途中からグイグイ面白くなった。権力者をあそこまで愚劣に描かれるとなかなか清々しい。
ストーリーの脈略よりもアバンギャルドな描写を重視するこういう作品はそもそもあまり好みではないので、私の評価は映画史・アニメ史における評価とは乖離してしまうが、押井守の代表作の1つであり、この映画がなぜ>>続きを読む
開始5分のアバンに完全にやられた。エメラルド・フェネル才気走りすぎでしょ。
バリー・コーガンがバリー・コーガンすぎて最高。友人になるフェリックスが本当に良い奴で、観た人全員が良い奴だなって思えるキャ>>続きを読む
居場所のない孤独な人たちが居場所を見つける話、しかも監督が原恵一というのであれば、そりゃあもう特に言うことはございません。登場人物たちが今もどこかで健やかに生きていることを願うばかりです。
そのうえ>>続きを読む
横スクロールのアクションシーンは面白かったけど、それ以外はあんまノレなかったなー。テーマがマリオあんま関係ないというか。
告発モノとしてめちゃくちゃ面白かった。
しかしまあ、これを観る限りでは、松本人志の件はつくづくワインスタイン事件と重なるな。非対称な権力に基づく性暴力と言わざるをえないし、志らく氏の「警察に駆け込め>>続きを読む
ものっすごく良い意味で、あんま深く考えなくても楽しめるコメディ映画。最低限、「2001年宇宙の旅」と「ゴッドファーザー」がどんな映画かだけでも知っておいたほうが良いかも。
マチズモアイロニーで一番お>>続きを読む
今の時代だったらアニメやCGで作られそうなものだが、ストップモーションアニメだからこその肉感やお人形感がめちゃくちゃきもかわいい。ほぼ一人での制作体制にも関わらずちゃんと結果を残していて、尊敬しかない>>続きを読む
友有が自分たちの曲にあれほど固執した理由が個人的にはよくわからなかったけど、観ている間はただひたすら楽しかった。思いの外ミュージカルだった。
文句なく面白かったんだけど、このクオリティまで来ると、逆に「ストーリーがわりと普通じゃね?」とか思ってしまう。
ロケットの決め台詞が最高だったのは言うまでもなく、メンバー全員がささやかではあるがハッピーエンドを迎えられていて、本当に良かった。
こんな(良い意味で)とっ散らかった内容なのにテーマとメタファーが絶妙に噛み合ってるのがすごい。このレベルならこういう作風も全然アリだなと思わされた。
最初の20分くらいは結構良かったのに、25分位からギャグが加速するにつれて急激につまらなくなった。30分でギブアップ。脚本が違ってれば良かったのに。
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映画が始まって数分、「さすが宮崎駿」と言わざるを得ない独特な群衆表現は白眉。しかし物語が進むにつれ、「ああ、これは間違いなく巨匠の遺作だ」と覚悟を決めるとともに、「でもあんま面白くないな」と思うに至っ>>続きを読む
お手本のように良くできた脚本。元ネタ(トイ・ストーリー)オマージュも楽しい。
「良い子ちゃんではいられない自分を愛するという選択肢があっても良い」というメッセージに感動しました。
めちゃ馬鹿っぽい感想だけど、ボクシングやりたくなったわー。
好きなものがあるっていいよね。
フィル・ロード&クリストファー・ミラーのコンビはマジで外れナシだな。なんかアメリカコメディ映画でこんな笑ったのは初めてかもしれん。オカンの活躍と、オヤジとPCのバトルが最高だった。
こういう映画を観ると、自分の死生観について否が応でも考えさせられる。ノマドワーカーの人たちはとても幸せそうに見えるけど、同時に「でも俺はなりたくわないなー」とも考えてしまう。ファイト・クラブのタイラー>>続きを読む
「ゲームのモブキャラの自我が芽生えて主人公に」という誰でも思いつくベタなアイデアをここまで面白く表現できるとは…!
あえて含みを持たせて言うと、この作品はMCUのアベンジャーズがあったからこそ完成を>>続きを読む
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前半のカンフー・アクションはかなり面白かったけど、終盤のファンタジーバトルは正直どっちらけだった。
ただ、オークワフィナのアベンジャーズ合流はアガった。エターナルズとのやりとりも見てみたいし、ぜひス>>続きを読む
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【前半】
・オノ・ヨーコの違和感がすごい。常にジョンの横にいるのでめちゃくちゃ映り込む。監督は「できるだけフラットに」編集したと言うが、オノ・ヨーコに慣れるまでだいぶ時間がかかった。
・四人の関係性が>>続きを読む
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公開時は賛否両論だった気がするけど、個人的にはとても楽しめた。トニー、キャップ不在のMCUにおいて、それぞれのキャラクターと彼らのアンサンブルが次のフェーズの背骨になりそうだと感じた。バトルシークエン>>続きを読む
ディズニー映画の主人公がコロンビアの非白人というだけでも十分刺激的なのに、「家族」というこのご時世においては非常にセンシティブなテーマを絶妙なバランス感覚で見事に描ききるその胆力にただただ脱帽です。>>続きを読む
この映画には決定的な問題点がある。それは、「星を見ること」を嘲笑する人たちを悪く描きすぎている、ということだ。
ただ「煙の向こうに星がある」と言うだけの変わり者に対して、呆れ笑いをすることはあっても>>続きを読む