YasujiOshibaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

若者のすべて(1960年製作の映画)

-

BD(アイ・ヴィー・シー)にて鑑賞。やっぱりBDはよい。たとえばナーディアの涙とロッコの涙が、それぞれ一粒一粒対応する演出なんて、SD画質ではとてもわからなかった。

何度見ても発見があるのがヴィスコ
>>続きを読む

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

-

U次。英語版。これはおもしろい。イタリア語の原題は「Sette note in nero」。訳すと「7つの黒い音符」。じっさい、腕時計から流れる旋律は「Sette note」というタイトルのメインテー>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

-

U次。なぎちゃんの三本目に途中から参戦。ジェニファー・ビールスって、最初にスクリーンで観たのは『親愛なる日記』(1993)のカメオ出演。もちろん名前は知ってたんだけど、ヒットしたころは関心なし。でも監>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

-

U次。なぎちゃんと日曜日の二本目。何年振りかな。ぼくは劇場でリアルタイムで観た。スコット・ジョプリンの名前を知ったのものこの作品。サントラも買った。

ダイナーのロレッタのシーンは覚えてなかった。トイ
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

-

豊島園、なぎちゃんと。なんと駐車場が無くなってる。早く行ってよかった。なんとかパーキングをみつける。それにしても、2020年8月には駐車場がなくなっていたのか。ひさしく車では行ってなかったんだな。IM>>続きを読む

ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

-

ウ次。カーペンターズ節。エレキのジャ、ジャーン、ジャンに血が騒ぐ。こないだ見た『デイ・シフト』って、なんだこれの甘ったるいパロディかと思うくらい、かっけー。だってラストがいいじゃんね。「言葉に気をつけ>>続きを読む

女の秘めごと(1969年製作の映画)

-

U次。マリーサ・メルが全部持っていっちゃったな。マリーサ・メルといえばバーヴァの『黄金の眼』(1967)なんだけど、そこからもうひとつ大胆な演技を披露。一人二役、イタリア語タイトル「una sull'>>続きを読む

自由は何処に(1952年製作の映画)

-

イタリア版DVD。

 まいった。難聴者のためのイタリア語字幕がない。法廷のシーンがきつかった。問題になっているのが不法侵入(invasione)の計画なのか脱走(evasione)の計画なのかがポイ
>>続きを読む

ヴァニナ・ヴァニニ(1961年製作の映画)

-

イタリア版DVD。日本未公開。日本語字幕版もない。このこのろロッセリーニはほとんど見ていなかったので、以前にプチ・ロッセリーニ祭りをやったときに購入、積読。今回またロッセリーニを取り上げることになった>>続きを読む

ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

-

U次。ジャネット・リーはヒッチコック『サイコ』(1960)の絶叫クイーン・ここでは絶叫こそしないけど、存在だけでスリリング。絶叫は『ハロウィン』に続いて出演となった、娘のジェイミー・リー・カーティスに>>続きを読む

デイ・シフト(2022年製作の映画)

-

ネトフリ。楽しゅうございました(^^)/

ジェイミー・フォックスは『コラテラル』(2004) の到着地までの時間を当てるあの優秀なタクシー運転手ではござんせんか。あいかわらずのノリだけど、アクション
>>続きを読む

Mafioso(原題)(1962年製作の映画)

-

ようやくフィルマークスにアップされたので、FBのメモ(2020年10月23日 ·)を以下に転記。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シチリア祭り(24)
アルベルト・ラットゥアーダ監督作品。アルベルト・ソ
>>続きを読む

シチリア!シチリア!(2009年製作の映画)

-

DVD。トルナトーレ祭り。政治や歴史もそうだけど、トルナトーレの自伝的作品にはシネフィル的な要素がかかせない。

なにしろ冒頭でジョヴァンニ・パストローネの『カビリア』(1914)のソフォニスバの夢の
>>続きを読む

三人の兄弟(1981年製作の映画)

-

イタリア版DVD(Surf Video)。トルナトーレ祭りの番外編。シチリアの監督も敬愛するナポリのマエストロ、フランチェスコ・ロージの未公開作品だけど、これはすごい。個人的には今年で心打たれたかも知>>続きを読む

タッカ・デル・ルーポの山賊(1952年製作の映画)

-

イタリア版DVD(Cristaldi Film)。

ピエトロ・ジェルミらしい、細かい心理描写よりも、骨太な男の物語としてひっぱってゆく。その意味でジョン・フォードのタッチ。アメデオ・ナッザーリはさし
>>続きを読む

明日を夢見て(1995年製作の映画)

-

大昔のwowwow録画。これはたしか劇場でも見た。トルナトーレのなかでは好きな作品。わけあって録画を見直す。画質は悪かったけど、最初に見た時はわからなかった魅力をいくつも発見。

カメラがよいんだよね
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

-

イタリア版BD。本国では異例のヒット。ところが本邦では公開がのびのびになっている。待ちかねてBDを購入。しばらく積読状態だったものを見る。

いやこれはすごい。ジュゼッペ・トルナトーレの最高傑作じゃな
>>続きを読む

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)

-

U次。彼岸(L'aldilà)への門というアイデアが面白いのは、此岸(L'aldiquà)を相対化するからだ。

今生きている此処(ここ、qua)という時空が、向こう側の彼処(あしこ、là)へと分節さ
>>続きを読む

フルチ・フォー・フェイク(2019年製作の映画)

-

U次。これを見始めて途中で停止。『地獄の門』を見てから再生。そうすると少し追いかけるのが楽になった。見終わって『Fulci talks』をクリック。やはり本人の言葉は強烈。併せて見るのがおすすめ。

地獄の門(1980年製作の映画)

-

U次。これはよい。フルチの言う「一貫性のなさ incoerenza 」が生きている。そこでアイロニーがある。だから笑える。グロいのだけど、グロさにも皮肉が込められている。

アントネッラ・インテルレン
>>続きを読む

フルチトークス(2021年製作の映画)

-

U次。涙でた。そうかローマの国立映画実験センターの試験官はヴィスコンティだったのか。そしてステーノの師事、トトとのエピソード、映画のベスト5には『アマルコルド』を選び、レオーネを愛し、ベルトルッチの『>>続きを読む

ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

-

U次。いつの間にかケリー・ライカート祭り。実はワインを飲んでから見たもので50分ほど寝てしまう。目が覚めるとダムの爆破のシーンから後半の農業共同体のシーン。完全に目が覚める。なんという緊張感。そしてい>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

-

U次。ケリー・ライカート(1964年、フロリダ生まれ)が少しずつわかってきた。ポイントは脚本のジョナサン・レイモンド(1971年生まれ)なんだな。オレゴン州ポートランドの住むこの作家との独特の共同作業>>続きを読む

ラック 幸運をさがす旅(2022年製作の映画)

-

林檎TV。どこかで見た風景が、どこかで聞いたことのある物語とともに進んでゆく。それはそれで悪くない。

英語はすごく聞き取りやすかったな。なにせ声優陣が豪華。主人公のサムにはブロードウェイの『サイゴン
>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

-

U次のお試しもそろそろカットオフ、そこで最後はケリー・ライカートのデビュー作。本人曰く「ロードなきロード・ムーヴィー、ラブなきラブ・ストーリー、そしてクライムなきクライム・ストーリー」(a road >>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

-

お試しU次。『ミークスカットオフ』に続いてケリー・ライカートのこれ。夕食後でお酒が入っていたのもあり、バグビー温泉のあたりから気持ちよく眠ってしまい、カートのセリフを聞きそびれて、最後まで。それから巻>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

-

お試しU次。マイケル・ベイに疲れちゃったので、対極にある映画が見たくてクリック。どんぴしゃ。そこは開拓される前の西部。移民たちの衣装も道具も幌馬車も19世紀のもの。そして馬、牛、それに驢馬。開拓民の家>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

-

ネトフリ。バンバンカット割りして、ぐるぐるカメラまわして、カーチェイスにパルクールにガンアクション。悪い奴は悪い。いい奴はいい奴。

全編に炸裂するマイケル・ベイ節は、どうせ人はいつか死ぬ。どうせ死ぬ
>>続きを読む

マニカルニカ ジャーンシーの女王(2019年製作の映画)

-

密林レンタル。なぎちゃんの推薦。ほんとは宇宙船が出てくる映画を見ようと言っていたのだけど、これに落ち着く。148分まったく退屈せず。実在の王妃ラクシュミーバーイー (Lakshmibai、1835年頃>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

-

アマプラ。なんか見初めて途中で眠くなってやめた記憶がある。向井理の演技が臭くて、それってやくざじゃねえよなとおもって、消しちゃったのね。でも評判のアクションが見たくてもう一回クリック。

始まったらな
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

-

ネトフリ。こういう気散じはわるくない。だって、なにがしらの行為というのは、それを意思するからできるのではなくて、ただ単にやってみたらできたというにすぎない。だから、それはただできちゃうだけ。できちゃう>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

-

アマプラ。こんなに面白い映画は近年ない。ここ数年のベストワン。

外連に外連を重ねた外連。しかも説得力あり。人類学的な不健全を、悪魔的に律儀な男が、子供じみていてヤバい作業Tシャツに袖を通して、ぶち壊
>>続きを読む

スペースバンパイア(1985年製作の映画)

-

E君に借りたBDにて鑑賞。プチ〈トビー・フーパー〉祭り。オープニングで驚く。なんだこの音楽は。かっこよすぎると思ったら、ヘンリー・マンシーニの名前。いいねこういうオーケストレーション。ワクワクするわ。>>続きを読む

レプティリア(2000年製作の映画)

-

お試しU次。なんで邦題が「レプティリア」なんだろうね。たぶん「爬虫類」(reptilia)なんだろうけどな。現代の「クロコダイル」だと、ぼくの世代だとつい『クロコダイル・ダンディー』を思い出しちゃうか>>続きを読む

悪魔の沼(1976年製作の映画)

-

U次のお試し。おかげでプチ〈トビー・フーパー〉祭り。「テキサス・チェーンソー」こと『悪魔のいけにえ』(1974)の直後にハリウッドに進出して撮ったのだけど、途中で追い出されちゃったそうな。

なるほど
>>続きを読む

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

-

お試しU次で発見。これ幸いとクリック。見直したかったんだけど、なかなか見つからなかった作品。公開時に劇場で見たような気もするし、後にビデオかDVDのレンタルで見たような気もする。微かに覚えているのは、>>続きを読む