YYamadaさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

「ロッキー⑥」
前作から16年を経て製作された第六作。スタローンが監督にカムバックし、有終を飾る。

〈見処〉
・本作ではエイドリアンが他界しており、この時点のシリーズ完走者はロッキー、ポーリー、(ア
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.6

「ロッキー⑤」
原点回帰のため、一作目のジョンGアビルドセン監督が復帰も、「リングに上がらないロッキー」は受け入れられず、前作に続くラジー賞ノミネート、シリーズ最低の興行収入と散々な結果。そんな作品で
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.7

「ロッキー④」
この頃になると成功者シルベスター・スタローンは完全に妬みの対象となり、本作は世紀の凡作扱いをされたが、30年以上の時を経た『クリード2』により、その冤罪?が解消された稀有な作品。

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ロッキー3(1982年製作の映画)

3.9

「ロッキー③」
ロッキーシリーズ最高傑作。人間ドラマと娯楽性の配分が心地好い。

〈見処〉
・少年ジャンプ連載作のような「昨日の敵は今日の友」。本作からスタートしたアポロとの友情が、後年の『クリード』
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ロッキー2(1979年製作の映画)

3.6

「ロッキー②」
前作から三年後に製作された第2作。シリーズでは低評価の部類に入るが、主演・監督・脚本を手掛けたスタローンのマルチな才能が開花した作品。

〈見処〉
・前作ラストからそのまま地続きでスタ
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.9

「ロッキー①」
アメリカ建国200年目となる1976年に、無名俳優が主演・脚本を手掛けた低予算の本作によって、ベトナム戦争で疲弊するアメリカが活力を取り戻すきっかけとなった、文字通り「アメリカン・ドリ
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

2.7

シリーズ第五作。舞台はまさかのロシア!!
ジョン・マクレーンを主演におくだけで、もはや「ダイハード」シリーズでなく、アクション映画としても平均以下だと思う。

ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

3.6

『アンダーワールド』レン・ワイズマン監督による、12年ぶりのシリーズ第4作。想像の斜め上をいくアクションシーンは健在だが、肉体派警官ジョン・マクレーンがサイバーテロに相対するのは少々ミスマッチな気がす>>続きを読む

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

3.7

マクティアナン監督復帰によるシリーズ第3作。前2作はのワンスチュエーションから変わり、ニューヨーク全域を舞台にしたバディ・ムービーへ。
〈見処〉
・本作の敵役は名優ジェレミー・アイアンズ。
・相棒役の
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.6

当時の新鋭レニー・ハーリン監督による第二作。前作のヒットによりバジェットが拡大、アクションシーンはより拡大したが、「陰ながらの見方」「足手まとい」「夫婦仲は一進一退」は前作を踏襲。安心して鑑賞出来る。>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.9

『プレデター』ジョン・マクティアナン監督による、後世に残るアクションシリーズ作品。
今更ながら、備忘録としてコメントを残します。
〈見処〉
・(日本で置き換えればハリウッド版「小堺一機」のようなコメデ
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マスク・オブ・ゾロ(1998年製作の映画)

3.7

50年代のTVシリーズ『怪傑ゾロ』をスピルバーグ製作総指揮でリメイクしたアクション佳作。
初代ゾロ(Aホプキンス)から二代目(Aバンデラス)へ。後年の『アントマン』や『クリード』でも使い回されたテンプ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

「伏線が回収しきれない映画」として有名な作品。
鑑賞後にネットの考察ページを観てみると、確かに一回観ただけでは気付かない小ネタの宝庫であることがわかったが、大昔のファミコン・ゲームの裏技並みに「そんな
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.9

犬を飼っている人はもちろん、そうでない人にも観てほしい、温かい作品。

〈見処〉
・主人公は輪廻転生?を繰り返す犬たちであるが、デニス・クエイドを含む3名の俳優が演じるイーサンの人生をめぐる旅としても
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

2.8

【戴冠!カンヌ映画祭パルムドール】
【賛否両論な名作】
食わず嫌いで、ずっと鑑賞を避けていた作品。
「救いのない映画」で有名な本作であるが、主演ビョークの声量豊かなミュージカル場面と、母親として本望が
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.1

映画史に残る名作。
「佳作レベル」の前作から、ストーリー、世界観、制作予算のスケールアップを果たしたシリーズ作品の代表格。(その他ケースは『ワイルド・スピード』『ジョン・ウィック』くらいだろう)
〈見
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.6

史上No.1ドラマシリーズ『ブレイキング・バッド』の後日談。
本作鑑賞の目的は、(肥りすぎで誰だか判らないくらいのトッドも含め)愛すべき登場人物たちと再会出来ること。

未見の方は、先に『ブレイキング
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

シリーズ二作目の本作は、敵役が旧知の同業者。前作よりも守勢シーンが増え「一市民が実は強かった」構図が薄まった。水戸黄門や必殺仕事人のような勧善懲悪による「ザマあみろ」のスッキリ感が弱く、なんだか普通の>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

4.1

黒人No.1俳優デンゼル・ワシントンと盟友で「全作ハズレなし」アントワーン・フークア監督による「実はメチャクチャ強かった」アクション・サスペンス。娯楽作品として完成度が高い、現代の「必殺仕事人」ムービ>>続きを読む

ポストマン(1997年製作の映画)

2.5

中身を凝縮せずに『ダンスウィズウルブス』『ウォーターワールド』『フィールドオブドリームス』の尺の長さだけを足しあわせたら『バトルフィールドオブアース』のようになってしまった痛恨作。
世紀末世界を郵便配
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.7

奥さんが明るく、とても魅力的に描写されている。
ラストシーンも余韻を残す良い映画であるが、日本人の感性からすると、彼女より子供たちとの別離に心を引き裂かれるような気がする。

「きらめきは永遠に続かな
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.8

ポール・バーフォーベン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー、シャロン・ストーンの3名をトップスターにランクアップさせた極上の娯楽作品。
火星への旅をB級テイストで描く非現実的な描写によって、バーチャ
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デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)

3.2

南アフリカを舞台とした逃走型クライム・アクション。
デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズの存在感は秀でているが、凡庸なストーリーにて、ラスト10分まで、過去に視聴していたことに気が付かなかった。
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.7

主演・監督、ベンステイラー。雄大な自然美と素晴らしい音楽。人生賛歌が表現されているヒューマン・コメディ。
ステイラー作品らしく、羽目をはずしたコメディシーンもあり、飽きずに楽しめ、元気が得られる。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.4

モンスターバース2作目。怪獣監視組織「モナーク」の活躍と人間と怪獣の共存が描かれているが、尺が長く、途中退屈になり、人物描写も前作以下。ラストの戦闘場面だけで良いかも。
〈見処〉
・ゴジラ、ラドン、キ
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.5

モンスターバース第一作。
「反核」メッセージを除けば、本家ゴジラシリーズの精神はきちんと受け継がれており、エメリッヒ版よりも、大いに好感が持てる。
〈見処〉
・ハリウッド映画に出てくる不思議な日本の舞
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

時間軸が替わるシーンの演出が非常に判りづらいが、非常に良く出来た脚本。何も知らない状態で観て欲しい。

〈見処〉
・予備知識なしで、構えてみないで、楽しむべき。
・有名俳優の出演は少ない。出版社の社長
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.6

当時のアイドル俳優であったジョニー・デップとジュリエット・ルイスを配したヒューマンドラマであるが、若き日のディカプリオが演じる、知能障害を持つ弟役の演技が他を圧倒している。前の出演作品である、『ボーイ>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.7

孤児、不倫、近親相姦、人種差別…多数の負の題材を盛り込みながら、『ショーシャンクの空に』のように、悲観だけではないヒューマンドラマに仕上がっている。シャーリーズ・セロンの美の最盛期の作品。

野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.9

ディズニーになった新生20世紀FOXらしい作品。
『猿の惑星 創世記』のような展開はとかく、幅広い世代で楽しめる良作である。

〈見処〉
・冒頭はCGアニメばりにCG臭が強いが、野生を取り戻していくう
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.6

「グレイストーク」など、過去のターザン関連作品の後日談として描かれている。
内容やラストのアクション描写は陳腐であるが、一定の見処あり、もう少し評価されても良い映画。
〈見処〉
・アフリカの風景、原住
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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.6

【賛否両論な名作】
Netflixユーザーは、本作が視聴出来る期間中に、「ネタバレ」なしも含めレビュー・チェックなしに鑑賞することを強くお勧めします。

〈見処〉
・『ヴィンセントが教えてくれたこと』
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.5

日本の「宇宙刑事ギャバン」ばりのロボコスチュームを備え、風刺のある演出で大ヒットしたシリーズ1作目。
舞台が犯罪都市デトロイトであることにリアリティを感じる。ラストのオチも、ヴァーフォーベンらしくシニ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.2

カルト映画の四番バッターで、「SAW」に代表されるソリットシチュエーション・ジャンルの本家。
CUBEをいくつ用意して、どのように撮影したのかのほうが気になる。

ハイランダー/悪魔の戦士(1986年製作の映画)

3.5

当時若手スターだったクリストファー・ランバート主演によるカルト・アクション。
中世と現代の2軸を交互に描き、半不老不死の戦士の悲哀を描写している。
ショーン・コネリーが師匠役として脇を固め、中世シーン
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パラサイト(1998年製作の映画)

3.4

ロバート・ロドリゲスとは思えない、B級控えめ青春ホラー。
フロドことイライジャ・ウッドや、ワイスピシリーズのミアなど、ブレイク直前の若手俳優が一挙出演。たまに見返したい作品。