U-NEXTにいつの間にかきていたので『切腹』と見比べてみた。『切腹』の全篇に及ぶ緊張感には及ばないが、小林正樹監督のこの反骨精神。痺れるわ。
タメにタメてから最後で爆発する殺陣の迫力の様式美。加藤剛>>続きを読む
まずスチームパンク風の衣装や美術に期待したみたけど、ホリー・ワディントンの衣装デザインは大したこと無かったし、美術セットもジュネやターセム・シンあたりのこだわりに遠く及ばない。
心は子供、身体は成熟>>続きを読む
目の付け所は面白かったのだけど、インテリ中年男性の中年の危機を描いた映画みたいになってしまったのが残念。
ラストもなんとなく唐突でこれでアカデミー賞脚色賞なのか、と溜息。
ひたすら長かったです。この監督タメを作って見せ場を盛り上げ、カタルシスのあるシーンを持ってくる、ということが全然出来ていないので、アクションも盛り上がらず、終始一本調子の語りが続くのがつらい。
ティ>>続きを読む
子連れ狼だの『AKIRA』だのベトナム戦争映画とか、どこかで観たような設定ばかり繰り広げられて、あまりの退屈さにウンザリしました。
この監督の自己犠牲は美しい、みたいな思考に最後に着地するのも個人的に>>続きを読む
ここまで、男性は有害、無能、というレッテル貼りながらのストーリーがつらい。
現実にも男性の犯罪者が多かったり、禄なことがないので、映画ではせめて夢見させて欲しい。
前半、ハリソンおじいちゃんがいじめられている! 老人虐待! にみえて、鑑賞が辛かったけど、歴史オタクなので後半盛り上がることが出来ました。おつかれさまインディ。
学園青春映画だもの、プロムだもの、胸キュンストーリー!!
友情と恋と大学進学問題との間で揺れる主人公。
登場人物が繰り広げるプロムポーズのシーンがキュート。
このシリーズにイマイチ惹かれないのは、みんなも洋楽大好きだよな!! という押し付けがましい雰囲気とヒロインのガモーラが個人的に苦手すぎるからかもしれない。
マテルの人形可愛いなあと思いつつ、惹かれて配信で鑑賞。植民地主義と人種の問題や、アンデルセンの原作より深みがない、とかの云々は置いといて、たまには異界の女と人間の男の恋愛がハッピーエンドになってもいい>>続きを読む
劇場で観なかったことを後悔するくらい、ゲーム的なノリを上手く昇華させた作品ですごく面白い。
クリス・パイン、レゲ=ジャン・ぺイジ、ミシェル・ロドリゲスと俳優も私の好きな人ばかり出ています。
物語が駆け足になってしまったけど、名も無き英雄、ウートレッドの旅もここに完結。
あいかわらず盾を使った密集戦闘シーンは迫力ありますね。すごくお金をかけている訳でもないのに。
こんな映画で、使い回しされていたマーゴット・ロビーはバービーがヒットしてつくづく良かったと思いました。
ファッションのために再見。モリーの着るお洋服、80年代のタカラのジェニー人形を思わせますね。
完全にノットフォーミーでした。SFなのにセンス・オブ・ワンダーかけらも表現出来ていない。
最後は家族愛で話をまとめようとするのもありきたりで陳腐。
俳優陣とかすごく魅力的なのに、ダホメ王国の女性兵士たちをヒーローとして描きたい、という力点に頼った作りなので、ダホメ王国もゲゾ王も奴隷貿易を行っていたのに、オヨ王国ばかりに奴隷貿易の罪を被せ、ヨルバ系>>続きを読む
細かい設定の描き方が雑すぎるし、この監督の、『ブックスマート』に続き、結局、エリート女性が葛藤している、という問題に落ち着くので、あまり惹かれない。
このレビューはネタバレを含みます
この監督、呪術的なシーンとかカルト的に作りこんでくるのですけど、どのシーンにもカタルシスを感じることが出来ず、すごく退屈でした。
ニコール・キッドマンの悪女ぶりだけが印象に残ります。
このレビューはネタバレを含みます
レイプ事件の被害者がごりごりのキリスト教的信仰に縛られているのが観ていてひたすら辛かった。
被害者の口から何度も「赦し」という言葉が出てくる痛々しさ。
レイプされて妊娠した女性に「この子を愛している」>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
バービーを100体以上持っているコレクターの私から観ても、監督はバービー、マテルの歴史を良く調べたようで、大変面白かった。
妊娠ミッジ、アラン、イヤリング・マジック・ケン、ビデオガールバービー、胸が>>続きを読む
『バーフバリ』のファンなので期待していたのですが、そんなに惚れ込むことは出来ませんでした。
ラージャマウリ監督の撮りたい画をとにかく優先して、ストーリーや人格造型は後回し、という主義が暴走している感が>>続きを読む
魅惑的な浮遊感で大空への憧れが描かれる。しかし『オネアミスの翼』もこの作品も、レイプが男のちょっとした過ち、的に描かれるのはきつい……
衣装、日本髪、着物を纏っての俳優たちの所作、全てがとんでもなく文化遺産レベルで美しいのですけど……
むかしの時代劇恐るべし。
この伝統が衰退に向かっているのが悲しい……
衣装には見惚れるし、ラストの妻敵討ちのシーンとか浮世絵の無惨絵のように美しいのだけど、郷ひろみの演技が残念……
この映画、当時ヒットしたと思うのですが、擦れた都会の北部人より、保守的な南部人が素朴で最高! というノリ、個人的に引っかかりを覚えるのですよね……
ファンタジーの世界の住民が現実世界の問題に直面して、精神的な危機を迎える、みたいな展開がつらく感じました。
あと前作で魅力的だったエドワードの出番が少ないのが不満です。
全く他愛もないストーリーなのですが、衣装と日本髪目当てで鑑賞。
昔の着物はいいですなあ……
得てして人は情熱を傾け愛するものに滅ぼされるものなのだ……
オースティン・バトラーは奮闘していたけど、大佐を視点としたドラマ部分が面白くない。
原作の詩的な側面を掬いとっている、という点で、三部作の中では1番よいのでは。
相変わらず子供が戦に駆り出されるという絵面が実写化されるのはつらいものがある。
精神病院の患者たちより、戦争に耽ける普通の人々が異常にみえる、というブラックユーモア作品。
『おかしなおかしな大冒険』『愛と復讐の騎士』とかフィリップ・ド・ブロカ監督の作品、なんか好き。
視点が子供向けというか、はっきりいって幼児的な作品だと思う。
クリス・ヘムズワースは面白いけど、割と遊び心がないようなナタリー・ポートマンとの相性が、このシリーズでは良いようにみえず、終始ラブが全然盛>>続きを読む
前半が非常にだるいというか、ものすごく生命力が強いとされるクマにちゃちい弓矢と斧で攻撃しかけて、無駄にピンチまねく主人公にうんざりしかけて、マタギを見習えよ、とか思いだした頃、後半、新大陸で横暴かまし>>続きを読む