Kakutani角谷さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

アイアンマン2(2010年製作の映画)

2.0

セクシーなドレスを着て終始クネクネしているグウィネス・パルトロウとスカーレット・ヨハンソンの「私の方がセクシーよ!!」対決が見ものでした。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

2.0

最後は古典的な貴種流離譚へと落ち着くので新鮮味はない。『指輪物語』のエントのようなグルートが象徴しているようにSFというよりファンタジー色が強かったです。

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.0

マーベル総復習のつもりで観ましたが、今見るとさすがに古めかしいですね。
ボディコンシャスなドレスでクネクネしているグウィネス・パルトロウが刺身のツマみたいです。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.0

ジュネ監督は好きだけど、デル・トロ監督の作品とはどうも相性が悪い。
映像にしても演出にしても、監督の伝えたいことが直情的に流れすぎるところが個人的に苦手。
この映画でも『パンズ・ラビリンス』でも悪役が
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.0

名だたるヒロイン、ヒーローたちが集結するワクワク感はあるのですが、鑑賞後しばしば落ち込むほど救いのない話ですね。
サノスとガモーラ、ネビュラの関係性におけるサノスの父性の暴走がとくに象徴的で痛ましい。
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

マーベル映画では好きなノリ。
このシリーズにはまっていなかったナタリー・ポートマンが退出したのも正解だと思う。ソー、ロキ、ハルク、の珍道中がとにかく楽しい。

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.0

ロキは面白いのだけど、ナタリー・ポートマンという女優はアメコミのテイストにはまっていないようにみえてしまう。

クルーレス(1995年製作の映画)

4.5

オースティンの『エマ』を原案とした映画では最も優れた作品かもしれない。
少女マンガのようにくるくる変わるアリシアの表情がとにかくキュート。
移民問題に関して「自由の女神に招待状の返事は無用」などと時事
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

実はすごくフェミニスト志向の映画。
お洒落で毎日が充実しているキラキラしたブロンド女性なんて、生半可な根性や知性がなくては務まらないよ! と教えてくれる啓蒙的な映画。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

2.0

アベンジャーズとかいない方が世界が平和になるのでは……
このシリーズ、出てくる女性キャラが没個性だなあとも。

ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

3.5

本作のようなドキュメンタリーでアナ・ウィンターのストイックなまでの着こなしをみていると、『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープが垢抜けなくみえてきます。
アナが熱狂的なロジャー・フェデラーファンでも
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ファニー・ガール(1968年製作の映画)

2.5

やはりドラマの『Glee』のリア・ミシェルとバーブラのイメージが重なってしまい、バーブラまで鬱陶しく見えてくるから不思議。

この手の映画は衣装デザインが大事なのですが、アイリーン・シャラフのドレスに
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

1.5

個人的にワーストマーベルでした。『ダークシティ』『インセプション』的な映像にも新鮮味なし。アクションも見難い。
スピリチュアルやニューエイジ風のノリが苦手。東洋の神秘思想に過度な幻想をもつのは危険だと
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.0

あざとくなりがちな展開をマイケル・ルーカーのいい面構えが支える。そういえば『ウォーキング・デッド』もこの人が出演している間が一番面白かったです。
いつまで引っ張るの? というエンドクレジットにはうんざ
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オタク・レボリューション(2017年製作の映画)

3.0

こういうオタクに焦点をあてた映画に食傷気味だったのですが、主役二人の女の子とか可愛いですね。中盤だれるのが残念。
「ニール・ スティーヴンスンの著作をあげよ!」とかいうSFオタクと『ゲーム・オブ・スロ
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オンディーヌ 海辺の恋人(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

オンディーヌネタだけで引っ張る難しさは感じたものの、ファンタジー的な要素の背後にあるものを良く考えてみると、貧乏バツイチ元アル中漁師と元麻薬の売人のカップルというすごい構図がなかなか効いています。

DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)

3.8

『トワイライト』+『青い珊瑚礁』?
ご都合主義的な展開? 
ここまで昔の少女漫画的な世界を堂々と表現されたら清々しさを感じます。
竜の骨の島が美しい〜
炎と海のコントラストも印象的。
出来が良いとはい
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

ここまで、オタク礼賛で突っ走られると何か気恥ずかしいような。最後の最後で現実も大事だよ、と説教されるのも……

令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-(2019年製作の映画)

4.0

単なるドロドロ恋愛劇の復讐ものと思っていたら違いました。大体、惚れたはれたの問題でネチネチ恨んで、復讐しようなんて方が野暮の骨頂というもの。
女性を虐げる、旧弊で偽善的な階級社会への風刺も鋭くなされて
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恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

2.0

ロマコメというより妊娠、出産、育児を巡る群像劇といった感じで、キャストは豪華ではあるものの、ダラダラ起伏のないストーリーが続きます。トキメキ成分低し。

キスから始まるものがたり(2018年製作の映画)

3.5

幼なじみ!! パーティー!! アメフト部のハンサム青年!! バイク二人乗り!! キスブース!! プロム!! キラキラ青春ロマンス全開、少女マンガの世界だ! モリー・リングウォルトは「ティーン・ムービー>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.8

娯楽作として楽しめた。こういうテーマを娯楽として楽しんでいいのか? と思わせるのもタランティーノの戦略のうちにあると思われます。
西部劇だけではなく『風と共に去りぬ』『マンディンゴ』のような南部映画を
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

4.0

ときめくロマコメパロディ。こんな世界があったら私も住みたいわ! 
夢想派の自分としては、最後の最後で現実の自分が大切なんだよ、と帰結することがほろ苦く感じてしまった。

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.8

濃すぎるキャラによる超展開のストーリー、熱い同性愛ロマンス、はじけた演出、意表をつくどんでん返し、隙きあらば盛り込まれるエログロ、『スパルタカス』でデナイト監督がみせた良さが全然みられなかった……
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どぎつい照明、狂騒的な色合いのセット、大仰な音楽に演技、など、キュッチュまでは到達しない悪趣味風のセンスが画面に漲っており、印象に残る。
最後まで生き残る清純なヒロイン、魔女という存在の描かれ方などに
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クリスマス・プリンス: ロイヤルウェディング(2018年製作の映画)

2.5

こういう映画はアメリカ人の王室コンプレックスがうかがえて興味深い。1の方が面白かったかな。キラキラ映画らしく、衣装やアクセサリーがもっと豪華だといいのだけど。

クリスマス・プリンス(2017年製作の映画)

3.8

欧州の王子様と平凡なアメリカ人の私が恋に!! あーん、どうすればいいの?

宮殿、王子様との乗馬、舞踏会、とキラキラシンデレラストーリー映画の要素がこれでもかと詰め込まれています。

今どき、白馬の王
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

描こうとしている題材の難しさはあるものの、この映画のヒュー・ジャックマンやザック・エフロンの佇まいを観ているとハリウッドスターであることのストイックさが伝わってくる。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

ハン・ソロ=ハリソン・フォードのファンなので、なかなか作中の世界に入り込めなかったものの、面白かった。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

もの作りに携わる人々の崇高さと狂気を靴職人を目指したダニエル・デイ=ルイス様は判っていらっしゃる。
衣裳デザインが目当てだったのですが、マーク・ブリッジス、デザインのドレスはあまり好みではなかった。素
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.5

アイディアで魅せる作品ですけど、精神障がい者=敵、悪、身体障がい者=味方、善という図式で話を進めるのはいろいろと問題があるのでは?

裸のキッス(1964年製作の映画)

3.0

奇妙な不安定さを維持したまま走る些か居心地の悪い映画。すぐ暴力でかたをつけようとする主人公の情動が印象的。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.0

マーゴッド・ロビーとアリソン・ジャネイの演技が映画を引っ張っていき、飽きさせない。
当時の事件をおぼえている身としては、アメリカのメディアの狂乱の描き方などに懐かしさ倍増。
このあと、北米では一時的に
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.0

ゴジラや軍事ネタに興味がある人には面白いのだろうけど、この二つに思いいれがないので見続けるのが辛かったです。

ネットの書き込みの文字が画面にでたりとか、妙に浮いている石原さとみの演技とかに陳腐さを感
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

2.5

あるメキシコ人家庭の何気ない日常を美しい映像と音響でお届けします。ストーリー性に頼らない、お芸術的な映画でございます。
男はクズ、でも女は前向き、みたいな女性礼賛、聖母信仰みたいなノリにもついていけず
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

アクションシーンがチャカチャカして動体視力がついていけなかったです。

アフリカに理想の君主と国家があるというある種のラスタファリアニズムぽい思想。
アフリカでおこる民族間の闘争。

差別と格差に悩む
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