sさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

わたしの名前は...(2013年製作の映画)

3.0

@有楽町角川シネマ
フランス映画的なんだろうけれど、何かがもどかしい。親子のような愛おしい二人のやりとり、スーパーで下着を探すシーンなどはとても愛に満ちてたけど最後は悲しすぎて軽くトラウマ映画だ。

アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

3.0

みうらじゅん出て欲しかったな。ウディ・アレンの『ボギー!俺も男だ』のハンフリー・ボガート的な、ディランに扮した「主人公にだけ見える助言役」として出てくるの、みうらじゅんにしか考えられないやつだよね。

たまたま(2011年製作の映画)

4.0

だから私は蒼井優が好き。そう思える作品。高木正勝にシガーロス、美しさの結晶のよう。

白河夜船(2015年製作の映画)

2.0

眠さがこちら側にまで感染してきそうなうつろな部屋。映画化ミスじゃん

螺旋銀河(2014年製作の映画)

3.5

@ユーロスペース

夜のコインランドリーの空虚感、日常が非日常だ。最後は不思議とひとつの箱にすんなりと収まって。夜になりきれない空色の少し肌寒い秋の渋谷を歩きながら柴田聡子さんのぼくめつを聴いて帰った
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EDEN/エデン(2014年製作の映画)

2.5

私が観たかったミア・ハンセン=ラヴの映画じゃないっ……

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.0

仙台短篇映画祭にて。

はじまりから終わりまで、青春のかけらたちがぎゅっと詰まってた。新学期を迎える前夜、夏休み最終日の、それぞれの“最後の夏”を描く。甘酸っぱい中学生の頃の夏休みを思い出した。誰が主
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

4.0

MJ自伝映画か〜と観てたら開始早々いきなり仏像で世界観かっさらってく感じ、やっぱみうらじゅん最高。みうらじゅん×田口トモロヲに間違いはないのだ。そして我が青春の峯田。海ダイブよかった。

愛の渦(2013年製作の映画)

3.0

三浦大輔だからね、これはギャグとしてエンタメとして観る映画。朝帰りの恥ずかしさ後ろめたさの空気は伝わるし、女は偽るのがうまいし男よりずっとずる賢いよね〜というのがよく分かる。

すべてが狂ってる(1960年製作の映画)

3.5

1960年といえば「勝手にしやがれ」の日本公開の年 もちろんヌーヴェルバーグ的要素がいくつか散りばめられていて。冒頭、女二人が道路の真ん中で会話するのを俯瞰で捉える所なんかがまさにそれで人々で溢れる昼>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.5

人間の持つ冷たくて汚くて暗い闇の部分、一方で、ほんの少しの美しさと一寸の輝き。それらが交錯するときの世界。あれを観てしまったときの衝撃が一日中ずっと忘れられず朝。

恋につきもの(2014年製作の映画)

3.5

先日観た五十嵐耕平監督の「息を殺して」がとても良かったので借りてみた。五十嵐監督の作品は2本目の「豆腐の家」。観てから気付いたけど息を殺してに出てた役者さんたち(谷口蘭、嶺豪一、足立智充など)の多いこ>>続きを読む

息を殺して(2014年製作の映画)

5.0

ずっと気になっていた五十嵐耕平監督作品。第67回ロカルノ国際映画祭にて新鋭監督コンペティション部門にノミネートされた、東京芸大大学院時代の修了作品。大学時代、諏訪敦彦監督の元で学んだというのでとても楽>>続きを読む

エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.0

一ヶ月位前に、試写会にて。
期待しすぎたのがよくなかったのか、もちろんドランの魂の演技にはかなり惹き込まれたけれど、それだけだなという印象。ドランの監督としての作品が好きすぎて、どこか物足りなさを感じ
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.0

セックスがテーマでなくてもこの作品は十分映像として「美しいもの」として成り得ていた。セックスを大きく扱う映画はその反復のやりすぎで行為自体が陳腐なものに思えてくる。結局愛なんて人それぞれだし、自分が愛>>続きを読む

パリ、ただよう花(2011年製作の映画)

3.5

ロウ・イエの映画はどれも観るたんびに苦しくなる。二回見た。

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

-

これはミュージカルなのでもはやいいわるいの評価をつける作品ではないけれど竹内力に拍手を送りたい

舟を編む(2013年製作の映画)

3.0

紙媒体を扱う、しかも辞書というニッチな部分にフォーカスした作品だけあって全体的に地味なストーリー、平坦な道を少しくねくねしながら、しかし着実に前へ前へと進む感じ。いかにも昔の日本らしいというか、作品全>>続きを読む

スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

2.5

ハーモニー・コリンで唯一意識的に避けてきていた作品。起こっている非日常な事象に対して一定の距離感を保ち、俗物を見るような冷めた目線、いかにも第三者的なカメラワーク、少女たちが親に向けて語る行動とは裏腹>>続きを読む

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.0

ユーロスペースにて
自分自身もあの人間の枠に収まる一人であるという哀しい事実を理解することができない

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

試写会にて。
例のアスペクト比1:1の画面にはなかなか慣れなかったけれど、あの正方形の狭い画面の中で感情剥き出しの人間たちが何度もぶつかり合い傷つけ合うのを観るのはすごく心に余裕がなくなるので常に緊迫
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

映画館で観なかったことを激しく後悔。なぜか飛行機で観ちゃったね…?3Dで観てこその映像美だろうな。自分までもが酸欠になりそうだった。宇宙は広くて美しくものすごく怖い場所。