
スティーブン・キング原作映画のダメな部類の作品かな。
やりたいことはわかります。「イット」でしょ、「へレディタリー」でしょ。だけど登場人物のキャラクターが浅いし、主人公の友達も余分な要素(車で送る>>続きを読む
いままで沖縄を描く作品というのは、ほとんどが「南国」「スローライフ」「楽園」「人情」などを前面に出してきていたけど、実際に沖縄で生まれ育った者としてはどこか嘘くささを感じてきました。そして、その楽天>>続きを読む
午前十時の映画祭で鑑賞。
この映画は、日本で初めて巨大ロボを登場させた作品で、山肌からモゲラが初登場したとき、当時の観客はどう感じたのだろうか、とても興味がわきました。
大傑作!おぞましくも美しく、クラシカルな映画体験ができる作品です。
まずオープニングの色彩の美しさ、これは通常のカラーではなく、ハリウッド黄金期のテクニカラーを再現したような、色の鮮明さ、と同時>>続きを読む
※「パール」鑑賞後に見たので順番は逆になっちゃいましたし、印象が全然違ってくると思いますので、あくまで「パール」から見た僕の感想です。
予告編や本編を見る限り「悪魔のいけにえ」を強くフォーマット>>続きを読む
神なき世界のユダとヨブ。悪魔と運命と人間に弄ばれ、ズタズタに引き裂かれていく彼らの姿がとても哀れで、救いを求めるが救われない残酷さを感じてしまいました。リメイクであるけどスコセッシにしか作れない間違>>続きを読む
これも有名作だし、スコセッシ味もたっぷりだけど、本道かというとまた違う気が。だけど「ジョーカー」へ与えた影響は絶大!
スコセッシの魅力ってやっぱりカメラワーク!さぁ、はじまるぞというようなズーム、神の視点人の視点、この作品が傑作たるゆえんはそこにあると思います。しかし、これがスコセッシの代表作かというと、いまはちょ>>続きを読む
オープニングのセリフ、ロネッツ、ローリング・ストーンズ、宙をふあふあ舞うカメラ、教会のキリスト像etc、スコセッシ最初期の作品だけど、その後のほとんどが詰まった宝箱のような傑作!
嫁不足に悩む過疎の村で、悶々と過ごす青年たちと、取材のために潜入する女性作家の巻き起こすてんやわんやコメディ。
とても今の時代には再現できない映画ですね。理由は2つ。
1つは、バブル時代のパワ>>続きを読む
初ヴィスコンティ!
思いの外、強烈でまさに映画の変態(変態映画じゃないですよ)これが巨匠、本物の貴族なのかと、傑作!とても魅入ってしまいました。
恐らくこの監督以外が、この作品を作ると、もっと別な映>>続きを読む
正直、期待外れ。テーマ、設定のアイデアはとても好きなんだけど展開や、ところどころの演出が仰々しすぎて漫画のようだった。
「アス」と同じくちょっと期待外れかな。やっぱり演出が仰々しすぎる。「ゲットアウト」がよかったのに残念。
北欧のダークファンタジーって、「ぼくのエリ」もそうだけど、素手でガツンと殴られるような一撃があってとても素晴らしい。
なんか冷めた目線でヒーローの誕生譚を予想して見ていたはずなのに、あれよあれよという間に別のジャンルに。そして、ラストはほろりと美しい。なんだこれ!な傑作。
ホラーな前作とは違ったテイストだけど、アクション好きな人はこっちがいいかも。個人的にはガン=カタ以来のスタイリッシュを感じました!
やっぱりジェームズ・ガンは最高!前作が期待外れだったので、続編にあまり期待はなかったけどオープニングでもうやられましたは!
歴史に残る名作なんだけど、予想以上の生々しさ、苦さ、ある意味これは苦行なのかと思えるくらい。ジェームズ・スチュワートの演技に飲み込まれ、多くの社会人は感情移入してしまうと思います。そして、その先にあ>>続きを読む
嫌なホームドラマシリーズ。映像は美しいのだけど、見る人によっては滑稽で悍ましい物語。傑作ぞろいの1999年のオスカーの勝者の貫禄、はないけど納得の面白さ!
学生の頃、ボックスオフィスチャートで上位なのにビデオスルー。でも、とても素晴らしい作品。映画を作る悲喜こもごも、しかし愛にあふれていた。