YeYeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.0

いまやもう確立されつつあるウェスアンダーソンの引きの画角というか、あと唯一無二のセットとか、そういうのがこの映画の端端から感じ始められていて、遡って観てる一視聴者としてはなんかワクワクした。

この映
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

こがけんがベスト5に入れていた作品。
素晴らしい!おもわずレコード購入。
何回も観たいシーンがいっぱいあって、また近々観直したい。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

見逃した、と思ったらまだ上映していて駆け込みセーフ。事前に原作を読んでいたけど大幅に拡張されていて、そしてそれがちゃんと原作と溶け合っていて素晴らしかった。
セリフのひとつひとつに(1人たりも置いてか
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

噂通りとても良い映画だった。
笑いとシリアスの緩急の塩梅がとても心地良く、あと、人の感情そこまでわかってますか!と驚きと静かな感動の連続。
映画を見終わったあとのタイトルのハマり用に、なんかパズル完成
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1作品目を観たのがだいぶ前過ぎて内容ちゃんと憶えてなかったけど、こちらもちゃんと面白かった。
中盤に「シリコンバレー」のトーマス・ミドルディッチ出てきて、ジェシー・アイゼンバーグと並んでるのがアツかっ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.5

震災関連の映画に今も手がつけられないのと同じように、9.11を描いた作品も観れないでいたけど、今日気がついたらこれを再生することにしてて、鑑賞。
とりあえずずっといろんな視点から涙が止まらないわけです
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン監督作品は有名どころの数作品しか観たことないけど、今回も「時間軸」に焦点を置いた作品。

いままでよりもさらに入り組み方が入り組みで、もう最早頭で考えてはいけない、五感をフルに
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じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやあ、じゃりん子チエ劇場版、想像の何倍もため息出るほど良かった。

芸人さんの声ってやっぱり良い。(声優がもしかして半分くらい芸人さん)

ほんでおかあさんの声がひとりだけ違うマイク使って録ってる?
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

まずキャスティングのセンスが完璧、ディカプリオとティモシーシャラメが並んでるのなんかワクワクした。
そしてなんかシリアスとユーモアの緩急がすごいなこれおもてたら、「俺たちステップブラザーズ」とかあのニ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

とにかく柳楽優弥の演技が迫真だった。
似てないのに似てる。コピーじゃなくて、ちゃんと「柳楽優弥」の「ビートたけし」であることがなんか妙に説得力があって凄かった。
演技指導は松村邦洋だったらしくて、監督
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.5

ここ最近観た映画でいちばんよかったなぁ...。あらすじは全く違うけど、「半地下家族」とか「全裸監督」に値する良質な映画を観た感覚。
映画の見せ方がとても自分好みだった。
中国語が割とゆっくり目の喋り方
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バイオハザード(2002年製作の映画)

3.5

ミラジョボビッチが開始早々からずっと露出多めとか、これから使いますからね〜!と言わんばかりに吊し上げられたパイプの数とか、タイミングよくやっぱりやってくる男とか、なんかいろいろあざとい感じが見え隠れし>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.5

あくまでも主観だけど少女漫画的角度の演出だったのが自分の趣味とはちがったが、あらすじや展開はおもしろかった。

中村倫也は「ウシジマくん」のめちゃくちゃ怖い役の設定で出て以来、ほんまにそれが怖すぎてず
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女は女である(1961年製作の映画)

3.5

これでもかというチャーミングの連続で、よかったなぁ。志村けんのバカ殿観てるのかなと思うくらいコミカルさも炸裂だった。
そしてあらゆるところにクリエイティブなヒントがたくさん隠されていて、60年代ですで
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

いまのゾンビルールの基本がこの映画ですでにほぼ確立されてるのがすごい。白黒なのになぜか鮮明に観えた。

平成生まれのゾンビ鑑賞者からしたらたしかにいろいろ古さはあるけどたぶんこれゾンビという概念も知ら
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自由を我等に 4K デジタル・リマスター版(1931年製作の映画)

3.5

エンディングが最高に好きだった。

「紙幣」はただの紙切れに価値を見出しているだけであって、その価値に無限は存在しない。
人との関係性だって流れゆくものだけど、愛にはせめて温度があるなと改めて思いまし
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.0

最早芸術作品。途中から(これわしは一体何を観せられてるんだ...)という気持ちにならなくはなかったけど、最後まで割と惹きつけられたので、意味なんか要らないのかもしれない。映画の見方はひとつじゃないとい>>続きを読む

恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)

3.5

また!ジェシー!アイゼンバーグ!(彼の出てる映画がたぶん趣味ということになる)
こういう役を演じさせたら120%正解なのほんとにすごい。家可愛かった。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

レーベル社長からすすめてもらう映画はいつも間違いないのですぐに観た。

前半少し退屈したものの、中盤からのこの映画の見せ方のセンスがすごかったことに気がつき始め、最後ちょっと我慢しなあかんくらい泣いた
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ザ・トリップ(2021年製作の映画)

3.5

ポップに展開していくのかな、と勝手な予測を裏切り、ド派手にエグホラー映画でした。
最後の回収がいい意味でひりつく。

かぞくのくに(2012年製作の映画)

4.0

つい今朝、北朝鮮で「イカゲーム」を観た高校生たちが無期懲役、持ち入れた者は銃殺刑という、本家ドラマよりも怖すぎるリアルなニュースを観たところだったけど、改めていま自分が置かれている立場がいかに平和であ>>続きを読む

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.0

なんだこれは。けど多分また観ると思う。全部がかわいいから。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

中井貴一が最初めちゃくちゃ口悪いのおもろかったなぁ。そしてやっぱり小池栄子は最高。木村佳乃の英語うますぎて感動。ジャルジャル出ててびっくり。三谷幸喜ワールド全開だけどいつもよりポップさにシックさが兼ね>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

この映画はすごい。とりあえず、こどものときに観ていたらウルトラ級のトラウマになっているに違いない。

しかしいま30代で観た感想はというと、これがただのサイコスリラーホラーイカれてるムービーだとは思え
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

こーれはあかん。最後震えて泣いた。
監督のバックボーンものちに知ったうえで、表現とはこのことだ、と久しぶりにいち表現者としてものすごく感化された...。
生き方そのもの剥き出しなものは人の心を打つ。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

男2人の旅的なものはここ数年なんか飽和状態な印象があったので、良いと聞いて気になってはいたけど割とお腹いっぱいで観ていなかった映画。

観てみたらまた違う角度から提示される作品で、学びもあるし感動もあ
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

映画に出てくる全てが洗練されていて、一見生活感漂わない感じが自分には向いていない映画なのかな、と思って観進めていたけど最後にブワッと感情がはみ出てグッと良かった。
タイ語の映画を見るのはおそらく初めて
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

「全裸監督」の違う世界線でのスピンオフ的立ち位置、と思ったら、最終的にそういうのとはまた違うベクトルで、なんかよかった。

そもそも人の気持ちをわかろうとすることのほうが野暮な話で、各々がわかりえもし
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

4.0

まーたジェシーアイゼンバーグ!!
(ほんとによく見る)

こちらに考えさせる映画、このテーマ性で疾走感ある演出が上手くハマってるのすごかったし、ノア・バームバックらしさがわかってきた。

4人ともがす
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